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就活で聞かれた"最良の質問"
はあい、どうも、こおんにちは。
すぎちんゆーよ。
今日は私の誕生日ということで、皆さんお祝い、ありがとうよ。
嬉しかったわあ。今年もよろしくね。
どうも、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
お久しぶりです。4年になりました杉浦です。
冒頭の挨拶は、最近よく見ているユーチューバー『おろちんゆー』さんの挨拶です。清水のブログの最後に載せてもらっている動画、見てくれたでしょうか。僕もおすすめを載せておきます。
影響され過ぎて、話し方が似てきてしまいました。あと、釣りを始めました。いつか山縣さんとご一緒できるような腕前になりたいですね。
さて、ずいぶんとご無沙汰してしまいました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
僕はと言えば、1月の箱根駅伝出走、2,3,6月の就職活動、4月の学連記録挑戦会、5月の関東インカレ、6月の全日本大学駅伝選考会を乗り越え、ちょうど、人生イチ充実した上半期を終えたところです。毎月殻を破る、破竹の勢いで人生を過ごせている気がします。
ひとつ、それぞれで僕が感じたことを共有させて頂きます。
1.箱根駅伝
様々な取材をして頂き、その感想や思ったところは既に述べさせて頂きましたが、改めて。
箱根の5区を実際に走ってみての感想は、バチきつかったです。
いやもう正直、それしか残ってない笑。
ただでさえ険しい坂に、強く吹きつける向かい風が加わり、考えていたレースプランには最初の3㎞で置いていかれました。もう泣いてしまいそうでした。
昨年は1年を通して、自粛などで苦しい時間が多かったじゃないですか。
それにしても、1月2日の“あの1時間強”は、本当に辛い時間でした。
でも、だから、あの景色は明確に、僕の脳裏に焼き付きました。がに忘れん笑
僕にとって憧れで、目標で、夢であったその舞台は、たしかに箱根にありました。
ばかみたいな緊張と辛さと、区間最下位という事実と、終わってからちゃんと感じた悔しさと。
しかも、本当に幸せなことに、すごくたくさんの「頑張って」や「ありがとう」、「これからも応援している」を頂けました。
普段僕が走っている姿を、大学や高校の友達など見せる機会は意外なことに、ほとんどありません。最後の2分間、大きく放映された僕の醜態ですが、その姿は多くの人に届いたそうです。来年はかっこいい姿を見せます。
これらの経験は、僕を新たなステージに連れていってくれました。
箱根で戦う選手たちは、それまでの僕よりもはるかに高いスタンダードを持って、日々を過ごしていました。肌で感じた“箱根で戦う”ということを、今後はぜひとも、自分に、チームに落とし込んでいきたいと思いました。
2.学連記録挑戦会、関東インカレ、全日本大学駅伝選考会
通過の5000mを含めた塾記録にも関わらず周回差をつけられる世界線、全く戦えない現実、6年ぶりの勝利(創価大の嶋津くんに対してです)は、日々、陸上競技自体が楽しくなっていく感覚を教えてくれました。
陸上競技は早くなればなるほど、結果を出せば出すほど、その人に有利になっていくと思います。強くなれば組も恵まれ、記録を出すような環境が整って、さらなる結果が期待できるようになるからです。
今の僕はその過程で、変化に衝撃を受けているイメージかなあと考えています。
言語化が下手でごめんなさい。
とにかく、1日のうちに一番充実している時間が、競技をしている時間になった僕は、いよいよこの下半期、有終の美を飾りにいく、そんな感じがしています。
3.就職活動
さて、今日の本題です。この度の就活で、最もアドレナリンがドクドク出た、アツい質問の話をしようと思います。
6月1日から本格化した面接において、僕は数多の質問を受けました。
その中で、以下のようなものがありました。
「君が箱根駅伝を目指す価値・魅力はなんですか?」
聞かれた瞬間、脳に強い刺激が走り、危うく巨人化するところでした。
面接官からしたら咄嗟に聞いたものかも知れませんが、僕の中ではよく練られているなと感じるものでした。
なぜか。
~アドレナリンが出た理由1~
僕らは、取り組んでいる挑戦が大きければ大きいほど、自分たちもついつい勝手に大きく成長している、そう思いがちだと、思います。
大学に入学した頃、箱根駅伝を目指しているというだけで、周りからすごいねとか、ソワソワされたりした経験はありませんか?
