「色を着る」を作品にしてみたお話 #10 Purple
こんばんは、グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
シリーズ第10回は「紫」の作品です。
紫のキーワード&コンセプト
紫を考えるにあたってのキーワードは、
「高貴」「華やか」「芸術的・神秘的」。
紫が持つ独特な華やかさをコンセプトにしました。
こんな作品になりました
アイテム選びと考え方
赤と同様に、紫のレザーが手元にあったので、これをベースに考えました。
上品さも欲しかったので、シャツとの組み合わせが良いな思い、同系で明るい紫のシャツを選んでいます。
使ったアイテム
・紫のレザーライダース(私物)
・紫のシャツ
・オフホワイトのカットソー
・白のパンツ
・茶色のレザーブレスレット(私物)
紫も基本はドミナントカラー配色にして、イメージを強調しています。
下手に使うと、(イメージとは正反対な)品のない印象になりやすいので、できるだけキレイな紫のアイテムを探しました。
硬めで濃い色 / 柔らかくて明るい色と、素材感との統一性もあって、動きはあるけどまとまっている印象になっています。
アナザーカット(別案)
こちらもコーディネートはこれだけだったので、表情違いを1枚だけ。
艶のある表情のものを撮ってみました。
裏話
これだけちょっとミステリアスな感じも加えたくて、正面ではなく横顔や背中を見せたカットにしてみました。
羽織ってる途中のイメージにして、動きも加えています。
背景のペイントは花と光で、華やかさに拍車をかけてみました。
自分で着る時は
自分を表す色なので、好きでよく着ているのですが、良い色味やキレイな形のアイテムが少ないのが悩みどころです。
ダウンが嫌いでコート派なのですが、お気に入りの紫のコートに出会えるまで10年くらいかかりました。
色合い的には、今回の作品のようにオフホワイトやベージュでまとめる他に、緑や黄色系の補色周りで調整して着る事が多いですね。
明日は「ピンク」のアートワークです。お楽しみに。
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