【2023年最新】コンディションマネジメントでおすすめのツールを紹介|導入時の注意点や導入のメリットも解説
社員のコンディションを適切に把握し、モチベーションアップにつなげる施策は企業の生産性向上に直結します。
しかし、人事課題をお持ちの方にとっては「具体的にどのような管理をすればいいの?」「導入に莫大な費用がかかるのでは?」という不安はつきものです。
そこで本記事では、コンディションマネジメントでおすすめのツールのご紹介から、導入時の注意点やメリットまで具体的に解説していきます。
ぜひ、企業運営の参考にされてみてください。
コンディションマネジメントとは?
コンディションマネジメントとは、社員の体調やモチベーションを左右する事象を把握し、仕事に対して最大限のパフォーマンスを発揮できるように管理、サポートする制度です。
社員の成長は企業の成長につながるので、多くの企業で社員のモチベーションの問題を可視化するコンディションマネジメントツールが導入されています。
コンディションマネジメントツールでは、システムによってさまざまな機能や特徴があり、得られる効果も違います。
社員のモチベーションが下がる要因を可視化して、最適なコンディションマネジメントツールを活用することによって、離職率低下や生産性向上が期待できます。
コンディションマネジメントの実施方法は?
コンディションマネジメントを企業運営に取り入れるには具体的にどうすればいいのでしょうか?
ここからは、コンディションマネジメントの実施方法を解説していきます。
コンディションマネジメントの実施方法①|目標を明確にする
まず最初に企業の方針と社員個人の目標をすり合わせ、明確にすることによってモチベーションが生まれます。
目標を達成したときの評価に関しても最初の段階ですり合わせておくことによって、さらに高いモチベーションでスタートすることができます。
コンディションマネジメントの実施方法②|日々の仕事とコンディションの管理
目標が明確になったら、日々の仕事を通して社員のコンディションに注視して接していきます。
社員の表情や声色から現在のコンディションを把握し、コンディションマネジメントを行います。
またここでは、コンディションマネジメントツールを活用してさらに理解を深めていくと良いでしょう。
コンディションマネジメントの実施方法③|適切なフィードバックをする
社員のコンディションを把握したら適切なフィードバックをしていきます。
コンディションが悪い社員に対しては、コンディションが悪い原因は体調なのか、モチベーションなのか、それとも両方なのかを明確にし、具体的に対処していきます。
また、コンディションが良い社員に対しては、新たな役割を与えてあげるとさらなるモチベーションアップにつながります。
このように目標を指針にし、日々の社員のコンディションに気を配り、その都度適切なフィードバックをすることによって社員や企業自体の生産性向上につながっていきます。
コンディションマネジメントのメリットは?
コンディションマネジメントを実施することによって、社員個人はもちろんのこと管理職にとっても企業全体にとってもメリットがある『三方良しの体制』が作れます。
コンディションマネジメントのメリット①|社員のモチベーション向上
コンディションマネジメントを行うと、仕事に対するモチベーションが高まり、良い結果が出やすくなります。
また企業に対する帰属意識が高くなり、自己成長や貢献意欲も強くなります。
コンディションマネジメントは従業員にメリットがあり、それがそのまま企業のメリットへと繋がるのです。
コンディションマネジメントのメリット②|管理職、企業の知識
コンディションマネジメントを行うと、コンディション改善のための知識や情報、経験がたまっていくので、管理職個人のスキルアップや企業全体の財産となります。
具体的な改善技術を習得し、管理能力が向上するシステムを企業内に取り入れれば、企業としての判断力や洞察力が高まるので、売り上げアップにもつながっていきます。
コンディションマネジメントができる管理職が増えることによって、良い循環を生み出すことができます。
コンディションマネジメントのメリット③|良い習慣ができ、離職率が低下する
コンディションマネジメントはモチベーションだけでなく、体調に関しても配慮していきます。
そのため、仕事だけでなく生活自体に良い習慣が生まれ、心身共に健康な状態で社会生活を営むことができます。
これにより、企業に対する信頼度・安心度が高くなり、離職率低下にもつながっていきます。
コンディションマネジメントでおすすめツール6選
ここからは、コンディションマネジメントを導入する際におすすめのツールをご紹介します。
コンディションマネジメントツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
コンディションマネジメントでおすすめのツール①|HiManager
HiManagerは、弊社が提供しているコンディションマネジメントツールです。
人事制度評価のコンサルティングやOKRの導入支援もしている弊社ですので、それらが連動する仕組みにしています。
各社の評価制度にあわせてカスタマイズができます。
さらには、ポジティブなコミュニケーションが促進される仕組みにしています。
行動を見える化させ、メンバー同士で称賛を送り合うことができます。
それがデータとして蓄積されていくので、普段の1on1や評価面談でも使用できます。
最後に、誰にでも使いやすい分析が可能です。
週ごとに質問することでメンバーの状態を客観的にみることができます。
他のチームマネジメントツールでは3〜5択からメンバーが選べるものもありますが、心配をかけたくないメンバーが”元気”を選択してしまうこともあります。
そのため、正しいデータが蓄積されるように工夫が必要です。
そんな中、HiManagerでは質問のカスタマイズも簡単にできるため安心です!
