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おにぎり時々豚まん

仕事がある日のお昼ご飯は困らないように、でもお金を使わないようにもっぱら毎日おにぎり生活だ。
月曜日に炊き立ての2合を3つのおにぎりに握り、月曜日〜水曜日のお昼のちょっとの楽しみに持っていく。今週のおにぎりには明太子を入れてみたら、それはそれだけでお昼ご飯が楽しみになったからおすすめ。

残りの2日は好きなものを食べるか食べないか、共同デスクに広がる大量のお菓子をむさぼり食べることも。
最悪だ。

冷凍庫にはいつ買ったかわからない豚まんが眠っていた。
おにぎりではない唯一のお昼ご飯に今週は豚まんを選んだのだ。
まるでおにぎりのような豚まん。レンジで温めるとまんまるの目で見つめられたが、中身を内包した真っ白の物体という観点においては、おにぎりを変わらないではないか。

レンジで温める行為においては、おにぎりよりも高相性。
パワーアップして電子レンジから帰還する(まん丸ぷくぷくと呼吸するぷわぷわ豚まんにニコリ)。
そのままかじるもよし、ちぎるもよし、器に入れば箸で持ち上げるのもよし。
なんだか嬉しいよね。大阪からの新幹線の帰り道中でしか食べるタイミングを失ってしまった豚まん。誰しもお疲れの帰り道のあのほかほかの温もりは、仕事が上手くいかなかった僕たちを優しく褒めてくれた味。

豚まんin the cup

そんな正義の豚まんを僕はこっそりと器の中でいただいている。
至福を超えて戻れなくなりそうなエモすぎる現実感に、背徳的な幸福を得てしまっている。
はぁ、どう切り替えても午後から仕事頑張ろうなんて思えないのだが。

やっぱりおにぎりか。

美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
ではまた次回。



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