1年で遠方から人が押し寄せるようになった埼玉北部のはなし
広場にあふれんばかりの人、人、向かいのアウトレットの駐車場も朝から満車。ここは渋谷のスクランブル交差点でも、原宿の竹下通りでもなく、埼玉北部のIC拠点。師走の寒さも厳しいとある週末の様子です。
我がエリアを盛り上げようとイベントをうつものの、いつものメンバー、いつものお客でマンネリ化という話もあちこちで耳にする中、なぜオープンから1年でここまで多くの人が集まる場が育ったのか?広域と連携をキーワードにその秘密を探りたいと思います。
…申し遅れましたが、埼玉北部の仕掛け人、 #チーム県北 (なかのひと)です。東京の北に位置する埼玉の、そのまた北部を地域の実験場(大人の遊び場ともいう)として、地域に来てくれる皆さん、そして地域の面々(私たちも)がともに笑顔になれるよう、いろいろな仕掛けを企てています。
人の活気が戻った、埼玉北部
埼玉北部、アウトレットと地域拠点のオープンから1年、大きく変わりつつあります。
2023年は全国的にも移動規制が撤廃されて、人の往来もかつてのように戻りました。埼玉県内でも秩父・長瀞には夏や秋のシーズンには都心を中心に多くの観光客が戻ってきて、その通り道である埼玉北部エリアも週末を中心に人の活気が出てきました。
近隣エリアとしてもようやく大々的にイベントも行えるということで、各エリアで様々なイベントが行われました。
同じような企画が、エリアごとに分断されて…
そんな中、私たちチーム県北も昨年11月の実験的なエリア連携の取り組みを行ってから、こうした各エリアの取り組みをどのように後押しできるのかと考え、この1年は各エリアにうかがいながら、キーマンはじめとしたみなさんの取り組みをうかがったり、何かちいさくとも一緒に何かできないかなと話し合い(という名の飲み会)をつづけてきました。
深谷、熊谷、長瀞、秩父、小川、ときがわ、本庄… それぞれのエリアは名前を耳にしたことがあるかもしれないですが、実はみなご近所なのです。でも以外に市町村の境界の向こうで何をやっているかはわからなかった。。
そうして、各エリアを回るうちに気づいたことがありました。以外に似たようなコンセプトの企画が各々のエリアで行われていること、そしてそれが各エリアで閉じちゃっていること。
合同企画なんて面倒くさいことしなくても、近隣同士で開催日だけ示し合わせておけば、電車や車で周遊できる半日~1日規模のイベントが(イベント会社にお金払わずとも)できるのに。
広域からでも人が集まる企画
さらに、各エリアの人たちが取り組みを見ていると、エッジの立った企画も多かったのが印象的でした。
雨後のタケノコのようにイベントが乱立した今年において、これまで通りのイベントをやっても期待していたような人の集まりも期待できなくなってきた中、ササる人にササるイベントは、重要な視点と思います。
実は冒頭の大混雑のイベントも、めちゃくちゃササる人向けでした。ワンちゃんイベントで、車で3~4時間はかかるんじゃないかという遠方からの車もたくさんあって、コンテンツがたてば広域からでも人は集まるのです。
これこそ、地域の中で閉じてやってしまったら、なかなか伝わる人が限られてしまってもったい。広域で関心ある人に刺さるべきだし、エリアをまたいで皆で協力してやる価値もあるかと思います。
広域に向けた企画で、エリアに新しい流れを!
そんな1年間の学びを踏まえて、私たちチーム県北も2024年は、本格的にエリアをまたいだ連携ということで、これまでのエリアベースでの企画から、埼玉北部への来訪者の関心軸に合わせてチームを編成して、「この企画なら遠方からでもいってみたい!」と思わせる取り組みを本格的に進めていきたいと思っています。
もともと私たちの活動も、埼玉北部の新しい拠点を機に、近隣エリアに新しい周遊と滞在の可能性を追求したいとはじまったので、サポートしたいのはこした域外の人たちも見据えた取り組みじゃないかなと。
(具体的なエッジ立ったコンテンツ…はこれから皆で考えていくつもりですが、すでに先行して水面下で動いてるチームもあります。こうご期待!)
あとは、どこでやるか。できれば埼玉北部に自由にイベントしたりDIYできたりな自由な拠点(ベース)的な場所が欲しいなあ。。(おもしろいことやるなら、うちの場所使っていいよ(こんな場所知ってるよ)という方、ご推薦お待ちしておりますm(_ _)m