コンディションマネジメントツールのおすすめ②|ジンジャーワーク・バイタル
ジンジャーワーク・バイタルは、社員のコンディションを定点観測し、社員の些細な状況変化を発見することができるツールです。
コンディション管理に必要な基本機能がすべて詰まっているので、初めてコンディションマネジメントツールを使う方にとても安心です。
また、部署ごとの推移や、属性ごとの回答率がリアルタイムで反映され、グラフによる視覚化で分かりやすくデータ分析ができます。
コンディションマネジメントツールのおすすめ③|Motify HR
Motify HRは社員のエンゲージメントと生産性の向上を実現することに特化したプラットフォームです。
退職を予測し、退職率を下げたい・管理職への育成方法を知りたい・社員のモチベーションをアップし社内コミュニケーションを活性化させたいなど、社員に対してだけでなく、人事の悩み全体に対応できるところがMotify HRの大きな特徴です。
新入社員から管理職まで人事課題をトータルで解決したい企業にとっては、最適なコンディションマネジメントツールです。
コンディションマネジメントツールのおすすめ④|Geppo
Geppoは日清食品ホールディングスやavexなど多数の大企業が導入し、2017年には日本の人事部の「HRアワード2017」優秀賞を受賞しています。
Geppoはログイン不要で毎月厳選された3つの簡単なアンケートに答えるだけで、コンディションの変化を読み取ることができるので、回答率が高い傾向があります。
Geppoは25人から数千人規模の企業まで業界業種問わず幅広く導入、活用されています。「仕事満足度」「人間関係」「健康」の3つの視点からコンディションを適切に管理することができます。
コンディションマネジメントツールのおすすめ⑤|Smile Score
Smile Scoreは経営者、チームリーダーのための1on1 感情コミュニケーションツールです。
リモートワークでどのようにコミュニケーションを取れば良いのかわからない・社員の本音が分からない・期待していた社員が急に離職してしまったなど、リーダーの悩みに寄り添ったコンディションマネジメントツールです。
社員は「一行日記」感覚で今日の気分に合うスマイルとコメントを入れるだけで、チームの状態を一覧でチェックできます。
また、個人チャットや定期的な1on1ミーティングで社員をフォローすることができます。
コンディションマネジメントツールのおすすめ⑥|HR On Board
HR On Boardは悩みを抱えている新卒・中途の新入社員がひと目で分かる定着支援ツールです。
採用した後に新入社員がすぐ辞めてしまい、また採用活動をする負のスパイラル・新入社員が期待通りに活躍しないなど、新入社員に対する人事課題を解決してくれるHR On Boardは7500社を超える企業が導入しています。
HR On Boardでは素早く離職予兆をキャッチし、フォローをすることが可能になります。
新入社員の早期退職の3大理由「ギャップ」「人間関係」「業務量」の影響を分析・改善していくことで離職率を具体的に下げることができます。
コンディションマネジメントツール導入時の注意点とは?
最後にコンディションマネジメントツールを導入する際に、効果を最大限上げるための注意点について解説していきます。
導入をすでに決めている方や検討している方は、下記の件に注意して導入を進めていくと良いでしょう。
コンディションマネジメントツール導入時の注意点①|必要性を伝え続ける
コンディションマネジメントツールを導入しただけでは大きな効果は得られません。
大きな効果を得るためには、社員に協力してもらうための必要性や意味を伝え続けることが大切になります。
コンディションを管理することは自分のためになること・最高なパフォーマンスを発揮するためにはコンディション管理が大事であることなど、社員が自発的にコンディションマネジメントツールを使うような意味を理解してもらうことが第一歩です。
一度言っただけでは伝わらないので、社内に浸透するまでは「伝え続けること」がとても大切です。
コンディションマネジメントツール導入時の注意点②|多種多様なデータを加える
コンディションマネジメントツールはモチベーションデータだけではなく、さまざまなデータを入力することが可能です。
「実績」「体調」「離職率」などモチベーション以外のデータを入力、分析することによって、より精度の高い分析が可能になります。
離職率の高さとモチベーションにはどのような関係性があるのか・実績が出ている社員のモチベーションや体調にはどのような傾向があるのかなど、相関関係を見ていくと分析の可能性が広がり、適切な改善策が見つかっていきます。
コンディションマネジメントツール導入時の注意点③|定着までには時間がかかる
コンディションマネジメントツールを導入したかと言っても、すぐに効果が出るとは限りません。
むしろ社員に浸透する時間やデータを集積する時間など、物理的にどうしてもかかってしまう時間が発生するので、最初から「効果が出るには時間がかかる」という認識を持ったうえで中長期的な視点で継続していくことが大切です。
継続するに従ってデータの精度が上がり、社員の浸透率やコンディションが良くなっていきます。
まとめ
今回は、コンディションマネジメントツールに関して、おすすめのツールから導入時の注意点までお伝えしてきました。
コンディションマネジメントのスキルは幅広く応用可能なので、個人単位でも企業単位でも一生モノのスキルの一つです。
そんなコンディションマネジメントスキルを最大限まで高めてくれるツールは揃っているので、目的に合ったツールを使いこなして業績アップに繋げていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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