父の死を経験して想うこと
人はいつか死ぬ。
これは分かっているけど、なかなか直視したくない事実。病気だけじゃなくて、事件や事故、最近の自然災害の多さなども考えると健康な人だっていつ突然亡くなるか分からない。
わたしは介護施設でも仕事をしていますが、今年で丸15年経った。日本人の平均寿命前後の方と日々接しているので、医療・介護の業界以外の人からしたら人の死というものを身近に感じていると思う。そんな私は今年の8月に父親を亡くすという経験をした。まだ2か月半ほどしか経っていない。
幸いにして、今、心理学の講座を学んでいる真っ最中ということもあり、とても助けられているな、と感じてる。
今回はその辺りから、ストレスとの向き合い方をもう一度考えていきたいと思います。一見ポジティブとみなされるような嬉しい出来事も、新しいことや行き先が見えないことは少なからず心身に負担がかかります。そして身近な人の死は上位3位に入るくらい強いストレス。
真面目な人ほど自分に厳しく、ストレスになっていてもどれだけ疲れているのかに気を配らずに頑張ってしまいがち。なので、自分への戒めも込めて心の整理と対策についてまとめていきたいと思います。
生活上のストレスを数値化する
上の表は、働いている人のライフイベントのストレス強度を数値化、順位図付けしたものです。過去1年間で起こった出来事の点数を足していき、その合計が300点以上だと翌年に健康障害が生じる可能性が80%と言われている。
見えないストレスを数値化することで、自分の状態を把握しやすくなりますね。昔、何の勉強をしたときか忘れてしまったのだけれど、この表を学んだことを覚えていて、身近な人の死はとてもストレスがかかるんだと思ったことを記憶していました。
親族の死は73点。
今年は他にも、多忙による心身の疲労(62点)、家族の健康や行動の大きな変化(59点)、睡眠習慣の大きな変化(47点)、仕事に打ち込む(43点)、家族メンバーの変化(41点)、仕事のペース、活動の増加(40点)、自己の習慣の変化(30点)、レクリエーションの減少(37点)などがありました。
ここまでで432点。。。これはヤバいですね・・・。
内容的に重複しているかな、と感じるものを入れているので過剰評価になっている可能性もあります。でも、今年は親族の死というストレス度合いの高いものがあったし、わたしの性格上、ヤバさを認識しておかないと配慮しなくなってしまうので、ここでは「危険な状態である」ということをしっかり認識してケアしていきたいと思います。
この点数化をやってみて思うのは、自分が思っているより負担がきているのかも?という視点が持てることが重要かな、と。心の病気にかかってしまう人は真面目で頑張り屋さん。「これくらいのことで」とか「こんなことくらいで」と、つい自分に厳しくなる人が多いと思う。だから客観的な視点を持つことはとても大きな意味をもちますよね。それに軽い負担でも重なることで点数が高くなることを考えれば、ストレスがかかっている時は無理をしないで自分に配慮しようという気になれますね。
と、自分に言い聞かせて対策せねば。。
引っかかっているものを探る
父が具合悪くなって介護保険のお世話になるようになってから、5~6 年は経つのかな。健康状態の把握のために血液検査のデーターとか薬情報とか見せてもらうようになり、積極的に介入していった。自宅でのリハビリも担当して一緒に身体動かしたり、マッサージしたり、そういうこともやってきたからそういう意味での後悔はほとんどないと言えるかな。
無口で外出嫌いな父とは出かけた記憶はほぼない。小さい時に夜のお祭りに連れて行ってくれたとか、そういう記憶が少しあるくらい。
父との関係の中で、何か後悔することがあったとするならば、命を繋ぐことができなかったことが浮かぶ。「父から結婚しないのか」とか「相手はいないのか」とか一切言われたことはないんだけど、内心とっても心配してくれていたんじゃないかなって思う。
それに、祖父もそうだったみたいだけど、ご先祖様のことをだいぶ調べていたみたいだし、そういう意味で血筋を後世に残せていないことについて考えるとわたし自身胸が苦しくなる。ごめんなさいって言葉だけではどうにも消化できない苦しさがあることは確かなので、これについても時間をかけて自分で自分を癒していかなければいけない事柄だなって認識してる。正直、これに関してはとっても重く感じるし、まだまだ時間がかかりそう。。。
残された家族のこと
わたしは3人兄姉の末っ子だけど、家を引き継ぐのかな・・って小さい時からずっと頭にあった。引き継ぐって言ったって事業をしているわけでもないんだけど、両親の面倒はわたしがみるんだろうなと感じていたし、結局のところ実際そうなっている。
ここでは詳しく書かないけど、兄との関係については常に問題が付きまとう。自分のことだけ考えられればいいんだろうけど、【そうできない重圧】というものを無言の圧力という形で感じていて、子供の頃からずっと苦しめられている。そしてずっと打開策を探し続けている感じ。今学んでいる心理学もその一つかなって思う。
わたしはホロスコープが好きでよく活用するんだけど、そういうことが面白いほど読み取れる。未来のために使うというよりは納得感が欲しい時や、なんで自分はこうなんだろうと思った時の答え合わせ的に使っている感じ。ずっと家を引き継ぐのかなと思っている根拠もこのホロスコープにしっかりと記されていたりする。
そして、こういう情報って必要な時にその読み解き方とか情報が入ってくるから面白い。最近はドラコニックチャートという魂のチャートと呼ばれるものを教えてもらったの。魂のレベルの望みを知るときに用いるらしい。
一般的なホロスコープはネイタルチャートといって今世で生きるための設定やストーリーと言われているんだけど、わたしはこのネイタルチャートよりもドラコニックチャートの方がとてもしっくりきた!!
