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坊さんの考える「結婚と家族」

こんにちは。

この時期は花粉が落ち着いてきて、だいぶ気分も良くなってきました。
鼻詰まりで何を食べても美味しくない時期を過ごしていたので、最近やっと食べ物が美味しくなってきました♪♪

この坊さん日記は、24歳の坊さんが身の回りで起こった事、思った事を日記やメモとして残していこうとやっているものです。

坊さんというと、説法とか、仏教の話をメインで話すことが多いですが、ここでは極力仏教からは離れて、普通のことを話していこうと思います。気になるものだったら読んでください。

今日は先日のこのニュース。

結婚、家族についてはっきりと自分の意見を述べとかないといけないと思っていたので、本当にいいニュースだと思いました。

というのも、日本のお寺の家族はこの問題についてかなり疎いと思っているからです。

というのも、昔ながらの考えですが、お寺の嫁に来るんだから、住職さんの奥様として、常にお寺にいてお寺を支えて行かなくちゃダメ。それが守れないなら恥。絶対に教えてきた以外のことはやるな。という昔ながらの考えを持つお寺が多く残っていることが多いからです。

(全国のお寺さんが絶対にそうだというわけではありませんし、当然良いお寺さんもいっぱいいます。)

いやいや、今の時代になってそんなことないだろ。と思いたいのですが、改善されないのが現実です。

たしかに、自分の先祖のご供養をしてもらっているお寺が、代々変わりなく和やかな家族であればすごく安心できると思いますし、そういったお寺であることがいいと僕も思っています。
(そのお寺に当てはまってるお檀家さんは、正直すごい恵まれています。)

ですが、結婚して家族になったらなんでもかんでもお寺の人だからと、上の人や檀家さんから押しつけられるのは間違っていると思います。

そういう覚悟を、しっかり持ってお寺に入る人もいるので悪いことだとは思いませんし、むしろそうゆう方々は尊敬します。

ただ、皆んなが皆んなそういう考えではないことは分かって欲しいですし、違う考えを持っているからといって頭ごなしに否定するのはおかしいことだと言いたいんです。

僕、個人の意見ですが、結婚相手がお寺に入って一緒になってお寺を護るというのは、大変な時代になっていると思います。

実際、僕の周りでもお寺に入って家族関係がこんなに大変だとは思わなかったという方や、離婚した人までけっこう多くいます。

基本的に、お寺は今まで家族経営でやってきた所が多いので、一般的な家庭以上のことを求めるケースがだいぶ多いとも感じています。一概には言えませんが、こういった理由で別れてしまうケースが多いと思います。

そんなの普通に嫌ですよね。

で、僕がどう考えているかというと、

相手のやりたいことを尊重したいので、結婚してもお寺には住まない。
お寺のことには触れないようにしてあげる。

ってのが僕の理想です。

僕は今まで散々、「お寺の子だから」という、訳の分からない理論で、嫌な思いをすることが多くありました。

それを自分の相手にまでさせたくないのが、本心です。
自分にもし子供ができたら、お寺から離して色んな選択肢の中で生かせてあげたいです。

そして、世の中が少しでも変わっていってもらえれば。

最後に、読んでいただきありがとうございます。
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