働くことに対する価値観は十人十色
チームリーダー歴:10年以上(とは言え、異動があってリーダーじゃなかったりした時期もあるのでずっとリーダーをやっているわけでもない)
1on1(上司と部下が定期的にマンツーマンでミーティングを行い、部下の成長を促すマネジメント手法)をやってて気づいたこと、思ったことを書いてみたいと思います。
モチベーションがありません
部下から結構な頻度で言われます。部下が変わったり、所属部署が変わったりしても不思議と一定数言われます。
私:モチベーション無くてもよくない? だって仕事だし。
と言いたくなりますが、そこはぐっとこらえてひたすら傾聴に徹する。
まずは部下の言いたいことを聞く。
モチベーションがなぜ無いのか? 違う仕事をしたいから。お給料が低いから。評価をされないから。などなど比較的ネガティブな理由が多いですが、「どうしてほしいのか?どうしたいのか?」を尋ねると、意外と出てこないことが多いのです。具体的な意見はなくとも、なんとなく不満が募って言いたいだけってこともありますよね。
仕事に対する価値観もみな違うので、同調すればいいってものでもなくましてや反論や否定しても何も生れない。むしろ軋轢しかない。
何か要望があれば聞く、特にないのであればひたすら聞く。意見は聞かれたら言う。の3つを基本として会話することにしています。
先にも書きましたが、私はモチベーション無くても仕事はするものであると思ってます。もちろんモチベーションあって仕事できるに越したことないですが、会社という枠組みの中では常にその状態で仕事できることの方が稀。よっぽどの専門職で自分が望む仕事しか降ってこないような環境で無い限り、やりたくないことの方が多い。(しょうもないリマインドや声がけなど、自分で管理せい!って思うけどこれも仕事のうちも思えば不思議としょうがないなと思えてくる)
叶うことなら、ぜひ部下には一度管理職をみな経験してみてほしいと思う。えらい・えらくないではなく、立場が変われば同じ物事も違った見方ができることに気づくと思います。
そしてちょっとだけ物事を俯瞰してみることがなんとなく習慣化され、個でみてたものも組織としてみたときにはなんてちょっとスケールを広げて考えることも徐々にできたり。こういうのは座学ではなく、実際に経験したことから得れる気づきなのだと思います。
管理職罰ゲームという言葉もあるようにとにかくみんなやりたがらない。
とりあえず1度やってみて、嫌だったら下りればいいやというトライアル期間があるといいのかもしれません。意外と自分にもできるかもと思う人も増えるかもしれないですし、埋もれてる才能を発掘できる機会にもなると思います。
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