【間取りコラム】動線って大事

すっごい初歩的な話に気付いた話をしたいと思う。

部屋が綺麗な人は当たり前の事すぎて何を記事にしているの?と思うかもしれない。
汚い人は…この記事を読んで少しでも綺麗で快適な家になってくれると嬉しい。(何様)


平常時の我が家は割と汚い。生活感がある。

“物に住所(片付ける場所)を決めてあげると片付けをしやすい”という話を聞く事がある。我が家もちゃんとそれに従って、だいたいの物の住所は決まっている。
だから、家を片付けるぞ!と決めた時、散らばった物をその住所に片付けるだけで結構簡単に片付く。
物が仕舞われると、あとは拭き掃除などで細かい所(これを細かいと言ってしまうのが部屋が片付かない要因か?)を綺麗にすると、生活感はなくなる。
これで、
「物が少ないお家だよね!」
「生活感がない!」
とよく言われるお家が出来上がる。

簡単に片付けられるなら毎日小まめに片付ければいいじゃない。

いつも家を綺麗にしている人はそう言うでしょう。私もそう思うもの。

ところで。

我が家の薬の住所はリビング中央にある収納である。体温計とか絆創膏の救急セットもそこに置いている。
リビングで過ごしていてちょっと熱を測ったり、薬を飲ませたり。使い勝手の事を考えたらこの住所で間違いないと信じていた。

この延長で、皮膚科に処方して貰った息子達の保湿クリームも勿論薬の1つなので、何の疑問も持たずにリビング中央の収納棚に置いていた。

この保湿クリーム、お風呂上がりに必ず塗るので私の行動の流れとしては、

お風呂出る→息子達逃げる→追いかける→追いつく→体拭く→薬をリビングに取りに行く→散らばった息子達を呼び戻す→戻ってきた方から薬塗る→薬をリビングに戻す
(※私まだ裸)

と、こんな感じである。
色々無駄な動きが多い。
何の動きを削れるか。
息子達が逃げないようにするのが1番いい。誰かそういう道具を作って下さい!
薬をリビングに取りに行ったり戻したり。この行動が面倒くさくなってくる。

結果どうなるか。

薬を片付ける気力が無くなり、洗面台の上に置きっぱなしになる。これが生活感のある部屋の始まりである。きっと始まりはこういう小さな事のチリツモで部屋って汚くなっていくと思う。

そこで、最近気付いた。
お風呂上がりに使う薬類とそのストックは洗面台下の収納に変えればいいのでは?
実際に移動してみると、無駄なウロチョロは無くなるわ、無理なく片付けられるわ、生活レベルが上がった気がした。

めちゃくちゃ低レベルな話だけど…
物の住所を変える事でこんなに生活が快適になるんだって結構感動した。

それ以来、物の住所変更を意識的にするようになった。
オヤツ置き場の場所を長男用、次男用、大人用の3箇所に分けてみたり、オモチャの引き出しの整理の仕方も変えてみた。

結果。生活がしやすい!!


私が片付けられないのって根性論の問題だと今まで思っていた。物の住所が決まっているならそこに片付ければいいのだから。

確かに最終的には根性や持続する気持ちが必要なのだろうけど、いかに自分の生活に合った物の住所を決める事が出来るのか、も大事な要素であると気付いた。
物には使い方によって生活のしやすい住所というのがあって、それには常識(薬だからリビング)とか薬は皆同じ場所、とか、そういう固定概念は不要なのである。

“家事動線を考えた間取り”というワードをよく耳にする。

私は今まで間取りというのは見た目(デザイン)重視で動線に全く興味を持っていなかった。

動線が悪いって言ったって家の中の話でしょ?少し位動線が悪くたってそれは運動不足解消されるからいいでしょ。
それより見た目よ。広いリビングにおしゃれな空間が大事なの。

そういう思想で家作りをしていた。
でも、この年になって気付く。

動線って大事。

よし、片付けを始めよう。

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