【僕のスマホ活用アイデア#14】表計算をスマホで編集しやすくする秘訣〜Glide × スプレッドシート〜
連載「僕のスマホ活用アイデア」では、具体的な活用方法が知りたいという方向けに、僕の原体験に基づいた活用事例を紹介しています。
会社がWindows PCだから、スプレッドシートじゃなくてExcelを使っているという人も多いと思いますが、
多くの人はGoogleアカウントを持っているので、Googleスプレッドシートを使ったことがない人は少ないでしょう。
Googleのスプレッドシートは、専用アプリをインストールせずに、ブラウザ上で表計算ツールとして使えるので非常に便利です。
しかし、スプレッドシートも、パソコンでの編集が主流であったExcelがベースとなっているため、スマホでの編集には工夫が必要です。
そこで、今回はGlideやApp Sheetといったノーコードツールを使用しスマホでもスプレッドシートを編集しやすくする秘訣を紹介します。
Googleスプレッドシートをスマホで編集するには
GoogleスプレッドシートやExcelは、元々横画面のパソコンでの作業をベースに設計されているため、スマホの縦画面のスクリーンやタッチ操作では編集しにくいです。
スマホでスプレッドシートを編集しやすくするには、Glideといったノーコードツールを使用して、アプリ化することが効果的です。
ユーザーインターフェイスを表計算ではなく、アプリのようにするというわけですね!
Glideは、誰でも簡単にアプリを作成できるツールとして開発され、プログラミングの知識がなくても利用することができます。
アプリを作るためには、
・フロントエンド(端末上の操作)
・バックエンド(サーバー上の処理)
・データベース(データを保存する場所)
が必要ですが、
Glideでは、データベースにGoogleスプレッドシートを利用し、それを操作しやすいフロントエンドを提供してくれます。
また、バックエンドの処理は、スプレッドシート上にあらかじめ関数を組み込むことで、サーバー上で処理を行ったかのような効果を実現できます。
Glideって無料で使えるの?
Glideは、無料プランでは
・アプリの作成は3つまで
・1000件/月の更新
・データベースは500行まで
・個人利用に限定
の制約があります。
恐らくほとんどの人は、GoogleスプレッドシートやExcelで、500行も使ったことはないと思いますし、
毎月1000個も更新するような使い方はしないと思うので、ちょっとした個人的な業務であれば無料で十分使えると思います。
有料プランは、月49ドル(2024.2.20現在で7,363円)かかりますが、
自前でサーバーを借りてアプリを作って運用するコストに比べれば安いという料金設定でしょう。
今回は、ちょっとした用途で使いたいので、有料プランになる必要はないです。
(有料プランになるとCharGPTとも連携できるので必要なら契約してもいいかもしれません)
具体例:日用品の棚卸し
Glideは、アプリのような感覚で、スプレッドシートを参照しながら、データの参照・追加・修正を行うことができます。
例えば、日用品の棚卸しでスプレッドシートを活用する場合、毎回パソコンを開いて入力するのも面倒じゃないですか。
また、スマホアプリで開いても、タップで指定したいセルを思うように選択できず、煩わしい。
そんなときに、スプレッドシートをGlideで編集できるようにしておけば、スマホひとつで気軽に入力できるようになります。
それに日用品の棚卸しだと、家中を移動することになりますが、スマホだと持ち運びやすく、快適に作業できますね!
まとめ
スマホでのスプレッドシート編集を効率化するには、Glideを利用することで、スプレッドシートをベースにしたアプリを簡単に作成できます。
これにより、スマホ上での操作性が大幅に向上し、外出先でもスムーズにデータの編集や確認が可能になります。
また、Glideはノーコードで利用できるため、プログラミングのスキルがなくても自分のニーズに合わせたアプリを作成することができます。
Glideを使って、スマホでのスプレッドシート編集をもっと便利にしましょう。
少しでも参考になれば幸いです。