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【ばあばのさりげない日々】「器の大きい人」になる大切さを感じた日・・・
事件を起こした少年が「自分が何者かわからない」とつぶやいたという。
昼、聞いたニュースでのひとこまだ。
ときとして人は、あふれる感情に歯止めがきず、こんな不安におそわれる。
人生経験の少ない少年なら、ありがちなことかもしれない。
だからと言って、人の道を外していい理由にはならないのだ。
自我が育ち人の器ができれば、やがて自分が何者か分かる日が来るだろう。
なんともいたたまれない、悲しい気分の日になった。
◇人間の器
よく「あの人は器が大きい」と表現することがある。
他人のことをよく理解し、包容力もある人をイメージする。
人間である限り、そんな器を持って生きてゆきたい。
残念ながら、いまだ理解力もに包容力にもかける自分としては、器のちいささを感じてしまう。
「自己受容」について教えてくれた野口嘉則さんは、器とは心のことで、その大きさによってわき上がる感情をキープする量が変わるという。
器が小さいと感情があふれ出し、哀しみ、恐れ、不安におそわれるが、心の器を大きく育てられれば、自分の感情を受け止め味わうことができる。
こうやって育てていく心の器を「人間の器」というのだろう。
◇アイデンティティを確立する
「自分が誰なのか知ること」つまりアイデンティティ(自我同一性)を確立するという。
自分が他の誰でもなく、まぎれもない自分自身であると自覚すること、自分を知ることなのだ。
心の器を育てることこそ、アイデンティティの確立を意味している。
これはそう簡単にはいかない作業だ。
長い年月をかけて、さまざまな経験の中で育てていくしか方法はない。
経験も少なくまだ器の小さい少年に「自分が誰なのか知ること」は困難なことで、焦らなくていいよと教えてあげたい。
◇すぐ怒る人
大人になっても「器が小さい人」はよく怒る。
心の器が小さいと、感情がすぐにあふれ出し、その感情を味わうことができず怒りとなって人にぶつけるからだ。
器の大きい人は、一旦感情を自分の中におさめて感じ、味わってから外に出すので感情的にならない。
落ち着いた言動や態度は、人を安心させ信頼を持たせる。
こうして「あの人は器が大きい」と評価されるのだろう。
この年齢になっても「アイデンティティを確立する」のはむずかしい。
まだ幼い心を持つ少年たちは、ゆっくりと心の器を育てて「自分が何者なのか」という問いに答えを見つけていって欲しいと願うばかりだ。
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