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現実的なコストを乗り越える、理想のデザインの作り方。
goyemonのデザイン哲学は、日本の伝統と最新技術を融合させ、現代のライフスタイルに寄り添う、簡単には真似ができないプロダクトを生み出すこと。
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Makuakeでの累計総支援額1億円を達成。
その中で直面するのは、理想と現実の間に横たわる「コスト」という高い壁である。
例えば、僕たちの代表作である雪駄×スニーカー「unda-雲駄」。雪駄の伝統的な形状を現代のライフスタイルに合わせて再設計したこのプロダクトは、斬新なアイデアである一方で、製造コストが高くなる要因も多かった。特に、オリジナルのソールを製作するための金型費用や、一足ずつ丁寧に仕上げる作業が必要であったりと、こだわる程にコストも上がっていた。
しかし、僕たちが追求しているのは、「ただ安いだけの製品」ではなく、
デザインとストーリーが一体となったプロダクト。自分たちの美学と信念を守りつつ、実現可能にする。この挑戦が、goyemonのデザイン哲学を形作っていった。
コスト問題からデザインを守る方法。
プロダクトデザインにおいて重要なのは、見える部分だけでなく見えない部分のコストをどう最適化するか。製品単体のデザインに集中しすぎて、「見えないコスト」が忘れられてしまう。
例えば、以下のような「見えないコスト」が製品の総コストに大きく影響を与えていたりする。
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