心の休ませ方|親さえいなければもう少しまともに生きられた
加藤諦三さんのご著書
心の休ませ方
「つらい時」をやり過ごす心理学
子供の頃に親によって脳にダメージを受けた人がいる。
本人も気がついていない場合もある。
親に愛されたくて、尽くし続けて疲れ果ててしまう。
それでも、親に感謝しろと言う人がいる。子供の幸せを考えない親はいない。子供を苦しめる親はいないと言う。
そしてますます自分を責めてしまい、生きるエネルギーがどんどん奪われてしまう。
私もある日突然起き上がれなくなり、仕事に行くことができなくなった経験がある。
仕事が嫌だったわけではない。大好きな仕事で仕事人間だった。と思い込んでいた。評価されることで、子供の頃からの傷を癒そうとしていたのかもしれない。
誰かに生きる価値があると認めてほしかったのだと思う。本来は親からの愛を求めていただけなのに。
休むことに罪悪感がある。自分のことを優先することに罪悪感がある。自分のために時間とお金を使うことに罪悪感がある。
自分を大切にするという事がよくわからない。
自分のやりたいことがよくわからない。
でも大丈夫。
脳が傷ついてしまっただけ。それに気がついて癒していけば大丈夫。
そして、自分を許していく。今までがんばって生きてきた自分をいたわっていく。
自分の小さな声を聞いていく。
聞こえないぐらいの小さな声を丁寧に聞いていく。
今まで、押し殺してきた感情も一緒に拾い上げて癒していく。
心理学やレイキヒーリングを学んで、自分を癒すことの大切さに気がつく事ができた。自分が自分のことを理解できていなかったことに気がついた。
気がつくことから、いろいろなことが変化していく。
傷ついた自分がいることを認めることが、実はけっこう大変だったりする。傷ついた自分を責めて封印してきたから。
子供の頃からのダメージがあることを認めて癒していく。
一人ではなかなか向き合えないこともある。
周りに理解されず、ますます傷つくこともある。
でも、自分を癒せるのは自分だけ。誰かの手助けは必要かもしれないけど、本当の意味で救えるのは自分だけ。
幸せになる覚悟をしよう。
自分を幸せにしてあげよう。
未来は勝手にやってくる。その未来を決めているのは自分の今の感情や思考。信じていること。
幸せな未来なんて来ないと絶望していた自分を救ってあげよう。