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鞍馬寺での神秘

6年前、2泊3日で大阪・京都を旅行した際に体験した話しです。

旅行内容と体調変化

1日目、大阪観光。
昼頃から喉がむず痒く、ずっと咳払いしていた。
2日目、一日中大阪USJ。
相変わらず喉はむず痒い。夕方になると、喉と鼻の粘膜が乾燥し、体が怠く感じた。京都のホテルへ移動。夜、喉と鼻の粘膜の乾燥が酷くなり、痛くて眠れなかった。
3日目、京都、鞍馬寺。
朝起きると体が鉛のように重い。歩くのが早い私だが、息切れして思うように歩けず、何歩か歩く度に立ち止まった。

鞍馬寺

バスと電車で移動し、なんとか"鞍馬寺"の入り口"仁王門"に辿り着いた。ところが…目の前の長い階段を見て愕然とした。長い階段と言うよりも登山だ。しかも、朝からどんより曇っていたが、ここに来て、雨混じりの雪が降ってきた。「この体調で登れるのか⁉︎いや、これを逃したら今度いつ来れるか分からない」私は意を決して登った。本殿に行く途中にいくつかある御堂で、倒れるように休憩した。"巽の弁財天社"では最も時間を掛けて休憩した。休憩と言うよりも、横になって暫く寝た。起きると「横になってごめんなさい」と謝り、登山を再開した。

神秘1

"巽の弁財天"から6分くらい歩いた。すると、石段の前で、突然、体が軽くなった。その石段から上を見上げ、「この石段の上が本殿だ!」と確信した。石段を登り終えると、間違いなくそこは本殿だった。突然体が軽くなった石段は、本殿に辿り着く最後の石段だった。

神秘2

本殿に着いた瞬間、更に体が軽くなった。体調が万全の時よりも体が軽かった。まるで、ナウシカが、王蟲の金色の触手の上を歩いているかのようなイメージ。体が宙に浮いたかのような軽さだ。「何これ!?体調が元に戻った。息切れしない。足が軽い。凄い!」と言いながら、私は境内を飛び跳ねて歩き回った。冗談ではなく本当に飛び跳ねて歩き回った。

神秘3

本殿境内はとても神秘的だ。急に体が軽くなってはしゃぐ私の気を沈めるかの如く、静寂と威厳に満ちている。突然、強い静寂と威厳が、はしゃぐ私を包み込み、黙り込ませた。すると、またもや突然、雨混じりの雪が止み、雲の間から日脚が伸び、金色の光が境内を照らした。とても眩しくてキラキラ美しかった。晴れ間が広がり晴天になったが、暫くすると曇ってしまった。一瞬の出来事になってしまった。天候が悪かったからか…?早朝だったからか…?境内は誰もいない。特別な歓迎を受けた気分だ。サプライズだ。「ここは波動の低い人が来たら気が狂うだろうな」と感じた。そして、来た時とは真逆の軽い足取りで"鞍馬寺"を下りた。

神秘4

ホテルから"鞍馬寺"までの道中、病院を探したが全く見つからなかったのに、帰る途中で医院を見つけた。午後からお休みなのに、とても優しい先生と看護婦さん達で、診察してくださいました。「鞍馬寺"の御神徳かな?」と思った。診察の結果、インフルエンザA型だった。体が軽い状態は帰りの新幹線まで持続した。新幹線を降りると体が重くなり、やっとの思いで自宅に辿り着いた。

神秘5

それから1週間寝込んだ。治りかけたある午後、窓を開け外を見た。6m先の電柱の真ん中に、霊?妖怪?得体の知れない物が浮いて立っている。
それは、天狗のお面を被り、黒のフードの付いた黒いマントを羽織り、フードは被っている。羽織の中は僧兵のような服装だった。例えると、僧兵が、ダースベーダーの黒いヘルメットと黒いマントと天狗のお面を被った姿。または、鬼滅の刃の鱗滝左近次が、ダースベーダーのヘルメットとマントをしているような姿だ。
私をジッと見つめている。私を丁度見渡せる、絶妙な距離と場所に浮いており、立っていた。天狗のお面を被っているのに私を見つめているのが分かった。怖くはない。私に近付いてこないし、話し掛けてもこなかったので、窓を閉めてベッドに戻った。「"鞍馬寺"の天狗が付いてきたのかな?見張って?見守って?いたのだろうか?何か知らないけど、ありがとう。ありがとうなのか?」

天狗の正体

この事を知人に話し、天狗の正体は誰なのか、霊視をしてもらいました。
知人
「インフルエンザになったのは意味があって、ケイさんを何も考えられない状態にして、鞍馬寺に向かわせた。風邪を引いたりすると何も考えられない状態になるでしょう。鞍馬寺は宇宙に繋がる場所だから、ケイさんを無の状態にして何も考えられないようにした。天狗の正体は、ケイさんの守護霊の分身。ケイのさんの守護霊は色んな所に祀られているから、近くに祀られてる方が来てくれて、鞍馬寺の下の方からずっとケイさんに付いてきて、インフルエンザが治るまで見守ってくれてた。だから、その天狗は今はいません」

「私を見守ってくれてた天狗は、牛若丸と稽古をした天狗とは別の天狗なんですか?」
知人
「それとは別で、天狗と言うよりも天狗のお面をした修験者。宇佐神宮のお祭りでも、武内宿禰が天狗のお面を被って先頭を歩いてる」
と言う事でした。なんだか面白い話でした。守護霊の分身って、大元の守護霊はどこにいたのだろう(笑)忙しい方だからどこかにいたのでしょうね。

似たような現象

去年の1月、2泊3日の東京旅行でも同じような体験をした。どんなに歩いても脚が痛くならない私は、東京観光の初日で脚が痛くなった。3日目の朝に"鳩森八幡神社"を訪れた時だ。疲労でピークに達していた脚の痛さが、神社を出る頃には綺麗さっぱり消えたのだ。「凄い!脚が軽くなった」私ははしゃいだ。あの時の様に(笑)。それは帰りの羽田空港に着くまで持続した。鞍馬寺の時と同じだ。

神社好きの私は、今まで色んな神社に行ったが、御利益を授かったと感じたのは前述の2社だ。東京では"鳩森八幡神社"に行く前に"明治神宮"にも行っている。"明治神宮"は明らかに入った瞬間、清浄な空気を感じたのだが、私には "鳩森八幡神社"の方が相性が良かったようだ。まるで、切った林檎が元通りに合わさるように。体の不調があったからこそ、御利益やパワーを感じやすかった。パワースポットとはいえ相性は重要だ。





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