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就学前の子育て【242限目】

2024.11.14

外に出ると、街路樹の木々も様々に色づき、秋の深まりを感じることができるようになりました。秋は、いろいろなことに挑戦するのにいい季節です。

小学校では、芸術の秋で、図画展があり、読書の秋で、朝の読書の日を続けることで本に親しむ習慣があります。スポーツでは、連合運動会(6年生)が開催され、秋は一人ひとりが得意な分野で自分を発揮する季節です。

また、11月になると、来年1年生になる子どもたちの、就学時検診があります。


就学時検診

小学校1年生になる5か月から6か月前に行われる健康診断です。来年度入学してくる1年生になる子どもたちに、心身の状態を確認するために行います。検診ではその時の健康状態を確認するものです。検査内容は、歯科・耳鼻科・眼科・内科の4項目です。

子どもの心身の健康や発達などを確認し、疾患や異常があった場合、早期の治療や支援につなげるためのものです。

就学時検診は、子どもにとって最も良い教育を受けるための検査です。今まで気が付かなかった見え方(視力)や聞き方(聴力)がわかる場合もありますし、隠れた病気が見つかる場合もあります。

子どもによっては、慣れない検査を初めての場所で知らない子どもたちと実施するため、緊張する子も珍しくありません。そんな時は、元気に小学校行けるように検査をすることを話し、子どもが安心できるように声掛けをしてあげることも大切です。

前任校では、お子さんの気になることや心配なことがあれば、その時に校長室や保健室でお話を聞くこともできました。

就学時検診は、入学予定の小学校を訪れて、先生とふれあったり、教室を回ったりする機会となります。小学校入学に向けてよい経験になると思います。

教師も受付をしたり、子どもたちに付き添ったりして、子どもとふれあいながら様子を見ていきます。


小学校に入学するまでに家庭で身につけておきたいこと

ことばの獲得でめざましい発達がみられるのは、3歳から4歳ぐらいの就学時前が大切な時期です。子どもが話しかけたら耳をかたむけて聞くことが言葉の発達にとても大切なことです。このころの子どもは、どんどん言葉を覚えて使えるようになります。

就学前の子供にとっては、親と話のやりとりをすることによって、子どもが落ち着き、自分を認めてもらえる環境があり、安心して生活ができ、それが言葉の発達に大きな影響を与えます。

子どもの話に耳をかたむけ、ゆっくり聞いてあげることで、子どもは自分の感じ方や考え方に自信を持ち心豊に育ちます。

また、生活習慣の自立(排泄・食事・衣服の着脱など)とともに、子どもなりの思考力が伸びる時期が、就学前です。


お手伝い

就学前までに、家庭の中で子供が育つのにとても良い効果があるのがお手伝いです。家事のやり方が身に付くのはもちろんですが、手順や段取りを考えたり、体や指先を使うことで器用さが身に付いたりと、さまざまないいところがあります。

お手伝いを最後までやることで、責任感が身に付いたり、一緒にすることで協力することの大切さを経験したりします。またお手伝いをして自分が役に立っているという自信にもなります。

就学前に家庭教育として、お手伝いをする習慣があれば、学校生活でも段取りよく、うまくスタートすることができると思います。

日常の生活の中で、ちょっと心掛けることで、子供の成長に役立つことがいっぱいあります。簡単なことから手順を教えて、自分で考えながらやれるようにするといいです。

子どもは一人ひとり違っていて、成長の速度も違います。そんな時は無理をせず、子どもに合わせて成長を見守っていくことが大切です。

自分でできるようになるまでじっくり、根気強く待ち、あせらずていねいに子どもの成長を見守っていくことが大切です。

入学した子どもたちが、学校生活に慣れ学級のみんなと楽しく過ごせるために、自分のことは自分でできるようになるためにも、家庭の一員としてお手伝いなどをしておくことはおすすめです。


母の子育て

私の小さい頃は、あまりお手伝いをする子どもではなかったように思いますが、母のそばで母のすることを見るのが好きな子どもでした。

今この年になって、母の横で見て学んだこと(料理・洋裁・母との会話・花のある生活)が生活を豊かにしていると感じています。

そんなことを考えていると、子育ては、その時だけのものではなく、その時々にいろいろな人からもらったチップのような贈り物が、体の中に埋められていて、必要な時に役に立っているように思います。

子育ては今すぐ役に立ち、結果が出なくても長いスパンで考えてもいいのかもしれませんね。


庭に咲いた菊の花を生けました


【今週のけい先生】 *担当:夫(父)
けい先生は毎年11月になると、パンジーやビオラを植えて次の年の5月まで花を楽しんでいます。

今年は、鉢の真ん中に白いパンジーを買ってきて植えました。その周りに去年のパンジーの種から育てた苗を植えて、どんな花になるか楽しみだと言って、毎日水やりをして眺めています。


【編集担当より】
小学校での健康診断にあまり思い出と言うのが無いですが、強いて言えば聴診器がひんやりしているなと感じた記憶があります。毎年なんでやるんだろうと子供の頃は思っていました。

社会人になると体力測定というのもありましたが、20代前半の頃は、今よりも体重が15kgぐらい軽かったので余裕でした。先輩が疲れて帰ってくるのをちゃかしていたものです。

30代頃から周りもいろいろと引っ掛かりだして健康に気を付けていきます。40代になると、急に禁酒・ダイエットする方もいますね。また胃カメラ飲むのかバリウム飲むのかでも迷います。

2024年下期から、活発に世の中が動いてきて忙しくなりそう気配がするので、10月11月に歯科、外科、消化器内科など行けていなかったところに診療に行きました。明日も健康診断です。

何をするにも健康第一です。毎年診断結果をみて、運動しようと一瞬なりますが長続きしないので、今年こそは運動に着手しようと思います。


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