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【説教みたいな神回】新入社員や若手必見!上司や先輩に好かれる魔法!

 今日は「若手は、組織における自分の役割を理解しよう」というテーマでお話させていただきます。
 僕は、小学生の時からずっとサッカーを続けてきました。先輩後輩の関係が厳しい中で生きてきました。僕個人的には、挨拶や礼儀については、しっかりやったほうがいいのではないかと思っています。
 
 朝会ったときは、今日一日一緒に頑張るのだからこそ「おはようございます!」「今日もよろしくお願いします!」という挨拶が必要です。元気よく、明るく挨拶したいと思っています。朝から忙しそうにしている先輩に対しても、一日の最初は、笑顔で挨拶するべきだと思います。先輩の時間を奪いたくないと思う時もあります。そのようなときは、挨拶したあと「時間とらせてごめんなさい」と言って去るようにしています。
 
 企業勤めの方であればわかってくれると思うのですが、オフィスに入ってきたときに、小さな声で「おはようございます」と挨拶する人がいますよね。目も合わせずにスーッと歩きながら挨拶する人もいると思います。
 大学を卒業したばかりで、学生の気分が抜けきっていない人もいます。小さな声で挨拶するのは、組織にとって「マイナス」でしかありません。朝の挨拶の意味は、組織のメンバーみんなのモチベーションを上げることでもあります。そもそも聞こえなかったら何のためにやっているのだって話です。目も合わせない人や、歩きながらする人は、コミュニケーションについて考える必要があります。
 「朝眠いのはお前だけじゃないぞ!」と思います。帽子とらずに挨拶する人も、気をつけた方がいいです。おそらく元気に挨拶してたら何の問題もないと思いますが、わざわざ帽子をとって挨拶してくれた人には「おっ!あの人、今わざわざ帽子取ったな!」と好印象です。帽子を外さない人よりも高いポイントが入ります。せっかく挨拶するのであれば、ポイントも稼ぎに行った方がいいでしょう。
  自分が座っていて、上司や先輩が部屋に入ってきたときは、立って挨拶したほうが、これもポイントは高いです。こういうのは、やりすぎるくらいでいいと思っています。
 
 一番良くないのは、相手から挨拶してもらうまで、自分から挨拶しないことです。自分から言うタイミングは、いくらでもあったのに、知らない顔をして仕事している人もいます。挨拶されたら、そこで挨拶を返す人はどうなんだろうと思います。僕は、個人的に大切にしてることがあります。それは、先輩や上司に対しては、絶対に自分から挨拶すると決めています。できる限り、自分から先輩のところまで行って「おはようございます!」と言うようにしてます。先輩や上司に気分よく働いてもらった方が、組織の生産性が高まるということをわかっているからです。
 
 他にも、組織の中で生きていくならなら、上司や先輩にやってはいけないことがいくつかあります。
 一つ目は「言われるまで動かない」です。これも学生の気分が抜けていないのだと思います。こういった人は、自分にどれだけコストがかかってるかがわかってないのでしょう。「次はこれやってね」「あれ準備して」と、先輩に言わせたらダメですよね。上司や先輩が、あなたに「これやってください」と指示している間、上司や先輩は自分の仕事を何もやれていません。指示する時間が無ければ、上司や先輩は、もっと組織に意味があって価値がある仕事ができます。
 
 言われるまで動けないのはとてもやばいですが、上司に「手伝えることはありますか」「次、何をしたらいいですか」と聞くのもよくありません。良いことのように思われがちな言動ですが、冷静になって考えてみると、上司が指示する時間分のコストが余分にかかってるのは先ほどの話と同じです。
もしも、この組織が「上司」と「部下」の2人だけの関係で成り立っているのであればまだ費やされる時間的なコストは少ないです。ですが、そんなことは絶対にありませんよね。たくさんの人が組織にいます。つまり、自分以外にもたくさんの人がいると考えると、おそらく、あなたが考えてることは、みんな同じように考えています。上司は「手伝えることありますか」「次、何をしたらいいですか」という質問の嵐を受けることになります。組織にいる全員から同じような質問をされて、全員に指示をしないといけなくなるのです。
 上司や先輩に「部下や後輩に丁寧に指示を出す」という雑用みたいな時間を過ごさせることになるのでやめましょう。
「手伝えることありますか」「次、何をしたらいいですか」と聞く人は、自分が稼働するために、先輩の時間を奪ってるということを、理解したほうがいいです。自分と先輩、2人分のコストを使って、仕事をすることになるのです。相当働かないと、費用対効果が低くなります。どうしても質問すべき時は、そういった覚悟を持った上で「手伝えることありますか」「次、何をしたらいいですか」と言うべきです。
 
