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Nº10 B2レベルイタリア語への腕試し イタリア語検定1級という助走(1) 面接試験

 CILS DUE-B2を目指していく上で、可能であればその”助走”の一環としてイタリア語検定1級に合格しておくのは、よい経験になるでしょう。

 そこで、ぼくがイタリア語検定1級を受検したときのことをお話ししたいなと思います。今回は、1級の二次試験、面接のお話です。

 興味のある見出しのところだけ読んでみてくださいね。

受検地まで往復で2万円

 とりあえずお金の話からですが、イタリア語検定の二次試験は、日本国内での受験であれば東京と大阪のいずれかに限られています。これは今でもそのままです。当時の僕は、大阪を選びました。そのときに要した交通費がもろもろ合わせて2万円です。

 僕は合格を確信していたので、そこも含めてあらかじめ了承の上で受検を決めたわけですが、もし「多分合格」程度の確信度合いなら受検を躊躇ったでしょう。
 合格してもイタリアでは認知されない検定試験に、受検料とあわせて3万数千円を支払うわけですから当然です。

試験は午後

 僕の記憶だと、試験は午前と午後にタイムテーブルが分かれていて、ぼくはそのうち午後の1番初めくらいでした。ちなみに試験のためにそれ用の準備はしておらず、自分の素の状態でいけば受かる、としか頭にはありませんでした。

 もちろん、会場に入って試験開始までの30分か40分くらいというのは、「合格確信」というのが心理的に悪影響を及ぼし始めるので(自然なこと)、若干ナーバスにはなっていました。

 ですが、だからといってイタリア語に関する何かを眺めていたわけではなく、むしろ何も見ずにリラックスすることだけを心がけていました。

 試験直前にこれまで使ってきたプリントだのテキストだのを見直しするのは、脳の働き的には悪影響しかないと知っていたので、あれは正しい対応だったと思います。

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