学生スポーツでありながら、その視聴率は毎年30%前後。いわば日本の文化とも呼ばれるものに挑んでいる。周りからしたら聞こえはすごいし、そのような感覚に襲われる気持ちもわかります。
面接官はまず、この点を指摘しているのです。
「大きい挑戦をしているのは知っている(ES見たらわかるし)。その中で君は何を目的に、そこから何を感じ得て、どう成長しているんだ?」
はいはいはい、本質はそういうところよね。理解しています。
「価値・魅力かあ。そうですねえ。」
そう答えながら、僕は瞬間的に考えました。
~アドレナリンが出た理由2~
価値・魅力ということは、それを感じるアクターで場合分けしてやろう。
その目的達成は、①僕自身、②周りの人たち、③陸上競技界
それぞれに影響を及ぼしているだろうと。
つまり、僕が箱根を目指す”過程”と”結果”をこの3つにあてはめて、少なくともこの質問には6つの回答が用意できるな、と。
こんなイメージを描きました。
はいはいはい、整ってきたねえ。
「たくさんあるのですが、」
こう答えている間に、どのマスが面接官に刺さるかを想像しました。
基本、陸上は個人競技だと思われているのに対し、入社したらチームで動くことも多い。また、周囲だけでなく社会全体への配慮も必要である。
ということを考慮し、僕は
「特に。今回の箱根駅伝に出場した選手のうち、高校生時代のタイムで僕は1秒差のビリから2番目でした。ドンツーです。このような中で僕が箱根駅伝を目指すこと、そして出場したという結果は、努力次第では、どんな逆境からでも箱根に手が届くということの証明になり、周りの人や、ひいては陸上競技界全体のロールモデルに成り得るので、そういった面で価値があると思います。」
という回答をしました。
"逆境"と"ロールモデル"という言葉でオリジナリティを出しつつ、周りへの配慮も忘れなかったこの回答は、面接官の目を見ても手ごたえありでした笑
~真に良問である理由~
別に就活自慢がしたいわけではありません。
真に、この質問が良問だと感じた理由。
それはこの質問が、
僕らが毎日、自分に問いただすべき質問だから
です。
アドレナリンが出た理由1と2の強調文をもう一度、読み返してください。
「何を目的に、そこから何を感じ得て、どう成長しているんだ?」
→これって、要はモチベーションの話ですよね。
僕らが箱根を目指す価値・魅力
=僕らが箱根を目指す理由(価値や魅力があるから、箱根を目指すんだよね)
=日々のトレーニングに取り組む動機
これがいかに明確であるかが、辛い時や勝負の時に自分を奮い立たせられるか否かを分けるポイントだと感じました。
「たくさんあるのですが、」
→そうなんです。モチベーションは一つではないのです。
例えば、さっきの表において、
「箱根を目指す過程における、自分への価値・魅力」の部分が
「誰も経験したことのないことをやってみたい」であるとします。
これも立派なモチベーションだと思います。現に、これがまさしく僕のことを動機づけしている要因でもあるからです。
しかし、人間なので、一つのモチベではどうしても頑張れない時があります。
「いやゆうて、もう十分じゃん」とか思っちゃうのです。
そういったときに、これまで応援してきてくれた人に対し、面と向かってそれを言えるでしょうか。いやもちろん周りは怒らずに、お疲れ様と言ってくれると思うけど。スッキリしませんよね。
自分の為なら腰が上がらないけど、周りの人のためなら、少なくとも今日は頑張れる。
そう思えることが、トレーニングを続けていく上では、非常に重要になってくると思いますし、
まさに、こうして頑張ることが、強くなる一番の方法だと思います。
「なぜ自分が箱根を目指すのか」
今回出会ったこの質問は、別に面接官に聞かれずとも、日々自らに問うべきものであるという点で、最良だと感じました。
面接官:「最後に伝え残したことはありますか?」
ぼく:「先ほど、僕が箱根を目指す価値・魅力を聞かれた際に、たくさんあるのですが、と答えました。これら全てを叶えられるように、また、満足いくように頑張れる環境が、ここ(慶應長距離チーム)にはあると考えていますので、どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。」
次は、本来輝くんの番でしたが、研究室がとても忙しいそうなので、順序を変え、先に内藤くんになります。
内藤くんは、清水くんや僕に先立って「おろちんゆー」さんにドはまりした少年です。大物を釣り上げる予感のするわんぱく少年です。
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