リアルサウナ飯のすすめ
サウナ飯とは、全力でサウナで整った後に食べるご飯を指し、その爽快感を経て無敵になるご飯のことを言っている(当社調べによる)。
さうなできまった後に食べる味の濃い生姜焼きとご飯とか、分厚いチャーシューのチャーハンとか、整えた体はそういうジャンキーなものを求めているらしく、そういう部類の食べ物を”サウナ飯”と世間は呼ぶのだという。
ただ、僕の思うサウナ飯は結構違う(もはやサウナに行っていないのだから、熱波師から怒られそうだが)。一言でいえばサウナ飯、二言で言えばリアルサウナ飯、三言で言えば整う飯だ。
僕の人生の食のバイブル的お店南国食堂マムアンには、「クアクリンムー」と「揚げ魚のキーマオソース」というメニューがある。
唐辛子マーク(辛さカウントを示す。最大4つ。)を4つ保持する2つのメニューになるのだが、とびきり美味しい。尾を引く旨みの余韻が脳内ビリビリで、食べるたびに次の一手が進むし、お店を出る頃にはもう一皿食べたくなっているから怖い。
マムアンにはハーフ&ハーフという1皿を決めるよりも悩んでしまう、好きなメニューを半分ずつ食べられる画期的な頼み方がある(追加ハーフも)。
今日は整いたい!そんな時は、唐辛子合計8個のクアクリンムーとキーマオソースのハーフ&ハーフに悶絶しようじゃないか、そう思い、僕はサウナ飯と命名してみたのだ。
止まらない止まらない、悶絶しながら美味い美味いと食べ進めるとその度に汗が吹き出し鼻水をかむ手も止まらない。
2口食べては水を吸引するのだが、脳内は食べたくて止まらない中毒症状に一生かられる。
この無限ループを越えて、この一皿が綺麗になくなった時、パッと目が覚めた。
あ、これが整うということか。
毛穴という毛穴から老廃物が出たような、体も心もすっきりとした心地よさ。
脳内は美味いの一文字。
サウナ飯はこのことを言うのではないか。
熱波師に問い直してみたい(なぜ)。
サウナ飯のすすめ、ぜひ。
美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
ではまた次回。
今日のお店:南国食堂マムアン(〒325-0026 栃木県那須塩原市上厚崎377−55)
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