血統マニアの独り言

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血統マニアの独り言

競馬歴20年以上、競馬ライター歴10年以上の経験を活かした執筆を行います。主に血統にフォーカスした競馬記事がメインとなりますが、競馬初心者の方でも分かりやすい内容にも尽力します。

最近の記事

エリザベス女王杯(G1) [重賞最終見解]

2024年11月10日(日) 京都11R エリザベス女王杯新装京都開催の昨年は、前走G2以上のグレード&芝1800m以上の距離出走馬が複勝圏内を独占。 父キングカメハメハ系orハーツクライ系と、いわゆる日本の非根幹距離G1レースに実績のある種牡馬の産駒も複勝圏内を独占。 基本的には、近走で質の高い中長距離戦を使われている非根幹距離巧者の血統馬が走りやすい傾向も。 シンティレーションは、前走府中牝馬S(東京芝1800m・G2)2着からの臨戦過程。 京都開催の直近3年の

    • 武蔵野S(G3) [重賞最終見解]

      2024年11月09日(土) 東京11R 武蔵野S過去5年の武蔵野Sは、オープンクラスの東京ダートコースで連対実績を持っていた馬が全勝。 過去3年で複勝圏内に好走した9頭中8頭も、上記の実績を満たす馬。 また、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中13頭は、父か母父サンデーサイレンス系orキングマンボ系の血統馬。単勝5番人気以下から複勝圏内に好走した9頭8頭も当該血統馬。 東京コース巧者かつ芝指向のスピードを兼ね備えた馬が最も走りやすい傾向も。 エンペラーワケアは、今

      • アルゼンチン共和国杯(G2) [重賞最終見解]

        2024年11月03日(日) 東京11R アルゼンチン共和国杯過去5年のアルゼンチン共和国杯は、前走条件戦orオープン特別出走馬の括りで、合計7頭が複勝圏内に好走。そのうち4頭は5番人気以下の人気薄。 父か母父がロベルト系、スターリング系、キングマンボ系、もしくはトニービンの血を持つ馬も、過去5年で4勝。 単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した8頭も全馬が上記の血統条件を満たす馬。 いわゆる格下馬の中でも、スタミナ指向の強い欧州血統馬が、ハンデ差を活かして激走しやすい

        • 京王杯2歳S(G2) [重賞最終見解]

          2024年11月02日(土) 東京11R 京王杯2歳S過去5年の京王杯2歳Sは、前走1着馬or前走の上がり順位が3番手以内馬の括りで、その勝ち馬5頭全馬が該当。 複勝圏内に好走した15頭中13頭も、上記の実績を満たす馬。 また、過去5年で父か母父がディープインパクト系の血統馬は、合計6頭が複勝圏内に好走。そのうち5頭は、単勝5番人気以下の人気薄。 昨年9人気3着オーキッドロマンスは、父ディープインパクト系の血統馬。 一昨年は、当日単勝5番人気以下&母父ディープインパ

        エリザベス女王杯(G1) [重賞最終見解]

          天皇賞秋(G1) [重賞最終見解]

          2024年10月27日(日) 東京11R 天皇賞秋過去5年の天皇賞秋は、前走が芝G1レース出走or前走芝G2レースで3着以内の括りで、複勝圏内に好走した15頭全馬が該当。 また、父か母父が欧州種牡馬or母方が欧州牝系の該当馬は過去5年で4勝、当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も当該血統馬。 競走馬として一定の格を兼ね備える馬の中でも、欧州指向の重厚なタイプが最も走りやすい傾向も。 リバティアイランドは、前走ドバイシーマクラシック(首・芝2410m・G

          天皇賞秋(G1) [重賞最終見解]

          スワンS(G2) [重賞最終見解]

          2024年10月26日(土) 東京11R アルテミスS3年ぶりに従来の京都競馬場で施行された昨年のスワンSは、上位人気馬が総崩れで3連単の配当金も51万円を超える大波乱決着に。 10人気1着ウイングレイテストは、前走京成杯AH(中山芝1600m・G3)2着からの臨戦で、ロベルト系スクリーンヒーローの産駒。 6人気2着ララクリスティーヌは、前走関屋記念(新潟芝1600m・G3)9着からの臨戦で、母父がロベルト系タニノギムレット。 11人気3着ロータスランドも、前走関屋記

          スワンS(G2) [重賞最終見解]

          アルテミスS(G3) [重賞最終見解]

