【46限目】学校が変わる/デジタル化(AI)授業
2021.2.11
小学校の学習環境が大きく変わっていきます。今後、6年間でICTを活用した授業・学習も導入され学習内容も広く、深くなります。
小学校のデジタル授業
テレビで小学校でのデジタル化の授業の実践をしていて、検索したら、一人1台のタブレットを持っての授業風景を見ました。タブレットや電子黒板を使って、子どもの書いたノートの内容を、クラスのみんなで共有するのに、ボタン1つで出来ます。
先生と子どもたちが、授業の流れを共有し確認でき、子どもがどこでつまずいているのかが分かることや、子どものレベルにあった 学習が出来ていました。
積極的に学習している子どもは理解も早く、楽しそうでした。受け身で学習している子は少し難しいのではないかと思いました。
電子黒板・タブレット・いろいろなソフトを使うので、分かりやすく、目で見て理解も早く、リアルタイムの映像を見て授業することも興味を引きます。
また、子どもたちが、自分の学力に合わせてドンドン進んでいき、それぞれのペースに合わせて出来る授業もありました。
答えが間違っていると、すぐに間違いのサインが出ます。もう一度考え直して答えを見つけて進んでいくので、学力向上に一役買っています。
タブレットで自分の能力に応じて問題を解いていくので、個人差は出てきますが、到達する目標に達していない子供に対して、教師の助言が必要になります。それを把握し、手立てを考えて指導することも大切です。
デジタル化の授業でも、ひとり学びと、学びあいを上手く調整する力が、教師力の重要な要素の一つになってくると感じています。
授業を終えた子どもは、分かりやすいし、楽しかった。黒板を写さなくていいから楽だと言っていました。
アナログを中心とした授業
今までは、黒板・チョーク・教科書を使ったアナログを中心とした授業でした。人の話を聞き、書いて覚えることが、学ぶことの基本でした。対面で子どもたちに伝え、学んでいくような授業は、アナログを中心にした授業を進めたいです。
【17限目】褒めて育てる
【18限目】3年から始まる毛筆授業
【20限目】図書の授業 など
伝えあい、学びあう授業は、デジタル化・アナログでも大切な事です。両方のいい所を取り入れた、人を育てる学校教育であってほしいと願っています。
【編集担当より】
教育のデジタル化、AI活用というのは、コロナでの教育の難化などもあるのか、ここ1年で報道等にてよく目にするようになったように思います。以前にご紹介した、atama plus社でも、AI先生「atama+」で小学4年生以上を対象に「算数」の提供を開始されました。
特に、数学や理科などは、どこでつまずいているのかがわかり、学習意欲もわきやすいのだろうなと思います。また昨年度の教科書の範囲については、授業の中で戻って説明しにくいというのもあるようで、個別の習熟度に合わせて、指導ができるのは面白いですね。
また、アナログを中心とした授業というのも、逆の方向性で必要なことであるかと思います。ブルーオーシャン戦略でいうところの、戦略キャンバスでAI授業の競争要因などを分析してみると、逆にアナログの部分=教師にしかできないことも、明確になってくるかもしれません。
しかし、atama plusさんの躍進はすごいですね。とうとうTVCMも始められました。学生の方がより勉強したくなる世の中になっていくのは素晴らしいことだと思います。
「その塾、atama+ 入ってますか?」
面白いキャッチコピーですね。「今までにない学び方が生まれているのだ」という“時代の変化感”を感じさせる表現をされているようです。
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