【書評に出た本】2021年4月
4月は、『週刊東洋経済』2021年5月1日・5月8日合併特大号での特集「『未来を知る』ための読書案内 ベストブック2021」内で、『日本のセーフティーネット格差』が経済学者や市場関係者が選んだ全36冊 「経済・経営書」ランキングの第1位に選ばれました。そのほかにも、『なぜ中間層は没落したのか』『医療保険制度の再構築』が、本特集内で「経済学者・エコノミストが選ぶ 『経済・経営書の名著』」に選ばれるなど、より多くの方に、当社の経済書を知ってもらうきっかけになったかと思います。
気になるものがありましたら、ぜひご一読ください。
■川上淳之 著『「副業」の研究――多様性がもたらす影響と可能性』
単なる「サイドビジネス」的位置づけではなく、ワーキングプアの副業という課題、本業へのスキルアップ効果、非金銭的動機による副業の性格など、経済学的視点から多面的にアプローチした「新しい働き方」理解のための本格的な決定版!
▶『週刊エコノミスト』 2021年4月3日号(p.54)「Book Review」に書評が掲載されました。評者は柳川範之氏(東京大学大学院教授)です。本文はこちら
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■源河亨 著『感情の哲学入門講義』
感情と理性は対立する? ロボットは感情をもてる? 「感情」にまつわる疑問に答える、まったくの哲学初心者にむけて書かれた入門書。哲学を知らなくても、感情や人間がどういうものか、哲学がどういうものかわかる一冊。
▶ドラマ「ここは今から倫理です。」のスタッフブログ「倫理の先生からのメッセージ⑤~ブックリストでプレイバック~」にて、お勧め本として取り上げていただきました。ブログはこちらから
▶『読売新聞』2021年4月25日(10面)「文化面・本よみうり堂」に書評が掲載されました。評者は瀧沢弘和氏(経済学者・中央大教授)です。
▶『Oggi』2021年6月号「働く30歳からのお守りBOOK」に書評が掲載されました。評者は評者は石井千湖氏(書評家)です。
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■大川 玲子 著『リベラルなイスラーム』
時代が変わり、クルアーンの読み方も変わりつつある。ムスリムとして、一人一人が生きやすい社会をつくろうと奮闘する姿から、その最前線を見る。
▶『白金通信』2021年春号(No.506) に書評が掲載されました。評者は加藤彩楓氏(21年国際学科卒)です。
▶安達智史氏(近畿大学准教授)による地方紙での書評
『徳島新聞』(2021年4月18日)『上毛新聞』(4月18日)『新潟日報』(4月18日)『沖縄タイムス』(4月17日)『下野新聞』 (4月11日)『琉球新聞』(4月11日)『大分合同新聞』(4月11日)『北國新聞』(4月10日)『北日本新聞』(4月10日)『高知新聞』(4月10日)。
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■酒井 正 著『日本のセーフティーネット格差――労働市場の変容と社会保険』
働き方が多様化する中で、正規雇用を前提としていた社会保険に綻びが生じている。
「雇用が不安定な者ほどセーフティーネットも脆弱」というパラドキシカルな現状にどう対応すべきか。救済策は社会保険の適用拡大しかないのか。
今後の改革のための指針を、しっかりした「エビデンス」をもとに模索する力作!
▶『週刊東洋経済』2021年5月1日・5月8日合併特大号(p.64~p.65)で、経済学者や市場関係者が選んだ全36冊 「経済・経営書」ランキングの第1位に選ばれました。
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■ピーター・テミン 著『なぜ中間層は没落したのか――アメリカ二重経済のジレンマ』
トランプ大統領を生み出した「アメリカの分断」はなぜ起こったのか。富裕部門と貧困部門の二極化を固定する政治経済の政策、人種・ジェンダー差別、大量投獄、教育・インフラの危機まで、もともとは発展途上国の分析のために開発された「二重経済」モデルによって明晰に分析する。アメリカ経済史の大家からの警告。
▶『週刊東洋経済』2021年5月1日・5月8日合併特大号(p.68)で、経済学者・エコノミストが選ぶ 「経済・経営書の名著」に選ばれました。
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■西沢 和彦 著『医療保険制度の再構築――失われつつある「社会保険としての機能」を取り戻す』
日本が世界に誇る「国民皆保険」制度も、形骸化が進み、それを維持するための財政基盤もいまや風前の灯!
国民の暮らしと健康を守れる公的医療保険制度を、どのように次世代へとつないでいくか。
データとエビデンスを精査・駆使してこれからの医療保険財政と医療提供体制のあり得べき姿を模索する意欲作。
▶『週刊東洋経済』2021年5月1日・5月8日合併特大号(p.68)で、経済学者・エコノミストが選ぶ 「経済・経営書の名著」に選ばれました。
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