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藤田さんちのステーショナリー、そしてインク沼

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集めている文房具、画材、インクをご紹介しています。 様々な色合いのものから、相手をイメージして選んでいくのがインクの一番好きな楽しみかたです。
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2022年6月の記事一覧

藤田さんちのインク沼 -色彩雫 iroshizuku 紺碧-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 暑い季節に涼を取るのに使いたいインクをご紹介。 色彩雫 iro-shizuku 紺碧今回も先日買った限定セットのものから「紺碧」を。 (入っているセットは「真昼」です) 漢字も響きもいいですよね、紺碧。 伝統色としても名の知れた色なので、そのうち色名のことを書きたいと思います。 色の感想はこんな感じ。 夏が近づくにつれ、そして秋へ向かうまでの間、 青いインクは視覚的な涼しさをもたらしてくれるので、 夏場のお手

趣深い日本の色彩 #35 躑躅色

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は、馴染みの深い躑躅のお話。 古くから親しまれている花春から初夏にかけて、野山や庭園を彩る躑躅。 古くから親しまれている花で、万葉集にも名前が出ているほど。 色名としては平安時代から使われています。 色名としての躑躅は、山躑躅の赤紫を指します。 実際の躑躅はその愛らしさから園芸品種も多く、 色も赤紫の他にオレンジ、紫、白、淡い黄色、赤など色も豊富。 西洋では「アゼリア」と呼ばれていて、同じような色味のアゼリア

藤田さんちのインク沼 -色彩雫 iroshizuku 新緑-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 これからの季節に映えるインクをご紹介。 色彩雫 iro-shizuku 新緑先日買った限定セットから、まだ持っていなかった「新緑」を。 エモーショナルな名前が多い色彩雫シリーズですが、 新緑はシンプルでありながら、光を受けた葉が風に揺れるように、深い緑と明るい緑を行き交う趣深い色に感じました。 恒例の色の感想はこんな感じ。 今回は、他の緑色と比較してみました。 これから緑が深まる季節に使っていきたいですね。

万年筆ペン先のつけペン iro-utsushi(いろうつし)

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日はカラフルインクのお供、つけペンのお話です。 PILOTさんの新作今日は上野の科学博物館の展示を観に行った後、 いつものコースで秋葉原のヨドバシに赴き、 有隣堂に寄って帰ってきました。 先日「カッコいい!カッコいい!」と言っていた、 色彩雫の限定セットが目的だったのですが、 今度はなにやらインクの横に見慣れぬものが。 (インクは「真夜」「曙光」の2セットを買いました) 看板には「iro-utsushi <い

藤田さんちのインク沼 -四季織 SHIKIORI 時雨-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 まだまだ尽きない雨のインク。 四季織 SHIKIORI 時雨SAILORさんの四季織は、春・夏・秋・冬と季節を分け、 季節ごとの素敵な和の色名を付けたシリーズ。 今回の時雨は、季節先取りの「冬」に属するインクです。 書いた時の色合いや印象はこちら 雨のインクっていいですよねー。 またしばらく暑い日が続くようなので、青や紫のインクで涼を取っていきたいと思います。

藤田さんちのインク沼 -色彩雫 限定セット 真昼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 昨日出かける用があったのですが、そのついでに秋葉原ヨドバシカメラの上の有隣堂に寄ったら、魔性のアイテムが鎮座しておりました。 げ、限定セット……!?いつものようにカメラコーナーを回り、有隣堂にも立ち寄ったら、 何か知らないボトルが並んでおりました。 でも『色彩雫』って書いてある…。 詳しく見てみると、どうも時間帯の空模様に合わせた4色を収めた限定セットとのこと。 曙光・真昼・夕暮・宵・真夜・残月の6セット。 色は

藤田さんちのインク沼 -大正浪漫ハイカラインキ サロン・ド・ヴァイオレット-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 何故か書いてなかった、大正浪漫ハイカラインキの1本を。 大正浪漫ハイカラインキ  サロン・ド・ヴァイオレット寺西化学工業さんの『大正浪漫ハイカラインキ』シリーズから、今回はサロン・ド・ヴァイオレット。 紫のインクをまとめて紹介しようと思って、ド忘れしていた1色。 紫好きのくせに、なんということを…。 モノは言いようでして、 「大切に温存していた」素敵な紫色の感想はこちら。 インクがたっぷり付いた書き始めの渋く

172色の色鉛筆

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は色鉛筆のお話。 友達にプレゼントしてもらいました週末2年ぶりくらいに親友と会いました。 音楽をやっている友達で、 お互いなかなか忙しかったり、 フリーランスで働いているもの同士、体調管理であまり人に会わないようにしていたりで、なかなかタイミングが合わずで…。 久しぶりでも、全然ブランクはなくて、 あっという間に時が過ぎるほど濃くて楽しい1日でした。 ちょっと話は逸れましたが、 その時に誕生日プレゼントとし

インクの整理 -Ink collection card-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は手持ちのインクをコレクションできるカードをご紹介します。 ようやく買いました文房具界隈を見て回っていると出てくるインクカード。 自分も手持ちが20本を超えたので、そろそろ色の早見表として作る時期に来たかなと思って、ようやく買いました。 ツバメノート Ink collection card 購入したのはこちら。 ツバメノートさんのインクコレクションカード。 お値段はAmazonで、150枚入り825円でした

紫アジサイ、赤紫アジサイ、紅アジサイ

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は紫陽花のお話vol.2。 降ったりやんだり今日の東京は、激しい雷雨が降ったりやんだり。 そんな中、家に飾る紫陽花を買いに出かけました。 前回は青アジサイを、一輪ドンっ!と飾ったのですが、 今回は紫系のグラデーションが欲しくて。 何軒か花屋さんをはしごして、良い色のものを集めてきました。 やや青めの紫を一輪、赤めの紫を一輪、ピンクに寄ったものを一輪。 すべてを1つの花瓶に収めたかったのですが、 ピンクのも

藤田さんちのインク沼 -京彩 祇園の石畳-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 昨日に続いてTAG STATIONERYさんのインクを。 これで先日伊東屋さんでゲットしてきたインクの紹介、コンプリートです。 TAG STATIONERY 京彩 kyo-iro 祇園の石畳今回はTAG STATIONERYさんの『京彩』シリーズから祇園の石畳という風情のある色。 箱もお洒落で、あわせてディスプレイしたい。 続いて色の感想です。 ほんのりと緑感のある明るい茶色。秋頃に使いたい色合いですね。 自分