見出し画像

【読書記録:2024年8月】本についての本を読む

こんにちは。

8月は8冊読めました。先月と違い小説は2冊のみ、残りのほとんどが読書や読書法に関する本でした。

  • 読書は鼻歌くらいでちょうどいい/大島梢絵

  • むらさきのスカートの女/今村夏子

  • 死ぬほど読書/丹羽宇一郎

  • 書店員は見た!本屋さんで起こる小さなドラマ/森田めぐみ

  • 此の世の果ての殺人/荒木あかね

  • さみしい夜にはペンを持て/古賀史健

  • 書く習慣/いしかわゆき

  • マジカル勉強脳/こーずぶろぐ

読了日とその本(2024年8月分)

今月も先月同様、特に印象に残った本をお話していきたいと思います。

先月の記事(7月読了本)はこちらです↓


読了本たち+α

読書は鼻歌くらいでちょうどいい/大島梢絵

読書について語っている本です。著者の、読書に対してゆるく向き合っている姿勢が、柔らかい文体の中語られていきます。

この本の特に良いと思ったところは、本の薄さに反し文章量が多い点。こういった本は通常、文と文の間に余白をたっぷり使い、挿絵もふんだんに入れて分量自体はそれほど多くないというイメージですが、こちらの本はびっしり書いてあり、読み応えがとてもあって長く楽しめます。

同時に著者の、「本」や「読書」に対する考えがより深く書かれていてとても面白い作品でした。手元において今後も読み返したいです。

死ぬほど読書/丹羽宇一郎

こちらは読書法に関する読書本。
この方は伊藤忠商事名誉理事というすごいお方なのですが、読書に対する考えはとても親近感が湧きました。

引用すると長くなってしまうので省略しますが、読書をしている中で感じること、書店に行って感じることがうまく言語化されていて、共感するのと同時にその表現にとても納得していまい、フセンをたくさん貼ってしまいました。

書く習慣/いしかわゆき

そもそも私がこうしてnoteをちょっとずつ書くようになったのは、こちらの本がきっかけです。

noteでも活躍されているいしかわゆきさんの文章は、すごく心に響いて、説得力があって、少し笑えて、文章ってすげぇなと思わせてくれました。

同時に「書くこと」のハードルをこれでもかというくらい下げてくれる本です。だからこそ私はこうして拙いとわかっていながらもnoteに投稿しようと決意できました。
noteやSNSに投稿したいけど踏ん切りがつかないと迷ってる方はぜひ手にとってみてください。

マジカル勉強脳/こーずぶろぐ

私は、普段あまりYoutuberの方が書いた本は読みません。しかしたまたま見かけたこーずぶろぐさんの動画での、そのかなりストイックに見える勉強への姿勢に驚き、その思考法が知りたくて購入しました。

こーずぶろぐさんはYoutubeで、自身の勉強している姿をvlogという形で投稿されています。その勉強時間は1日10時間を社会人になっても保っているそうです。

実際本の内容はと言うと、紹介されている勉強法自体はおそらく様々な媒体で紹介されているものだと思います。
しかしそういったものとの違いとしては…
①それぞれの勉強法を普段使っているうえでの体験談や工夫した話が多い
②実際こーずぶろぐさんがこの勉強法で薬剤師などの資格を取っている
③気合ではなくロジックに基づいて長時間勉強を可能にしていることが書かれている
…ことがこの本に説得力をもたらしています。

具体的に書いてあるので、大人になっても勉強したいと考えている、またはしている方におすすめです。

途中で投げてしまった「とある本」

普段私は本を途中で投げることはあまりしないのですが、残念ながら今月はそれが1冊ありました。
それは 生きるぼくら/原田マハ です。

原田マハさんの作品は好きです。この本も、序盤はいつものようにすぐに引き込まれました。
しかし…中盤からちょっと現実味のない話になってきたと感じ、また登場する人々も根っからの善人ばかり、そうして主人公にも感情移入できなくなり、と違和感が大きくなってきて諦めてしまいました。

原田マハさんは大好きな作家さんの一人なので、自分でもこうなってしまい少し驚きました。

おわりに

8月は不眠に悩まされた一方、持病の調子がすこぶる良く、眠い目をこすりながらもたくさん読むことが出来ました。

今年は8月終了時点で42冊読了。2024年は60冊目標(月に5冊ペース)なので、余裕をもって達成できそう。山のような本棚の本も減ってきている、と思っていたのですが…。

私は普段、Yotubeやネット記事などで本の情報を集め、気になるものがあったらウィッシュリストに入れて続け、それらが溜まったら一気に買うという買い方を良くしています。
そして今月(9月)買った本はこちら。

  1. 夜の光/坂木司

  2. 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜庭一樹

  3. いつか陽のあたる場所で/乃南アサ

  4. 神はサイコロを振らない/大石英司

  5. ちぐはぐな身体 ファッションって何?/鷲田清一

  6. 死にたくなったら電話して/李龍徳

  7. 今だけのあの子/芦沢央

  8. 東京近江寮食堂/渡辺淳子

  9. ビブリア古書堂の事件手帖/三上延

  10. ビブリア古書堂の事件手帖2/三上延

  11. ビブリア古書堂の事件手帖3/三上延

  12. ビブリア古書堂の事件手帖4/三上延

  13. なんらかの事情/岸本佐和子

  14. あのひとは蜘蛛を潰さない/綾瀬まる

  15. アルケミスト/パウロ・コエーリョ

  16. ミーナの行進/小川洋子

  17. こちらあみ子/今村夏子

  18. カササギ殺人事件 上/アンソニー・ホロヴィッツ

  19. カササギ殺人事件 下/アンソニー・ホロヴィッツ

  20. プリズン・ブック・クラブ/アン・ウォームズリー

  21. 欲が出ました/ヨシタケシンスケ

  22. 三十の反撃/ソン・ウォンピョン

  23. 鹿の王 上/上橋菜穂子

  24. 鹿の王 下/上橋菜穂子

  25. 沖で待つ/絲山秋子

  26. 死神の浮力/伊坂幸太郎

買いすぎ。8月読了本の3倍強の量です。

しかし、昔話題になった名作、賞を取ったもの、最近発掘されバズったものに加え、続々と気になる新刊が出ています。更に本を読めばそこに気になる本や著者を見つけ、そうやってまた芋づる式に買ってしまう…。
積読本の数>読了本の数、という図式はこの先もずっと変わることはないかもしれません。

でもそれが楽しかったりします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集