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#1【早見和真】この1年の正解

4月1日から新社会人となりまして、新たなスタートを切った健悟です。

”自立” ”責任”

日々このような言葉を実感しながら、毎日過ごしています。

みなさんにとって、どのような一週間だったでしょうか。

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早速ですが、本日から本の紹介をしていきたいと思います。

「あの夏の正解」 早見和真

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2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、中止となった甲子園。
そこを目指して取り組んできた高校球児は「甲子園のない夏」に苦しむ。
続けても意味がないと感じる3年生、選手に何をしてあげればいいのか悩み続ける監督。
これは必死に答えを探す「あの夏」の”ノンフィクション”物語。

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たまたま行きつけの書店で見つけて、何も買うつもりはなかったのですが、タイトルと装丁に惹かれて購入しました。

ぼくは野球が好きで、小学生のころから甲子園を見るのが、”夏休みの定番”の過ごし方でした。

一つの白球を追いかけて、懸命にプレーしている姿には本当に毎年元気をもらいます。

そんな甲子園もコロナ禍という未曾有の事態で”中止”となってしまったイベントの一つです。

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高校球児なら一度は憧れる舞台、甲子園。

観客の声援、ブラスバンドの演奏を受けながら、プレーすること、”仲間とともに甲子園で勝つこと”を夢見て、辛い練習を乗り越えてきたことを思うと、自分のことのように胸が痛いです。

そんな夢の舞台がなくなった彼らの、”何を目標にがんばればいいのか”自問自答している姿に勇気をもらいました。

ぼくが中でも印象的だったのは、彼らの”考え方”です。

”野球という一生懸命になれるもの”を見つけた彼らは、考え方がとても大人で、ぼくの高校時代より、一歩も二歩も考えて行動していました。

「甲子園というわかりやすい目標を乗り越えるより、この状況を乗り越えた方が得られることは多いのではないか」
「勝ちにこだわり過ぎて野球が楽しいという感覚を忘れていた。コロナ禍でなければ思い出せなかった」

これは本書で書かれていた一部を抜粋したものです。

コロナ禍で甲子園がなくなったことをどうにか”プラスに考える姿勢”や、この経験がなかったら”味わうことができなかった感覚”を得た姿が、そこにはありました。

”当事者”でなければわからない答えがあり、”当事者”でなければ得ることができない”答え”を彼らは見つけられたのではないかと思います。

「あの夏の正解」を必死に考えた彼らは、これから人生を歩んでいく中で、他の人よりも”大きな武器”を手にして、未来へと進んでいくことだろう。

緊急事態宣言が始めて発令されて、もうすぐ1年になります。

みなさまは「この1年の正解」を見つけることはできましたか?

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2021年4月10日 健悟

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