わたしは魂の望みをしっかりキャッチできてる!って思ったらそれを深めていきたいって思えたの。そういう意味でも、「魂レベルでそれ求めちゃってるんだから仕方ないよねー。なら貫きますか!」とパワーがもらえる。こんな風に前向きなエネルギーとして活用できるなら何でも活用しようとわたしは思ってます。
グリーフケアで生きる力を強くする
最近は、ペットとの死別を通してグリーフケアを必要とされる方も多くなっているとのこと。人間関係の喪失には離婚や失恋も含まれ、その中で最も重大な喪失として身近な人との死別がある。
悲嘆の経験は一人一人違う。そして悲嘆のプロセス過程にもいくつかの理論があり、全ての人がこのプロセスを経験するとは限らないし、悲嘆反応による様々な症状を行ったり来たりしながら経験していくといいます。
全て焦らず、自分の状況に合わせてということになりますが、こういう指標的なものがあると「こうなって当然なんだ」とか「今はこの段階なんだ」とか道筋らしきものが見えて、心が少し安心してきませんか?
わたしはケアを受ける側というよりも、今までこういうケアをしてきた側の人間なので、今までのすべての経験がありがたいことに支えてくれている感じがする。いろんなケースを体験してきた。受け取り方も本当に人によるなって感じている。だから人と違っていい。違って当たりまえ。自分の感じるままに表現して、それを癒していく術を見つけていけばいいと思っている。
不安は分からないことで増強する。だから何かに沿って考えられると少し安心する。わたしはそういう風にして安心できることを増やしていろんな問題に対処するようにしてきました。拠りどころをつくるイメージかな。
ここでも完璧主義的なものが発動してしまうと、このプロセス通りに進まないとイライラしたり矛盾を感じて、余計混乱して悪循環になってしまうと思うので、あくまで参考程度とするのがいいかなと思います。
今のわたしは、上記のプロセスでいうと「孤独感と抑うつ」、「精神的混乱と無関心」、「あきらめ」あたりを行ったり来たりしている感じ。時折、うっすらと「新しい希望」のようなものがチラつくけど、本当にまだチラつく程度。
今のわたしと会ったとしても、肉親が数か月前に亡くなったようには見えないと思う。それは今、学んでいる心理学のおかげもあるけれど、人生において何が大切かが分かってきたから、それを選べるようになってきたのかもと思うと成長してきてるのを感じて嬉しくなる。常に比べるのは過去の自分でなくちゃいけないですね。
今まで生きるのが不器用で、人のことばかり気にして自分の選択をしてこなかったから、いろいろとまだきっと苦手なだけ。伸びしろたっぷりというわけだ。人は成長する課題も時期もそれぞれバラバラなんだという前提で、焦らずに日々の感情を味わっていきたいと思います。
今、何かの喪失体験をして辛いと感じている方、それを乗り越えようと頑張っている方、一緒に焦らずいきましょう。感じ方や捉え方は人それぞれだと思いますが、何かを乗り越えようとしていることは同じ。同じような境遇の人がいると思えると少し安心しますね。辛い時には支え合い、そして嬉しい時にはともに共に喜び合えるそんな愛の循環を創っていきましょうね。
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