【書評に出た本】2021年3月
今月は、新聞のほかに、図書新聞さんにたくさん書評が載りました。取り上げられた本の刊行時期はバラバラなので、たまたま書評が書き上がったのが、同じ頃だったということだと思いますが、いっぱい載るのは嬉しいですね。
こちらでは、書評で取り上げられた本について、noteに【試し読み】の記事があるものなどは、一緒に紹介しておりますので、ご参考にされてください。
「出会ったときが、新刊」なので、ピンと来るものがあれば、ぜひご一読を!
■大川玲子 著『リベラルなイスラーム—自分らしくある宗教講義』
現在進行形のイスラーム。時代が変わり、クルアーンの読み方も変わりつつある。ムスリムとして、一人一人が生きやすい社会をつくろうと奮闘する姿から、その最前線を見る。
▶『読売新聞』 2021年3月7日「文化面・書評欄(本よみうり堂)」に短評が掲載されました。本文はこちら(読者会員限定です)
▶『日本経済新聞』 2021年3月6日「読書面」に書評が掲載されました。評者は辻上奈美江氏(上智大学教授)です。本文はこちら(有料会員限定です)
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■タナハシ・コーツ 著/池田年穂・長岡真吾・矢倉喬士 訳『僕の大統領は黒人だった—バラク・オバマとアメリカの8年』上・下
アメリカ政治の本質に根強く残る白人至上主義が、アメリカ初の「白人」大統領ドナルド・トランプを誕生させたことを明らかにするBLM運動を理解するための必読の書。
なんと『図書新聞』の1面に大きく掲載されました。
▶『図書新聞』第3487号(2021年3月13日)に掲載されました。評者は石川敬史氏(帝京大学文学部史学科教授)です。
↓noteでは「序章」を試し読みできます。
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■小泉明子 著『同性婚論争―「家族」をめぐるアメリカの文化戦争』
アメリカを舞台に1950年代からはじまった同性愛者の権利運動が、福音派を中心とする保守から激しい反動を受けながらも、いかに自分たちの権利向上を訴え、2015年に同性婚(婚姻の平等)を実現したのか、その半世紀以上にわたる歴史を辿る。
▶『図書新聞』第3487号(2021年3月13日)に掲載されました。評者は池谷和子史氏(長崎大学教育学部准教授)です。
↓noteでは「はじめに」を試し読みできます。
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■ティモシー・スナイダー 著/池田年穂 訳『自由なき世界―フェイクデモクラシーと新たなファシズム』
アメリカを舞台に1950年代からはじまった同性愛者の権利運動が、福音派を中心とする保守から激しい反動を受けながらも、いかに自分たちの権利向上を訴え、2015年に同性婚(婚姻の平等)を実現したのか、その半世紀以上にわたる歴史を辿る。
▶『図書新聞』第3487号(2021年3月13日)に掲載されました。評者は新庄孝幸氏(ノンフィクションライター)です。
「KUP立ち読みのススメ」から、本文の一部が立ち読みできます。
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■ティモシー・スナイダー 著/池田年穂 訳『アメリカの病―パンデミックが暴く自由と連帯の危機 』
世界一の超大国アメリカで、コロナウイルスの犠牲者が最も多いのはなぜか。肝疾患による敗血症のために生死の淵を彷徨う体験を経た著者が、パンデミック(コロナ禍)の感染者数、死者数とも世界一となっているアメリカの医療システムや公衆衛生の脆弱さ、人権問題、民主主義の衰退を衝く、病床からの緊急レポートである。
▶『週刊 東洋経済』2021年3月27日号「話題の本・ブックレビュー」に書評が掲載されました。評者は中岡望氏(ジャーナリスト)です。
↓noteでは訳者による「特別寄稿」を掲載しています。
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■小熊英二・樋口直人 編『日本は「右傾化」したのか』
ヘイトスピーチ、排外主義運動の顕在化、日本会議の台頭、改憲潮流、ネットに溢れかえる右派的言説――。はたして本当に、日本は「右傾化」したのか。個々の政権の消長を超えた次元で、日本社会全体の構造変化のなかで捉える。
▶『図書新聞』 第3488号(2021年3月20日)に掲載されました。評者は辻大介氏(大阪大学大学院人間科学研究科准教授)です。
↓noteでは、プロローグを試し読みできます。
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