資金調達プレス画像を作る時に大切なこと
もしあなたが「資金調達のプレス画像を作って。」と言われたら、どうしますか?
資金調達のプレス画像って、金額ドーンと載せて、これだけの資金調達できました〜!とアピールする画像を作ればいいんでしょ。と思っている方もいるかもしれません。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか?
今回私は、事業承継マッチングプラットフォームrelayの資金調達プレス画像を制作しました。
相談があった当初、正直私は、調達金額大きくのせて出資してくださった方々のロゴを載せる感じかな〜なんて安直に考えていました。
しかし、経営陣の想いや、プレスリリースを打つことにより誰に何を伝えたいのか、そもそも我々は何を大切な軸にしているのか、我々は社会に何を提供したいのか。などなど、整理してみると、必ずしも資金調達金額を目立たせることが最適解でない場合があるということに気づきました。
また、色んな会社の資金調達プレス画像をリサーチしてみると、自分が気に留めていなかっただけで、実はいろんな表現がなされていることもわかりました。
スタートアップ界隈で資金調達のプレス画像作成を任されたデザイナーの何かしらのヒントになることを願って(笑)作る上で大事だなと思った観点をまとめておきます。
1.プレスを打つ目的を整理する
今後の展開を伝えたい。
改めてプロダクトの紹介や想いを広く届けたい。
事業拡大をうたい採用に生かしたい。
目的は一つでなくとも、今回のプレスで一番主張したい部分は何なのか、何に繋げたくて資金調達プレスを打つのか。を広報や経営陣と整理できると、自ずと主張するべき方向が見えてくると思います。
2.プレス叩き台文章を見て質問してみる
プレスリリースの叩き台文章が出来上がっていれば、まずそれを見せてもらいましょう。
ベースとなる知識を得たら、リード投資家さまの話や資金調達に至るまでのストーリーを伺ってみましょう。自分はこれにより解像度がガッと上がる感じがしました。
特に、今回弊社では"社会インパクトファンド"からの資金調達をおこなっています。
インパクトファンドについてはこちら↓
"社会インパクトファンド"の資金の受け入れを決断したことで、弊社は明確に社会課題解決にコミットする企業としての成長の道を歩むことに決めた。ということになります。
会社が向かう方向性となる情報を入手できるかどうかで、プレス画像のアウトプットは大きく変わってきそうです。
3.細かく共有、チューニングしていく
今回のプレス画像のディスカッション、slackのスレッドがトータル100近くまでいっています。
最初は方向性出しのリサーチ画像の共有から、最後はフォントの細かな文字間詰めまで、細かく経営陣とやりとりをおこないました。
最終的にできた画像がこちら
参考にした資金調達プレス画像
今回資金調達プレス画像を作るにあたり、リサーチ時におもしろいなと思った3社をピックアップします。
PIVOT
PIVOTは特徴的な紫〜青グラデを全面に敷くことで、一瞬でPIVOTだとわかるようにしています。背景には映像コンテンツが数多く並べられており、映像メディアとしての充実感が演出されています。
ちなみに映像メディアとして、資金調達の裏側を動画でも配信しています。おもしろい。
LayerX
金額表示は控えめにし、『すべての経済活動をデジタル化する。』というコピーがとても大きく載せられています。フォント自体も力強く、我々は絶対に社会にデジタル化の価値提供をやってくぞ!と言う意識の強さを感じます。
SHE
SHEは、代表の福田恵里さんをはじめ、投資家の方達との写真をプレス画像に入れています。
SHE自体が人にとことん向き合っているサービスであり、代表や社内メンバー、関わる人達が生き生きしている姿を見せることは、それだけでブランドとして価値があがることなのかなと分析しました。
最後に
事業承継プラットフォームrelayを運営するライトライトでは一緒に働く仲間も募集中です。
基本フルリモートなので、年齢や経験、居住地域は問いません。現在も全国各地でメンバーやインターン生が稼働しています。地域が好きな方 ・スタートアップに興味のある方はぜひ見てみてください〜(^^)
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