旅行の2日目ブランチのご提案
おはようございます。
今日も食日記ご覧いただきありがとうございます。
先日夜な夜なバナナブレッドを焼いたのですが、なんせバナナ含有率40%くらいだったので熟熟で。
膨らんだは良いもののかなりもっちりした生地に。
一つ勉強しました。
最近、先日の金沢旅行の食日記を投稿しております。
派手さのない落ち着く美味しさが多いなと実感しておりました。
今日の食日記
旅行に行った初日は、気合十分で朝から現地の喫茶店でゆったりコーヒーから始めたい。
胃袋も少しずつエンジンをかけると食旅に花が咲いていくというものだ。
これまで書いてきたようにモーニングからカフェタイム、ランチ、おやつに思う存分現地の食を堪能したいものだ。
ただ、そうなると2日目の調整が難しい。
大抵胃もたれで迎える朝になることが多くって、いつまでも学ばないなーとしみじみ旅行マジックが怖くなる(明日もあるから食べ過ぎない!って誓うのに。夕飯が美味しく、ホテルのコンビニスイーツタイム(アイス多め)も非日常で楽しい限りで、、結局幸)。
すると、必然的に10時ごろのブランチを目指すことに全振りし、ブランチ兼ランチに出発ってことが本当に多い。
つまり旅行日程を立てるなら、予備的ポジションでブランチ店の確保はマストなわけである(これまた難しいわけ。モーニングみたいにパンとコーヒーだと足りないし、かといってオムライスにするほど胃は大きくない)。
そんな自己都合極まりない塩梅を叶えてくれるのはベーカリーカフェだったりする。実際にはモーニングメニューではあるのだが、金沢の名店、「ひらみぱん」を抑えておいてよかった。
ビストロも兼ねているのだとか、ベーカリーカフェでビストロか、嫉妬してしまう(誰?)
香林坊から入って金沢らしい街並みの始まり辺りにそのお店はあった。
街の洋食屋にありそうな、素朴ながら絶対に何か眠っていると客はビビッと感じてしまう、そんなお店。
明らかな煌びやかさはない。けど、絶対に秘めている、そんな感覚(書いていてなんとも説明が難しい。繕わなくても見せられているような)。
今日のお店
控えめに控えめに。
そんな腰構えはずっと変わっていないのだろう。草木に覆われたお店はどこか隠れ家のよう。見つけられた人だけ来ることができ、その秘められた腕と香り、お店の温もりにありつけるようなのだ。
それにしても、名店のわりに比較的小さく、ぎゅっとした店内。
10:30ごろ、4人の入店は可能か否かそんな不安がよぎった。
だが、入り口入ればそれはもう嘘のように軽やかに流れていった。
なんでかって、、
見事なパンビュー(パンの陳列景色)によって、テイクアウトという選択肢にも納得させられてしまったのだ。
入り口すぐ目の前に店員さんよりも前にパンがお出迎えしてくれる、幸以外ない。
キラッキラに日差しを乱反射させる大粒のカヌレ。
こんがり香りと共にその香ばしい色味が美しい焼き立てパンの数々。
パンをチョイスしテイクアウトだって、満足に決まっている。
ラッキーなことに店内の席はあったようで、ブランチタイムができることになった。
かなりギュッとしていたから写真は難しかったが、木彫で落ち着いた洋食店のようで、隠れ家らしい優越感もそこには内在していた。
4人4様でモーニングを頼むと、僕の手元には目にもグリーンなエネルギッシュな一皿がやってきた(晴れやかな気持ちにさせてくれる一皿をいつまでもパワーに換えて生きていきたい)。
アボカドのドュカスソース(what’s that?)
いろいろ調べてみたが、どうやらメキシカンなテイストだそうで、まさかのメキシカンに新しい出会いを歓迎する。
母も同じオープンサンドで、なんとかフォークとナイフを駆使し、慎重に丁寧にカットしているのだが、難しそうな手元は正直で、クスッとしてしまった。
カリッとハードに仕上がったカンパーニュは確かにナイフは曲者で。
クリーミーなアボカドのとろける味わいに、ナッツの歯応えが面白い。
そこに程よくスパイシーなチリペッパーのようなドュカスがサワークリームと相まって、南米を思わせる漲るサンセットが詰まっているようにフレッシュが止まらない。
爽やかでは語りきれないそのオープンサンドのまとまりは、南米旅行の新体験だった。
時刻は11:00を回り、程よいブランチは次の観光のモチベーションになって、また歩きだす活力となった。
食べる旅行の日くらい胃袋ブラックホールだったらなーといつまでもそんなことを考えているのだが、ちゃんと現実だって受け止める。
ブランチをランチに、そうやって食を楽しみたい。
美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
では、また次回。
今日のお店:ひらみぱん(石川県金沢市市長町1丁目6−11)
*Instagramでは暮らしにある食をすきなだけ発信しています*
暮らしのヒントになれば、と。
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