SNSマーケティング編(二)|中国Z世代に支援されるREDのご活用方法
皆様、こんにちは!日本滞在歴11年、約200社ぐらい中国進出の実績を持つ日中越境ビジネスの架け橋_Kelvinです。
前節には、REDの基本を紹介してまいりましたが、今回の記事では、中国Z世代に支援される、中国Instagramとも呼ばれるREDの活用方法についてご紹介していきます。
前回の内容について、ご興味があるようでしたら、下記よりアクセスしてみてください。
RED特徴
全体構成
APPを開くと、まずTop画面の最上部のタブに、「フォロー」「発見」「地域」がそれぞれ表示されます。
TOPページ(首頁)
「フォロー」をクリックすると、現在自分がフォローしたアカウントの発信コンテンツが時間順で表示するロジックとなります。
「発見」をクリックすると、自分が興味を持つコンテンツのカテゴリーに合わせて、画面上に縦2列のコンテンツがインフィード形式でREDのアルゴリズムによって推薦される形となります。
「地域」のところに、ローカル店舗、スポット、グルメの情報諸々がそれぞれのカテゴリーにて紹介されます。
検索欄
検索窓でキーワードの検索を掛けていたら、「全部」「ユーザー」「商品」のタブがそれぞれ表示するようになります。
まず、「全部」タブに関しては、テーマ、ハッシュタグ、タイトルなどで入っている検索キーワードに関連高いもの、かつエンゲージメント率が高いコンテンツ(写真&動画)がユーザーに推薦されやすいロジックとなります。
「ユーザー」におかれましては、Instagramと同じように、関連のキーワードがユーザー名として入っていたら表示される形になります。
「商品」タブには、検索キーワードが直接タイトルに入っているか、もしくは商品詳細頁の中に記入されているかによって、上位表示される仕組みとなります。
ユーザーが興味深いカテゴリー
RED公式発表のデーターによりますと、各カテゴリーのアクティブユーザーのTop5はファッション、グルメ、ライフスタイル、化粧品とお出かけ情報になります。また、近年、発信コンテンツの多様化により、インテリア装飾、教育、医療健康、ウェディング&写真撮影、自動車などのジャンルも急増しております。
REDのご活用方法
ユーザー行為@RED
REDはZ世代の若者に支援される特徴として、いくつかの行動が最も発生しやすいと言われております。検索、他人コンテンツのコメント閲覧、最新トレンドの取得、クリエティブ&商品の発見、知り合いにコンテンツのシェアなどが代表的な行動です。
コンテンツの投稿からPR商品&サービスを紹介し、興味を持つユーザーにREDのアルゴリズムによって推薦され、投稿のエンゲージメントを獲得しながら、REDで直接購買を行い、トラフィックの獲得から購買コンバージョンの実現まで一連のプロセスで全てRED内にて完結させることができます。
ブランド商品の「種草」
近年、若い女性ファンがますます増加していく中で、「今天你被种草了嘛?」(本日、あなたはREDによって商品&ブランドを推薦されましたか?)との言葉が一時的にトレンド用語となりました。
RED公式発表のデータによりますと、45%のユーザーはキーワードの検索行為によって情報をゲットする傾向がある一方で、55%のユーザーはREDのアルゴリズムによって推薦された情報を仕掛けられることが多いです。さらに、REDのアルゴリズムによって推薦されたコンテンツを閲覧した後、キーワードを検索して意思決定を行うユーザーの割合が62%です。
「種草」攻略の投稿種類
現在、中国の労働環境も変わり、特にIT&ネット業界の残業文化が加速されていく中、若者が自由に支配できるプライベートの時間もかなり凝縮されています。より効果的に細分化された時間を有効活用し、自分で興味しか持たない情報をいち早く手に入れるために、REDのようなソーシャルメディアを利用しています。
その中で支持が最も高い投稿コンテンツは大枠以下のパターンになります。
①製品評判系:同じカテゴリーの商品(例えば、フェイスマスク)それぞれの特徴、効果や使用体験を共有し、どのタイプの肌に推薦できるかを紹介していくコンテンツです。
②好物推薦系:特定の季節によって推薦できる商品の紹介。例えば、梅雨におすすめヘアケアの商品を違う切り口で紹介するコンテンツがかなりユーザーから信頼を得ています。
③攻略系:特に経験が全くない、もしくは経験が浅い人をターゲットに紹介するコンテンツです。例えば、大学新卒はどうやって履歴書を作成し、採用面接はどういったところをポイントとして注意すべきか、内諾をいただいたが、実はあんまり興味ない仕事内容でどう断っていくかなどの攻略系コンテンツもよくエンゲージメントが高いです。
④芸能人推薦:芸能人による推薦で「〇〇同款」という紹介をするだけで、若い子たちを狙っていく施策。写真や動画コンテンツを活用することで、一気に商品&ブランド認知を高めていきながら、売り上げを獲得していく方法です。
まとめ
本日、REDのご活用方法篇を以上にてまとめてみました。いかがでしたか?次回、REDにおけるブランディング戦略の部分について紹介していこうと思います。また、次回をお楽しみに。
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