子育ての節目(3歳~6歳)
2023.1.26【148限目】
寒い日が続いています。庭にはまだ雪が解けずに残っています。10年ぶりの寒波で家にこもっている毎日です。
ご近所のお子さんの成長
先日寒い中、自治会の連絡員の若いお母さんが、3歳になる女のお子さんを連れて、訪ねてきました。
用件は、次年度の役員さんと連絡員さんの決め方が分からないということで聞きに来られました。連絡員さんの決め方は分かっていたのですが、2年おきに回ってくる班長さんの決め方が分かりませんでした。
自治会の事をよく知っている近所の奥さんの所へ一緒に行き、以前に決めたという班長さんの決め方の説明を聞いている時、女の子は、その話を寒い中お母さんの横で静かに聞いているのです。
今までは自分の思うようにならなかったら、家の前を泣きながら歩いている姿をよく見ていたので、大人の話にいやな顔もしないで聞き、話が終って別れるときもにっこり笑ってあいさつをしてくれました。その姿を見てずいぶん成長したなあと思いました。
私たちが話していることを聞きながら、今は自分の出番じゃないと、思って聞いていたのかもしれません。
子どもは、毎日の生活の中で、驚くほどの成長する節目があるのだなと、思いました。
子どもが生まれ母になる
子どもは親の愛を必要とします。生まれたばかりの赤ちゃんは、親の愛が無ければ生きていけません。子どもを胸に抱き、愛情を注ぎ育てます。乳幼児期の子どもにとって母親との関係は安心した関係で、人間への信頼の基盤を作る大切な時期です。
親は、健康に育って欲しいと願います。大きく成長する中で、人として生きるために大切な事を教え、子どもは育っていきます。
子どもが良くないことをしたり、危険なことをしたりしようとしている時はそれを阻止して、その時々に話したり教えたりしながら育てていきます。
1番目の節目
子どもが3歳~4歳ごろになりますと、好奇心が旺盛で沢山の語彙を使って話すことが出来るようになります。話をすることで想像力も豊になり、認識する力もついてきます。
珍しいことがあれば興味を示し「なんで?」「どうして?」などと色々なことを聞いてきます。そんな時は手を止めて話し相手になると、子どもはいっぱい話をしてきます。
話を聞いてもらうことで、子どもは自分が認められて、大切にしてもらっているという安心感を持つことが出来ます。
話すことは、言葉の発達に大きな成長がみられます。そして、心と心がつながっていく大切な時間です。
子どもが話しかけて来たら、言葉に耳を傾け、目と目を合わせて、うなずきながら聞くことは、子どもの心を豊かにします。
成長する過程の中で、親の指示で色々なことを学んできた時期から、大人の指示や助言のない所で、自分の考えで色々なことをするようになっていきます。
押しつけられたものではなく、自分で考え行動し、友達と遊んだりケンカをしたり、仲直りをしたり、失敗したりと色々な経験を通して相手の気持ちがわかったり、人と人との関わりを学んでいくようになります。
これが子育ての一番目の節目だと思っています。
親の願い
子育ての中で、その時その時の節目があります。
親の願いは、子どもが大きく成長し自立し、将来は社会に出て、出来れば親を乗り越えて欲しいと願いながら子育てを頑張っていると思います。子育ては未来を作り出すための、大切な親の使命です。
【編集担当より】
近頃ずっと寒い日が続いていますね。関西圏でも雪が積もっているところがかなりあるようです。大阪市内は、なぜかいつも積もりません。週末お出かけの際には、事故などに合わないようにお気を付けください。
もうしばらくすると寒い時期も終わり、暖かい春の日差しが射しこむようになります。桜の咲くころには、学校や企業では、入学式/入社式や卒業式、転職などの節目を迎える方もいることでしょう。
今年の春は、世の中の大きな節目になることかと思います。5月を目標に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが変わりそうです。マスクも卒業式頃には、つけない雰囲気になっているでしょうか。
節目となる時には、しっかりと【。】【.】のように句点やピリオドをうって、次のステージに移ることが大事なことかと思います。3月4月頃に、何かこの3年間の生活に終止符を打つようなことをするのもよいかもしれませんね。