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癌発見までの経緯【1】|妊娠中、夫が癌になりました。【2】全文無料

前回の記事にスキをありがとうございます!

今回は、夫の癌発見までの経緯を書いていきます。

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待望の妊娠

2017年1月10日、妊娠が判明しました。

前の年に結婚し、すぐに妊娠するも化学流産。
年齢的なこともあり不妊治療を開始し、タイミング法、卵管造影検査を経て待望の妊娠でした。

帰宅した夫のMさんに妊娠を告げると、第一声が

「よかったね、おけいはん!」

(“おけいはん”は私のあだ名。
婚前、京都旅行に行ったとき、京阪電鉄のキャッチフレーズ「京阪のる人、おけいはん」を気に入った夫により命名されました。)

「よかったね」て他人事かい!
あなたの子でもあるんやでぇぇぇ!?

と、思わず心の中でツッこまずにはいられませんでしたが、喜んでいることは伝わりました。

念願の妊娠が叶って幸せの真っ只中にいたのです、その時は…。

10日後、天から地に落とされるとは思いもしませんでした。
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癌発見までの経緯【1】

体重減少

遡ること8ヶ月。
2016年5月、結婚してから一月経ったある日のこと。

散髪帰りの夫が

「美容師さんに『痩せた?』って言われた

と言ってきました。

そして

「この間久しぶりに会った取引先さんにも『痩せたね』って言われた」

と。

毎日会っている私は夫の変化が分からず

痩せたのは料理が口に合わないから?
結婚生活が窮屈なのかな?

と、的外れな心配ばかりしていました。

「(痩せたのは)結婚して飲みに行くことが少なくなったから」

なんて夫は言っていたけれど、
今思えば、私が心配しないように気遣ってくれたのかもしれません。


突然の嘔吐下痢

その年の7月、休日に外出をしていたら夫が急に嘔吐下痢を訴えました。

すぐに近くのドラッグストアに入り、夫がトイレに入っている間に薬を買いました。

休日当番の病院への受診を勧めましたが、夫は

「大丈夫。冷たいもん食べ過ぎたかも」

と言って病院には行きませんでした。

体調不良と嘔吐下痢ふたたび

12月。
この頃から朝起きられない日が続くようになりました。
なかなか起き上がれない夫の身体をマッサージして、なんとか起こして…。

夫は朝に弱い。
でも、こんなにも起きられない日が続くのはおかしい。
そう思いはじめました。

そしてある日。
夫から「勤務中に嘔吐下痢を催し病院に行った」と連絡がありました。

急性胃腸炎と診断され、すぐに治りましたが
二人で話し合い、年明けに精密検査をしてもらおうということになりました。


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