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【読書感想文】『おかあさんだいすきだよ』
みやにしたつやさんの絵本作品。
あらすじ
お母さんに怒られてばかりの子供が、「もっとこういう風に言ってくれればお母さんのこと大好きになるのに……」と心のなかで思っていた……、というお話。
子育ての大変さは自分では経験したことがないが、昔学童保育に勤めていたこともあって、子供を育てる親の大変さは十分に理解できる。
自分自身が暮らしていくだけでも仕事やら家事やら何かとしなければならないことがあるなかで、子供の面倒も見るとなれば忙しいどころの騒ぎではない。
そんな忙しさのなかで、つい子供に対して
「こうしなさい」「ああしなさい」「これはダメ」「あれはダメ」
と頭ごなしに言ってしまう気持ちがすごくわかるのだ。
そう言いたいわけではない……、しかし自分にその余裕がない時、つい口から出るのはそういう押さえつけるような言葉になってしまう。
そんな大変な子育ての最中にある親の気持ちを汲んでくれるような作品で、特に忙しさに追われている人にはぜひ読んでいただきたい。
子も親も大変なのだから、お互いに優しくあれたら一番なのだろう、と思った。