【間取りコラム】寝室の照明の位置はどこが正解なのか
「寝室の照明(ダウンライト)は足元を照らす位置にしましょう!
寝っ転がった時、眩しいですからね。」
なるほど!確かに頭の真上に明かりがあったら眩しいかもしれない。
あぁ、こういう所だよなぁ。
本当に気が利く。
我が家を見て担当してくれた設計士さんは、いちいち気が利いた間取りを提示してくれた。
知識の引き出しも豊富だし、私達の伝えたいニュアンスも上手く感じ取ってくれて、
「あ、そうそう!そういうのやりたかったんです!」
ということが何度もあった。
何というか…完璧だった。(語彙力)
我が家は、とにかく大人数のホームパーティーをしたかった為、リビング広め、その他の部屋は狭くて良いという方針だった。
その為、寝室は「ギリギリシングルベッドが2つ+ベビーベッドが横並びに置ければ、それ以上のスペースは入りません!」と宣言していた。
結果、ベッドのレイアウトも向きも“この向き以外考えられない!“という位パツパツな寝室にして貰った。
ベッドの位置が決まっているお陰で、
頭側には小物を置けるカウンターと、そのカウンター上に携帯充電用のコンセントを設置して貰えた。
エアコンは、ベッドに直接風がかからないような位置に配置できた。
そして、照明は…冒頭の通りである。
調光機能付のダウンライトにして、寝た時に眩しくないように足元に2箇所配置する計画となった。
設計中に家具の配置が決まっていると、こういう所までつめて設計を進められるからとても良い。
我が家は、寝る前絵本を読んでいるうちに子供の寝息が聞こえるような穏やかな家庭では残念ながらなく、
(絵本を読み出したら「これって⚪︎⚪︎なのかな?」「これ美味しそうだね!僕も作ってみたいな!どうやって作ろうかな!」と興奮して話しが止まらなくなるタイプ)
おもちゃは一切持ち込まず、部屋を真っ暗にして、私は寝たふりで寝てもらうスタイルである。
(故に私の寝落ち率高め。)
加えて、
我が家の寝室はリビング直結
(廊下無し)電気のスイッチは寝室の入口のドアのすぐ横
(リビング横、ベッドから少し離れた所)
にある。
こういう理由から、寝室の電気をつける機会が少なかった。
子供達をベッドに寝っ転がらせてからリビングの電気を消して、私はそこから携帯の明かりでベッドに向かえば良いからである。
夜中に息子がお漏らししたり、鼻血が出たり(長男は何故か鼻血が凄いでる…)、そんな緊急事態にばっと電気をつける程度だった。
あれれ…折角の足元につけた電気の意味がない…
そう思っていたら。
長男がお腹の風邪で何度も吐き気に襲われる状態になった時。
ベッド上のカウンターにはいつ嘔吐しても大丈夫なように色々な道具を準備しておいた。部屋が真っ暗だとバタバタして大変だ。
「そうだ!電気をつけたまま寝よう!」
引越しして1年程経った頃だったか、やっと電気の有り難みを感じる機会を得られた。
調光機能で薄暗い光に調整をして、ぐったりしていつもより早く寝そうな息子に
「ここにバケツがあるからね、今日はずっと少しだけ電気つけてらおくからね。」
と伝えた。
さて。
私もひと通り家事が終わった。
息子の看病長期戦に備えて私も早めに寝るぞー!
あれれ…!?
ま、眩しい!!!
寝っ転がる時って頭を枕に乗せるからかな、逆に目線の先にちょうど電気がいる…!
こんな結末誰が想像したでしょう…
なんなら息子は眩しいからか、寝相が悪いからか、上下逆に寝てるし…!
スイッチは消す時は枕元にあると便利だけど、入口の近くにもないと電気をつけるのが大変。
リッチにスイッチを2つにするか、リモコン式のスイッチの方が良かったか…
オシャレさは欠けるけれど、昔ながらの紐が垂れてる電気が案外便利だったりして…!?
位置は正直天井の何処にあっても眩しいのかも…!?
天井の電気は最低限にして調光機能付のライトスタンドを置くのが眩しくなくて正解だった?
我が家は、寝室の電気はあまり付けないので現状そこまで困っていませんが、寝室の照明は何が正解なんだろう、と看病しながら考えさせられたのを、お漏らしした息子の処理をしながら思い出しました。