 厳しいことを言うようですが、そもそも社会人になって自分で考えて動けないのはよくありません。もし、何をすればいいのかわからない状況になってしまっているのであれば、周りを見て、考えて動くべきです。周りを見て状況を把握してないと、次に何をすればいいのかはわかりません。サッカーでも周りを見て状況を把握することが大切です。認知の力、普段の生活でも伸ばしましょう。
 先輩には、先輩にしかやれない仕事にすべてを注いでもらった方が良いです。費用対効果は高いです。それぞれが自分のできる仕事を見つけてやってく方がコストも削減できます。たとえ雑用であっても、できることを自分で見つけて、指示される前にやる!これが大切です。
 
 たまに、先輩と同じような行動をしようとする若手がいます。間違っても、先輩がゆっくりしてるからと、同じようにゆっくり同僚と話して時間を使うことがないようにしてください。先輩が1時間仕事をして生み出す価値と、あなたが1時間仕事をして生み出す価値は、きっと天と地の差です。あなたは先輩の2倍3倍働かないと、同じ価値を生み出せないと理解しておいた方がいいです。僕はいつもこんな考え方で、先輩が次の仕事をやりやすいように、頭をフル回転させて準備をします。先輩の仕事効率を高める、これが組織において、一番価値のある僕の仕事だと思っています。
 僕にまかされた仕事なんて、大したことないので、余った時間でやってしまえばいいと思っています。むしろ、余った時間でやれるくらいに成長してないといけないと思ってます。
 
 上司と部下の関係、先輩と後輩の関係で、やってはいけないことは他にもあります。
 叱られたときに拗ねたり、落ち込んだりすることです。叱ってくれた上司や先輩は、言いたくないことも言います。あなたが、しっかりしてくれていれば、嫌なことは言わなくていいのです。
 
 組織の中にできていない人がいたら、上司や先輩として、組織のために、嫌なことも言わなければなりません。厳しいことも言わなければなりません。本当は言いたくないのですが、あなたのため、組織のために言ってくれているのです。怒られた後は、すぐ反省して「ごめんなさい!」と言いましょう。そして、すぐに気持ちを切りかえて、明るく頑張るべきです。
 叱らせといて、落ち込んで、組織の空気まで悪くするのは間違っています。僕は意識してることなのですが、もしミスをして怒られたとしたら、「ごめんなさい!」とすぐに謝って、反省するようにしています。叱ってくれた上司に、そのあとすぐ言うことは「落ち込んでたら周りの空気が悪くなるんで、切り替えて頑張ります!」と伝えるようにしています。
 叱られた後、落ち込んでいて「良いこと」はありません。すぐに切り替えて明るく元気にしようと思っています。何も伝えずに、叱られた後すぐに明るくなって元気を出してしまうと、上司や先輩は「あいつ、反省してねーな!」となるので、言葉で説明するのです。
 
 叱られた後は、叱ってくれた上司や先輩に、必ず自分から話しかけます。叱ったことある人はわかると思うのですが、叱った後って、叱った人に話しかけずらい空気になります。叱った後に、部下や後輩が落ち込んでいたら、次に何か大切なこと言わないといけないことがあっても、すぐに言えなくなるのです。これは自分のためにも、自分から話しかけて空気を戻すようにしたほうがいいです。自分から話しかけておけば、何か大切なことがあったときに、先輩もすぐに話してくれます。どちらにとってもメリットがあるのです。
 
 言いだすときりがないので、あと一つ大事なことを書いて終わります。それは「先輩が自分に話しかけてくれたときには、テンポよく相槌を返す」です。まさにコミュニケーション能力だと思います。反応が暗い人や返しのテンポが悪い人は最悪です。会話も続かず、結果、先輩に気を使わせてしまいます。
  先輩が時間を使って話しかけてくれたと思うと、絶対に明るく返そうと思っています。返しのテンポを大切にしたり、求められてる返しを考えたり、先輩に徳があるように会話をしようと考えます。
 
