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noteピックアップ2021.3.29-4.4

この1週間、noteで読んだ記事の中から5編、ピックアップさせていただいています。感想文というよりは記事をきっかけに自分の頭の中に湧いてきたことを綴っていく感じになっているので、元記事とは少し離れていってしまっているかもしれません。今回で10編目になります。

訪問ありがとうございます。
大学や専門学校で身体の仕組みに関わることや運動・トレーニングについて講義をしながら、運動部活動でトレーニングサポートをしています。

noteでは日々の雑然としたことや、スポーツ選手の体格に関わるデータをまとめています。今回のnoteピックアップシリーズは今回で10回目です。

通訳の仕事の9割は誰からも見えない
(佐々木 真理絵)

アスリートの通訳として活動されている佐々木真理恵さんの記事。私もこれまでの活動の中で通訳の方の活動を身近に見ていた場面もありましたが、それでも見えていないところはたくさんあります。

何より、見えている場面(ミーティングや練習中のやりとり)でのハードさ。終わって疲労困憊になっている姿などをよく見かけていましたが、それでも頼ってしまうところもありましたね。

仕事仲間以上、友達未満。
9割以上の仕事が他人から見えないのは通訳だけじゃない。選手もコーチも分析スタッフもトレーナーもフロントスタッフも、それぞれ誰からも見えないところで動いている。

勝手ながらこの感覚はとても共感できます。特にいわゆる裏方の場合には表面的にプラスを生む以上に、マイナスを生まないことが重要である場面もあるんではないかなと思っています。それゆえに伝わりにくい部分もあるけれど、その土台が安定していることが直接のパフォーマーである選手のプラスを生むことに貢献している、そうなることを胸に今後も活動していきたいです。ありがとうございます。

キャプテンとは監督と選手を繋ぐ通訳者なのかもしれない。(レオン)

「自分語り」で記事を執筆されているレオンさんの記事。小学生時代にキャプテンを務められたお話です。

監督と選手は立場が違うから同じ目線で物事を見れないことが多い。そのこともあって監督が伝えたいことがうまく選手に伝わらなかったり、逆に選手は自分たちの気持ちを監督に伝えられずに不満が溜まっていったりすることもある。

だからこそ選手目線の私が監督の考えを聞いてそれを具現化して示していければ周りの人もやらされているからやるという受け身の気持ちではなく、リーダーである私の行動を見てじゃあ自分も動いてみようという能動的な気持ちになるかもしれない。

小中学生時代は上手い子、試合で活躍している子がキャプテンになりやすい場面もあると思います。それはそれで1つの引っ張り方でもあります。上記のような考え方は高校生でもなかなか難しい場面もあります。

組織の中ではキャプテンやリーダーに対する指示や指摘がどうしても多くなってしまいます。それは今の私個人でもそうです。こちらからもこう捉えてもらえるような、どこを頑張ってほしいかということは明確に伝えなくてはいけないことです。

キャプテンやリーダーに対するレオンさんの考え方、私も共感できます。

通訳者みたい

まさしくそうですね。ありがとうございます。

頭の中を整理するために文字を書く
(George Yoshida/吉田丈治)

株式会社リバネス取締役CIO/創業メンバー である吉田丈治さんの記事。

このようにピックアップさせていただく際にはやはりタイトルが大きいのですが、これは自分でもよく行っているかなと思います。

そんな中で文字を書くというのは、有効に作用する。自分が何をどこまで考えたのかを文字にすることで、見えなかったなにかの輪郭が徐々に見えてくる。もちろん、最初は全然見えないところから始まるのだけど、考えたという実績が文字になることで脳みそに刻み込まれるのだ。

文字を書く事によって、体験が具体化されて形となって残る。これは記憶だけしているのとは大きく違う。打ち込んだ文字は脳みそに大きく刻まれ、生活の色々な場所で顔を出すようになる。何もしなかった時より遥かにパワーを内包していることに気が付くはずだ。

仕事柄講義を行っていますが、時々自分が話す内容を文字に起こしてみることがあります。これは台本ではなくて、喋り言葉のまま。音声にすることもあるけれど、文字にしてみるとまた違う成果や課題に気付けることもあります。頭の中でまとまっているようでわからないこと、たくさんあります。
ありがとうございます。

運動会の「二層構造」を解き明かす
(アカデミック先生@スポーツの観方を研究する人)

現在、大学院でスポーツマネジメント学んでいらっしゃるアカデミック先生の記事です。

しかし、いくつかの場面では、二層構造が発生する。それは、運動会、音楽発表会、送る会などの「全校行事」である。子供が学年ごとに順番に「内側」に入り、それ以外の学年は「外側」で観る。そして、教師や一部の子供は二層構造の「フレーム」を作る役割を担う。年に1回しかない特別な行事のほとんどが、学校では貴重な二層構造を持ったイベントになっている。

そしてほとんどの場合、そのようなイベントでは子供は「内側」よりも「外側」にいる時間の方が長くなる。つまり、行事全体の満足度への影響は、「内側」での体験よりも「外側」での体験の方が割合が大きいのだ。しかし残念なことに、子供の「みる人」としての体験を意識して行事運営をしている教員を見たことがない。それでは構造としては成り立っていても、外と内のインタラクションは発生しない。

フィールドを囲んでいるだけで場を形成していることにも貢献しているかもしれないけれど、場を形成しているが故のマイナス面もあるように思います。そこにいるけれど無関心、ということをやっている側が感じると大きなマイナスになる。
ずいぶん昔のことになるけれど、自分自身でもそうだったと思います。みるのではなく、待ち時間だった。

ちょっと話がそれてしまいますが、部活などでも「みる体験」は未成熟のことがとても多いと思うんです。ずっと試合に出ている人たちはこの経験が薄いままのことが多いし、何試合かやる時に終わって自分たちの反省、みたいになっていることもある。自分たちの試合は沢山みてもらっているのに。

これが支えるという立場になるともっと差が出てくる。試合の審判や運営面をレギュラーではない人や怪我した人がやるもの、みたいな流れをつくってしまいかねない。部活の中で教育的観点ということではなく、スポーツの在り方としても不可欠であると日々感じるし、取り組むべき課題でもあります。ちょっと勝手に話を膨らませてしまいましたが、、、ありがとうございます。

無観客試合、せめて当該チームの部員はみれないか?ということはずっと思っています

DNA COACHING FUNDAMENTALS
(VOLLEYBALL Labo)

"The FA"が提唱している『DNA COACHING FUNDAMENTALS』の理念について紹介していただいています。サッカーコーチが守るべき12箇条のことのようです。国内すべてのコーチング・セッションのデザインと運用のための一貫した枠組みを提供するための原則、と位置付けられています。

ここで紹介してしまうと記事の大半を引用してしまうことになってしまうので是非リンク先をお読みください!

競技は違いますが、留めておくべきことが沢山含まれています。
今年度、本格的に取り組んでいく

余談ですが、イングランドの統括組織はThe FA、日本だとJFA。発祥の地であることもこういったところから伺えますね。これはラグビーについてもそうですね。

貴重な資料、ありがとうございました。

あとがき

意図したわけではないですが、どういうnoteに反応するかというのはその時の状況によっても変わってきます。対面でのチーム活動が増えたり、新年度に向けた準備の中で刺さるものがあったかなと振り返ってみると思います。

いよいよ新年度が始まります。今のところ予定通り進みそうですが、状況によって対応できるように余白をつくっていくのが当面の目標です。

今回も色々な記事をありがとうございました。

先週の記事など








読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。