【書評に出た本】2022年7月
7月は『日本のキャリア形成と労使関係——調査の労働経済学』(梅崎修 著)が2022年度日本労務学会賞 学術賞を受賞しました。(受賞に関する記事はこちら)
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そのほか、7月に書評掲載された本を紹介します。
■渡辺 林治【編著】/篠原 欣貴・薩佐 恭平【著】『小売業の実践SDGs経営』
企業と地域・社会が共に長く発展するための「SDGs 経営」について、独自に収集した企業データを基に、小売業でのSDGs の取り組みが企業の競争力にどう結び付くかを分析!
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■太田奈名子【著】『占領期ラジオ放送と「マイクの開放」——支配を生む声、人間を生む肉声』
「人間宣言」をしたのは誰だったのか?
GHQの指導のもと制作されたラジオ番組『真相はこうだ』『真相箱』『質問箱』『街頭録音』を分析し、アメリカの占領政策と「ウォー・ギルト」、そして戦後日本の民主化の内実を問いなおす。
↓本書に登場するラジオ番組の音声および動画をデジタルアーカイブとして紹介しています。
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■マーシ・ショア【著】池田 年穂【訳】岡部 芳彦【解説】『ウクライナの夜——革命と侵攻の現代史』
ウクライナとEUとの連合協定への署名を拒んだヤヌコーヴィチ政権を倒したマイダン革命、そこにつけこんだロシアによるクリミア併合、ロシアを後ろ盾とする反政府の分離主義武装勢力とウクライナ政府軍とのドンバス紛争へと続く事態を、大文字の歴史に、多様なウクライナ社会の証言者たちの声を
織り交ぜながら立体的に描き出す。“生の声” によるウクライナ現代史。
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■河野 龍太郎【著】『成長の臨界——「飽和資本主義」はどこへ向かうのか』
ローマクラブの『成長の限界』から50年、世界経済は新たな局面に突入している。地球風船は永遠の繁栄が続くという幻想を極限まで膨らませ、いつ破裂してもおかしくない緊張の中を漂っている。現状はもはや維持できないのか? 新しい秩序はどう形成されるのか? 著名エコノミストが経済・金融の視点からのみならず、政治学・歴史学・心理学などの知見も交えて現況を怜悧に分析し、迫り来る次の世界を展望する、読み応え十分の一書!
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■大尾 侑子【著】『地下出版のメディア史——エロ・グロ、珍書屋、教養主義』
近代日本の誇る教養主義の「裏通り」を一望する!
軟派出版の世界で、道楽知識人たちは国家権力と戯れ、一大文化空間を築いた――
「低俗」出版文化の歴史と「書物」「エロ」への欲望を可視化する意欲作。
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■川端康雄【著】『オーウェル『一九八四年』——ディストピアを生き抜くために』
全体主義国家によって分割統治された近未来世界を描く、世界的ベストセラー『一九八四年』。
ビッグ・ブラザーが支配する徹底した監視・管理社会で、独り闘争をしかける、我らが主人公、ウィンストン・スミス。
「ポスト真実」の時代を先取りしたディストピアに、希望はあるのか。
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