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スポーツにおいてやる気を見せる方法

 今回のテーマは「スポーツにおいてやる気を見せる方法」です。選手の多くを経験したことがあると思いますが、監督やコーチから「やる気を出せ」と言われたときに「やる気を出して頑張っているんだけど…」という気持ちを持ったことがあると思います。

 逆に、指導者の立場から言うと、選手がダラダラしていて「全然やる気を出してくれない」という腹立たしさを感じたことがあると思います。

 ここで指導者がはっきりさせておかないといけないことは、選手が「本当にやる気があるのかどうか」です。つまり、やる気はあるけれど何かしらの理由でやる気が表に出せていないのか、それとも「やりたくない」「面倒くさい」と思っていてそれが出てしまっているのかを、はっきりさせる必要があるということです。

 後者の「やりたくない」「面倒くさい」と思っている選手に関しては、そのチームその組織で活動する意味はないと思うので、すぐにでもそのチーム、その組織を抜けるべきだと思います。そういった気持ちで活動に参加することほど、チームや組織にとって迷惑なことはありません。選手など組織に参加する側は自覚しておかなければいけません。

 ただし、先程の話の前者「やる気はあるけれど何かしらの理由でやる気が表に出せていない」については、改善していけばチームや組織において十分活躍することができます。

 「やる気がある」とわかるときはどんな時かというと、その人の100%が出せている時だと思います。この100%というのは、「結果」ではなく「過程」においての話です。常に完璧なパフォーマンスを見せるというわけではなく、今の自分100%を出すということです。ただし、ここで注意しなければいけないのは、自分が最も良い状態の時と、今の100%のパフォーマンスに、ある一定以上の大きな差が出てきてしまうと、それはたとえ「今の100%のパフォーマンス」だったとしても、「やる気がある」と認められることは少ないということです。

 自分が最も良い状態でパフォーマンスしたときに出せる100%の力は何回使うことができるか、自分で理解しておくことが大切です。最も良い状態で魅せる最高のパフォーマンスが、一度しかできないとして、他のパフォーマンスのレベルががくっと下がってしまいます。これでは、その選手に対する信頼度は下がってしまいます。まぐれで一度できたのかという疑いにもなりかねません。そう考えると、最も良い状態で魅せる最高のパフォーマンスを見せられる「回数」というのを、少しでも増やしておく必要があるのです。その上で、自分はあと何回100%を出せるのかを理解してペース配分しないといけません。

 「体力的にしんどくて、やる気が表に出せていないプレ」というのをよく見ます。この時に注意しなければいけないのは、今の自分の100%はどこで出すべきなのかを考えて「しんどくても頑張っています」をアピールしなければならないということです。

 「メンタル的に落ち込んでいて、やる気が表に出せていない」ときは、たとえミスが増えたとしても、今の自分100%でやり続けることが大切です。僕たちは、良い結果が出るまで挑戦し続けることができます。今の自分の100%を出すことが大切なんだと思います。

 「やる気」というのは、何かに表さないと見せることができません。プレーだけではなく、声や姿勢、態度等でも表せます。サッカーの世界で「情熱」を見せるには、今の自分の100%であり続けることが大切です。

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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