 先輩が自分のことをいじってきてくれたときとか「ありがとうございます!」です。少々雑ないじりでも絶対に面白くしようとしています。なぜなら、上司や先輩は、その場の空気など組織のことを考えて明るく楽しい雰囲気を作ろうとしていることがあります。違ったとしても、そう捉えて人間関係を築く方が組織にとっても自分にとっても良いです。
 「自分にとってはおいしくないから」と、そっけない返しをするのはマイナスでしかありません。そっけない返しをするくらいなら、責任をもって、この場の空気をもっと面白く楽しくするべきです。
 先輩がいじってくれたなら、ありがたく受け取って、テンポよく返すくらいのことはできるようになったほうがいいです。できる上司や先輩は、いつもそれくらい組織のことを考えてくれていることに気付くべきです。

 サッカーも同じです。チームスポーツである以上、チームのためにプレーしてくれている選手がいます。細かいところまで考えてプレーしてくれている選手はいるのです。誰かのためにスペースを空けたり、相手を引きつけたり、そういう仕事をしてくれてることに気付いて、感謝したほうがいいと思います。
 こういった気配りができる人、組織のことを考えている人は、サッカーでも良いプレーをします。逆に、生活の中でも鈍感で、組織のことや場の空気すら考えず、自分のことだけ考えて生活している人は、サッカーの時も迷惑なプレーをしていることが多いです。
 
 ある程度の組織で生きてきた人であれば、こういった話がどれだけ大切かわかっていると思います。ですが、僕らにとっては当たり前でも、これまで「自分のことしか考えずに生きてきた人」にとっては、全く新しい考え方で、言ってしまえば「異文化」でしかありません。
 「自分のことしか考えずに生きてきた人」は、自分の考えとは全く違った文化を受け入れるのが難しいです。「わからないものからは逃げてしまえー!」と、結果的に、口うるさい上司や先輩のいる組織から抜けてしまう人が多いです。
 
 結局逃げてしまえばそれまでですよね。上司と部下、先輩と後輩、師匠と弟子の関係ができていない組織やチームは弱いです。言ってしまえばレベルの低い組織です。そんな人材に、クリエイティブなことはできないです。成長なんて絶対にないですし、楽な方に逃げてしまう人生になります。結果的に狭くて自由の無い、肩身の狭い世界で過ごすことになると思います。
 
 こういった「上司と部下」「先輩と後輩」の関係を嫌う人が持つ考え方があります。それは「頭を下げることはカッコ悪いことだ」「丁寧にコミュニケーション取ることは恥ずかしいことだ」といったよくわからない考えです。ただのプライドですよね。頭を下げることも「ごめんなさい」と謝ることも、「敬意をもって話す」ことも、格好悪いことではありません。
 謎のプライドを発動させている人は、理論も何もない「カッコ悪い」「恥ずかしい」という「自分の気持ち」を優先させてしまいます。プライドが高い人は、生産性のない行動をとる人間が多いです。
 
 組織において、リーダーや先輩や上司は、本来「価値の高いものを生み出す仕事」をしていることが多いです。若手がどれだけ頑張っても、リーダーや上司が生み出すものよりも価値の高いものを生み出すことはありません。つまり、リーダーや上司の時間を奪っていることがあるのであれば、それは自分がどれだけ頑張って稼働しても生み出すことがなかった組織にとって「価値あるもの」を奪っているということになります。
 自分が気持ちよく仕事をするよりも、リーダーや上司が気持ちよく仕事をする方が、組織にとって価値あるものを生み出してくれます。若手はリーダーや上司が気持ちよく仕事できるように持ってくことが、組織にとって良いのです。生産性を高めるために、自分のやれること、やるべき役割について、若手のみなさんは考え直すべきだと思います。

 まずは、明るく元気に挨拶をしましょう。先輩から話を振られたら、テンポよく先輩が美味しくなるように返しましょう。叱られたら「ごめんなさい!」と謝って切り替えて頑張りましょう。

 今日は長くなってしまいましたね!ごめんなさい!説教みたいになってしまいましたが、組織をより良くするため、組織で活躍するためには、とても大切なことです。やるだけで上司や先輩に好かれます。ぜひ意識してみてください。

 今日は「若手は組織における自分の役割を理解しよう」というテーマでお話させていただきました。
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※「いつでも」「どこでも」聞ける『音声配信』(ラジオ・ポッドキャスト)を始めました。
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