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鵜呑みにできる師匠を作ろう
こんにちは、unname代表取締役の宮脇啓輔です。
「人の話は鵜呑みにするな」とよく言われたものですが、人生の中でたまに、鵜呑みにすべき良い言葉を投げかけてくれる人もいます。そんな人を作ることができたらどれだけ人生が好転するものか、という趣旨で以前Podcastでお話したことがあります。
今日はそんな、鵜呑みにできる師匠を作るべき理由とその方法について解説していきたいと思います。
師匠がいると人生をショートカットできる
そもそもなぜ師匠が必要なのか?その答えは、「人生をショートカットできる」からです。
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・数学はちゃんと勉強しておけ
・高校時代は全力で部活をやれ
・就活で一番大事なことは、他者に埋もれないことだ
・社会人一年目は、仕事のできる先輩と良好な関係を作るべき
など、今考えると当たり前なことを当時気づけなかったと悔やんでいる人はたくさんいるのではないでしょうか?
また、「過去に戻って自分にアドバイスしたい」という方も多いのではないでしょうか?
過去には戻れないのが現実で、人生は常に正解を知らない一周目を歩むゲームであります。しかし、未来の人から擬似的にアドバイスをもらうことはできます。それが師匠なのです。
自分から見て2周目の人を探せ
では、どんな人を師匠にすれば良いのか?という話ではなりますが、結論から言うと、自分の境遇と似ている人になります。そして、その人が自分の人生の延長線上にいるような人です。ロールモデルとは少し違います。
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言い換えると自分にとって正解を知っている人です。
学校の先生、職場の上司、そして自分の親でさえ、自分の人生の延長線上にいなければ、鵜呑みにできる師匠にはなり得ないのです。
自分と同じような人生を先に歩んでいる師匠からのアドバイスは、今の自分にとって人生二周目のアドバイスになるのです。その言葉は、その時に理解できなくてもよいのです。理解できなくても、やったほうが良いと鵜呑みにできることが非常に重要です。
師匠は素直な人が好き
そんな、「自分の人生の師匠やメンターなんていないよ!」と思った方がほとんどなんじゃないでしょうか。ですが、「基本的には出会っていて、弟子にしてもらえていないだけ」ということになります。
師匠も暇じゃないので、誰でもかんでも弟子にするわけではありません。では、師匠はどんな人を弟子にしたいと思うのでしょうか?
その答えは、「素直で、可愛げがあり、見込みがある人」です。
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師匠も基本的に、弟子を取ることに対してやぶさかではありません。むしろそんな後輩や教え子がいることは、師匠にとって生き甲斐につながったりもします。自分も師匠に助けてもらったように、自分も次世代に還元したい。そう願っているのです。
この現代で、「弟子にしてください!」という直接的なコミュニケーションを取ることはほとんどないと思いますが、師匠が気に入るような行動や言動を繰り返していれば、なんとなく「師弟関係っぽよね?」という関係性を築くことは可能です。
師弟関係を築くための行動サイクルは
何度も何度も謙虚な姿勢でアドバイスをもらい
そのアドバイスに従ってすぐに行動し
感謝の気持ちとセットで、どんな結果があったのか報告をする
というだけです。
1ができても2をすぐにやらない、2までやっているので3を怠っている。それだけで師弟関係は築けないのです。
明日からできる師匠作り
ビジネスシーンでは、「上司だけど、ただの仕事上の関係のような人」もいれば、「直属の上司ではないが、メンターのような人」もいると思います。つまり直接的な上司部下の関係が、師弟関係に繋がるわけではないということです。
では、どんな行動を取れば師弟関係になりやすいのか、ご紹介します。
・おすすめされた本をすぐに読んで、感想とセットで報告する
・定期的に1on1や飲みをお願いし、そこでのアドバイスを愚直に実行する
・話で出てきたおすすめスポットや飲食店に行って、お礼をする
・会社ですれ違った時に、勝手に近況を報告する
基本的に、「この人は言ったことをやってくれそうだな」と思わせることが重要です。言ったことをやってくれるのであれば、もっといいことを教えてあげよう、という師匠心(ししょうごころ)がくすぐられます。
そうすることで、自分にとって人生2周目の人から、「あの時に知りたかった」という真実や正解を引き出すことができます。3年かかって知り得た真実に対して半年で到達することだって可能です。
なので人生とは、良き師匠をたくさん見つけ、いい関係を構築できるかというゲームなのである。そしてその次は、自分が誰かにとっての二周目の師匠として役目を務めていきましょう。
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