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「ぼく」と「本」の出会い
「趣味は本を読むことです。」
今でこそ胸を張っていえるが、ほんの二年前までは全く本を読まなかったし、読書をする意味がよくわかっていなかった。
活字を読むのが苦手で、読むと眠くなるというのがオチだった。
しかし、お母さんが読書家なため、小さい頃から本は読みなさいと言われてきた。
正直、読みなさいって言われる理由がわからず、友達と遊戯王をしている方が100%楽しかった。
なので、その当時はありとあらゆる言い訳を使って、読書から逃げてきた。
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そんな読書とは無縁だったぼくがなぜ本を読むようになったかというと、代わり映えのない日常に疑問を抱いたからだ。
朝起きて、スマホで友達からの連絡、SNSのチェック、電車に乗り、大学の講義を受け、友達と遊び、バイトをして、夜YouTubeを見て寝る。
まるで、時計みたいに同じところをグルグルと回っている感覚になっていた。
友達と放課後、買い物したり、ゲームしたり
バイトの人と仕事をしたり、飲みにいったり
楽しかった。
これ以上の青春はないのでは?って思うくらい楽しかった。
しかし、どこか満たさせない気持ちがあった。
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その満たされない原因というものが、ぼく自身の性格である「人と違うことをしたい」にあった。
タピオカが流行った時には飲まなかったし、ワンピースなどの有名な漫画もほとんど読んでいない。
人がやっていないことをカッコいいと思っていたし、人と違うことをして目立つのも好きだった。
そういう性格もあって、みんなと違うことを何か始めたいと思った。
そこでたどり着いたのが、「読書」だった。
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スタバなどのカフェで、ぼくが話したり、遊んだりしている中、ひとり黙々と本を読んでいる姿はすごく大人で、カッコよくみえた。
「これだ!」
ぼくの周りには、読書を趣味にしている人はいないため、人と違うことができて、カッコいいという、ぼくにとって何か始めるには最高の条件だった。
そこからすぐ読書家であるお母さんからオススメの作家さんを聞き、ぼくの読書生活がついに始まったというわけだ。
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ここまで長々と話してきたが、見ての通り、読書を始めようと思ったきっかけはすごく安直で、かなりバカっぽい。
「ただ周りと違うことをやって、カッコよく、優越感に浸りたかった。」
文字で表すと、すごく恥ずかしいが、趣味を始めるきっかけって結局のところそんなものだ。
そこがぼくの場合は読書だっただけで、他にも選択肢はたくさんあったと思う。
そこは人によって違うし、誰かと比べるものでは絶対にない。
ただ、本を読むことで人生の可能性を広げることができるとぼくは思っている。
なので、
次の記事で、ぼくが本を読むことをオススメする理由を紹介していきたい。
2021年9月5日 けんぼーい