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イネさんに教わった料理



昭和レトロな喫茶店
街の洋食屋
ワンコインお弁当

これが全てなんとなく合わさって揃った近所のお店に何年もお世話になってます

私の住む街は
元々個人経営の飲食店が少なかったんです

昭和レトロな喫茶店が近所に数軒ありましたが、そういう所は自営の事務仕事が午後ヒマになったおじさんが行くアングラな場所で、私のような一般人が入れる雰囲気でもなくて、常連さんばかりで在るのは知ってるけど、コネや連れがないと知らないままでした。

イネさんのお店は
元々私の母が立ち上げを手伝っていた、心にハンデのある人が集う居場所づくりのスタート地点でした。

私が不登校になった頃でしたか‥

イネさんの八百屋の奥を母達が間借りしていたのです。

何年かしたのちにその居場所は、別の場所にきちんと法人化して移転しました。

イネさんのお店に集まる人達は今でも地元の只者じゃない人が沢山集まって来るのです

母はここの店長さんを
「嫌い」
と言っていましたが、母は業にいれば業に従うと言うシステムが嫌いだっただけで、自分の融通が全く効かない=合わせられない=イライラするから苦手だっただけだと思います。

歩いて5分のイネさんのお店は、15才ぐらいの時何度も覗いて、母のご機嫌伺いにもしかしたら入ったことがあるかもしれないけど、母の気を引きたかったのかなんとなく覗いて手前で無添加のお菓子を買って帰った記憶があります。

ここからイネさんとの出会いまで25年近くかかりました。

それまでイネさんのお店の隣にあった、和風スパゲティのお店には何度も通っていて、お箸で食べる釜揚げのスパゲティは何種類もあり、大好物でしたが3.11の前に閉店してしまい、「隣の市でまた再スタートする」なんて閉店の日に急いで食べに行った時に聞いたけど叶わなかった様子

そして私の幼少期から
母の友人の旦那さんがやっている建物が傾いた喫茶店も私がやっと入って晩ごはんを作ってもらった時にはもう旦那さんが難病で治療中でほぼ閉店状態でした。

「あぁ、こんなスピーカーがあってレコードがかかるのか‥ご飯も凄く美味しいのに‥」

もっと早く知っていればと、朧げな記憶が残っています。

この喫茶店は、最初に出て来た事務仕事が終わって午後ヒマな近所のおじさんの常連の場所でした。

このおじさんはその後
もう1つあったもう少し洒落た近所の和風喫茶店に行き付けになったようです。

私も最近足のリハビリついでに、昼間お汁粉を食べに行ったり、夜もやっていたので人目を忍ぶように入って、晩ごはんを食べるついでにブログ書きやネタを考えたり行き詰まった時に来て、大盛りご飯お替り無料だったので、ほんの数回でしたがオサレな御夫婦店主にお世話になりましたが、コロナ禍でいつの間にか閉店してしまいました。

この和風喫茶店の前身のお店があった記憶も‥

地域密着型の個人飲食店のイネさんは、そこからほぼ出ることかないので、私と同じように色んなことに疎いしあんまり器用じゃないのですが、共通点が料理でした。

「ねぇ、ピザトーストってどうやって作るの?」

「ケチャップ撒いて炒めた玉ねぎ敷いてピーマンとチーズ散らして焼くだけ」

「ねぇ、ナポリタンって何?」
※ミートソース世代で食べたことがない💦

「お弁当の端っこにある赤いヤツ」

「カレー美味しかったよ」

「何回作っても同じ味にならないんだよね💦」

カレーだけはササッと出来るようなものではなくて、もの凄い量の玉ねぎを切って炒めてお鍋に向かっているイネさんをガラス窓越しに見たことがありました。

ここにはハンバーグ定食はありません。和食の野菜食堂だからです。でもほんのたまに、グラタンやラタトゥイユやグリーンカレーや煮込み和風ハンバーグが1日限定でメニューに上がるのです。

「○○○美味しかったよ」

「そんなのやったっけ?」

何年も通っていたのでいつの間にかなくなってしまったメニューもありました。

私は野菜が大好きです
野菜に好き嫌いがありません
※ニラとにんにくだけはNG

数日前
3ヶ月置きに会う内科のキラキラ先生の診察があり、2年ぶりに血液検査をしました。

全然関係ない話になってしまい

「先生、血液検査の結果はどうなったの?」

事細かく説明してくれて

「超健康体?」

「永遠の17才は辞めた方が‥」

「アレルギー数値全てゼロの人っているの?」

「俺も甲殻類アレルギー、昔一時的にカニ食いすぎた」

「かっぱえびせん食べたら死ぬの?親友が言ってた」

「食べないようにはしてる」

以前、薬局の人に
「突然アナフィラキシーになって死ぬことはないから」

と彼のくるみアレルギーのことを相談した際に言われ、それだけは気をつけるようにしてるけど、私と同じように特にこだわりがないみたいで、何でも食べれるし未だに病院にも美容院にも行ったことがないらしい

病気になる前に病院に行く
虫歯になる前に歯医者さんへ

内科のキラキラ先生が最後に言ったこと

「でっかい唐揚げや揚げ物はダメ🙅」

これが苦手な私
今の人は子どもの頃から食べ過ぎなんだと思う

小さな小さなご飯茶碗に、父が食べたすき焼きの残りの、しなびた白菜としらたきと汁だけかけて

「美味しいな」

なんて思ってた私
給食の量も子どもだから勿論少量
お替りする人なんて誰も居なかったし、給食費が払えないなんて話も聞いたことがない

給食費は多分振り込みだったんだと思う

ただ
私の頃の栄養士さんが良かったらしくて、野菜中心でお肉が出たことがほぼありませんでした。

母も私の子育ての時食に関しては困ったことがないらしく
「何でも美味しく食べてくれる子」

健康な身体に
健全な心が宿る

器を大切にしないと
中身も腐ってしまうし
器も割れてしまう

大切にしよう



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