災害から学ぶべきこと!
今回の紹介は「防災訓練打ち合わせ」です。
以前にも計画段階として紹介していましたが、具体的な内容を、益城町安永地区の4町内各区長、町づくり協議会と共有し検討する打ち合わせを開催しました。
この取り組みは、年に2回の計画としており、介護事業所としてはBCPにも関係する訓練となります。
第1回目は、地区内にある高齢者施設で火災が発生したと想定し、地域と連携したシミュレーションを行うこととしています。特に自主防災クラブと消防団との連携は重要としており、いつの段階で応援要請をし、どのような支援を依頼するのか、具体的なところまで訓練で落とし込んでいきます。
つまり、職員が動く部分(全部屋の確認や、必要な書類や機器類の運び出し、パニックや不安になられている患者や利用者への付き添いなど)と、地域が動く部分(患者、利用者の避難誘導支援)をある程度明確にすることです。
第2回目は、益城町を震源とするマグニチュード7.0の地震発生を想定した訓練としています。
これは火災と違って、町や地域が一斉被害を受ける可能性があり、一時避難所や一般避難所が設置と開放されても、そこまで行くことができない状況のとき、地域と施設がどのような体制で連携をしていくか、施設は福祉避難所の指定を受けているため、町との連携も必要になります。
しかし、震災を経験している状況からすると、想定している通りの体制で動くことは難しいこともあります。
そこで大切なのが、日ごろからの地域独自で取り組む体制とシミュレーションです。これを繰り返し行い振り返りをしていくことで、防災に強い地域づくりへリンクしていけると思います。
まずは、机上で考えるよりも実践あるのみ。
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