トークはニコラシカのように
「ニコラシカ」をご存知でしょうか。
カクテルの一種で、ブランデーを注いだグラスの上に砂糖が盛られたレモンスライスが乗っているものです。
グラスの中にあるのはただのブランデー。
レモンと砂糖を口の中にほおばり、その状態でブランデーを流し込み、口の中で完成するカクテルなんです。大人でしょう?トークもこのようにありたいものです。
主語や述語を省かず理路整然と言葉にし、相手に伝えたいことを正確に表現することも大切です。でも、もう一歩上を目指すなら、相手に伝えたいことが、相手の心に届いたときに完成することを意識しましょう。
例えば、契約書に不備があったので再送してもらわなければならないときに、「契約書に不備がありました。新しい書類を送付しますので、再度ご記入のうえ、同封の返信用封筒にてご再送ください。返送期限は1週間ですので、必ずそれまでにお願いします。」と言えば、間違ったことは何も言っていないかもしれません。しかし、言い方によっては「めんどくせー、だったらもう契約しないでいいや」と思わせてしまうかもしれません。果たしてそれは、相手に伝えたいことだったのでしょうか。
相手の性格や状況によって適切なトークは変わるので、これが正しいトークというものはありませんが、一例として書いてみます。
いかがでしょうか。
それでは、また。
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世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。