私の人生に影響力が大きかった人
それは
「おじいちゃん」です😌💓
おじいちゃんでも
3人です。
おじいちゃん先生
と言うか
師です。
生きる姿を見せてくれて
力のある言葉をくれて
笑顔をくれて
人格者でも
生きざまってものを
最後まで見せてくれました。
まずは
母方の祖父
幼い頃から
奥多摩の祖父母の家にいることが
多かった私は
もうすっかり
おじいちゃんになっていた
祖父の影響を
1番受けていると思います。
女の子の初孫で
おじいちゃん子だった私は
とても可愛がってもらい
いつも一緒にいると
隣でニコニコ笑って
「うまかんべ」
って…
おばあちゃんの作るものを
何でも美味しいって一緒に
食べてくれました。
おじいちゃんは
お父さんが(私の曾祖父)が
酒乱だったせいか
絶対にお酒を飲みませんでした。
その曾祖父の七光りが
カリスマ性になったのか
わかりませんが
奥多摩のみんなにも
家族にも私にも
影響力が大きかったです。
おじいちゃんが怒った所を
見たことはありません。
おじいちゃんが
家で亡くなる寸前
息子に「うるさい」って
怒鳴られてたそうです。
肝臓がん
苦しかったと思います。
もうひとりは
20代にずっとお世話になった
バイオリンのおじいちゃん先生。
先生にスカウトされたものの
覚えも歩みも遅く
ちびちびしか進まない私に
「慶子さんにはバッハが合っていますね」
「慶子さんはモーツァルトのことが
良くわかってますね」
のんびりな私に
辛抱強くゆっくりと
歩みを緩めながら
一緒にバイオリンを弾いてくれました。
先生には3人息子さんがいて
皆さん音楽関係者でしたが
家系の圧力に精神的に潰れてしまう
息子さんがいました。
たまに
音楽教室の2階にある
先生の自宅から
ケンカと言うか
ヒステリックな声が聞こえて来ました。
「息子さんに怒られてる」
先生は元々糖尿病でしたが
ここ10年は入院していることが多く
先生の奥さまに
たまに電話をかけると
「先生
慶子さんのことを良く思い出すのよ
慶子さんがくれた
写真付きのラベンダー畑の
お葉書が懐かしいって
時々バイオリンを出して
弾いてるわ…
元気ですよ」
数年前に
お亡くなりになったようです。
最後の先生は
近所のカトリック教会の
司祭神父さま。
今考えると
エキセントリックな神父さまでした。
話す言葉以上に
文章力が凄くあり
教会の冊子の扉のお話が
毎回見逃せずとっても深くて
最新の小説の感想が書いてあったり
読み物として読んでいて
楽しかったんだと思います。
思いがけず
この司祭神父さまに
私はマンツーマンで1年間
教えを乞うことになり
難しい聖書の勉強よりも
私のために割いてくれる
貴重なお時間の他愛もないお話が
とっても楽しかった。
いつも教会に行くと
平日なので誰もいないんです。
シーンとした教会の横の
勉強部屋は
独特な香りがして
心が暖まるような静まるような
不思議な懐かしい気持ちになりました。
今思い出すと
私の祖父のポマードの匂いに
似ていたかなぁ
事故で瀕死の大怪我を負い
相手を赦せない私に
病院の電話口で
「赦さなくていい
考えなくていい」
こう言ってくれたことが
印象的でした。
3人のおじいちゃんに共通してたこと…
唯一
私の味方になってくれた。
私がいつも笑顔で
どんな時も強く居られる理由でしょうか
※ 後日談
司祭神父さまの言葉「赦さなくていい」の本当の意味は
「あなたは自分のことを今考え優先しなさい」でした
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