          2024年10月26日(土) 東京11R アルテミスS過去5年のアルテミスSは、前走芝1800mで1着の距離短縮ローテ馬が3勝、前走芝1600mで上がり最速&1着馬が2勝。 父か母父が欧州種牡馬の血統馬も、計12頭が複勝圏内に好走。 臨戦過程、血統ともに、いわゆるスタミナ指向の強い傾向が垣間見えるレース。 マイエレメントは、欧州型ロベルト系エピファネイアの産駒。 2018年のアルテミスSは、エピファネイア産駒のサークルオブライフが7人気1着、同じく同種牡馬の産駒シゲ

          アルテミスS(G3) [重賞最終見解]

          菊花賞(G1) [重賞最終見解]

          2024年10月20日(日) 京都11R 菊花賞京都開催時の近3年の菊花賞は、複勝圏内に好走した9頭全馬が、前走芝2200m以上の距離&2勝クラス以上で1着or芝2200m以上の重賞で3着以内馬。 また、上記期間で4人気以下から複勝圏内に好走した4頭は全馬が、父か母父がキングマンボ系、ロベルト系、グレイソヴリン系、サドラーズウェルズ系等々の欧州血統馬という共通項も。 近走好調馬の中でも、血統的には重厚なキャラクターが最も走りやすい3歳馬限定のG1競走。 ピースワンデュ

          菊花賞(G1) [重賞最終見解]

          富士S(G2) [重賞最終見解]

          2024年10月19日(土) 東京11R 富士S過去5年の富士Sは、距離短縮の前走芝重賞出走馬or近2走以内に上がり順位3番手以内の末脚実績馬の括りで、単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した7頭全馬が該当。 またこの期間で、父か母父がディープインパクトorキングカメハメハ系血統馬は2勝。単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した7頭中6頭も当該血統馬。 臨戦過程、血統ともに、いわゆる中距離指向の体力や直線での伸びがポイントに。 ゴンバデカーブースは、前走日本ダービー(東京

          富士S(G2) [重賞最終見解]

          府中牝馬S(G2) [重賞最終見解]

          2024年10月14日(祝) 東京11R 府中牝馬S過去3年の府中牝馬Sは、複勝圏内に好走した9頭中8頭が、前走芝1600m重賞出走の距離延長馬or前走3角5番手以内の先行経験馬。 また、父か母父がロベルト系、ノーザンダンサー系、キングマンボ系など、いわゆる欧州型血統馬の活躍も顕著。 上記の血統馬は、過去3年で全勝、複勝圏内に好走した9頭中8頭も該当。 戦歴的にはスピード指向が強い、重厚な欧州血統馬が最も走りやすい傾向も。 ハーパーは、前走ヴィクトリアM(東京芝16

          府中牝馬S(G2) [重賞最終見解]

          秋華賞(G1) [重賞最終見解]

          2024年10月13日(日) 京都11R 秋華賞昨年の勝ち馬リバティアイランドは、母方が世界最高峰のスピード大国とも称される豪州牝系。 2020年の勝ち馬デアリングタクトは、世界各国の短距離重賞勝ち馬を輩出した名牝系デアリングダンジグの一族。 2019年の勝ち馬クロノジェネシスは、母の父がクロフネ。スリープレスナイト、カレンチャン、ママコチャ等々、芝1200mG1レース勝ち馬を多数輩出した種牡馬。 この結果が示す通り、芝2000m戦ながらも、いわゆるスプリント指向のス

          秋華賞(G1) [重賞最終見解]

          毎日王冠(G2) [重賞最終見解]

          2024年10月06日(日) 東京11R 毎日王冠過去5年の毎日王冠は、芝1600mの勝利実績馬が全勝。そのうち4頭は芝1600mのG1レース勝ち馬。 また、父か母父に欧州種牡馬を持つ馬、もしくは父がステイゴールド系orハーツクライ系血統馬は過去5年で4勝。当日単勝4人気以下から複勝圏内に好走した5頭中4頭も該当する特注系。 戦歴的にはスピード指向、血統的にはスタミナ指向の強いキャラクターが走りやすい傾向も。 オフトレイルは、これまでの自身の勝ち鞍3勝中2勝が芝160

          毎日王冠(G2) [重賞最終見解]

          京都大賞典(G2) [重賞最終見解]

          2024年10月06日(日) 京都11R 京都大賞典3年ぶりに従来の京都競馬場で行われた昨年の京都大賞典は、父か母父ディープインパクト系orキングカメハメハ系の血統馬が4着以内を独占。 また昨年の勝ち馬プラダリアは、母の父がクロフネ。3着ディープボンドの母父は、キングヘイロー。 クロフネ、キングヘイローは、何れも種牡馬として芝1200mのG1レース勝ち馬を輩出。 日本の主流血統にプラスαで、スプリント指向のスピードを強化された馬が最も走りやすい傾向も。 ドクタードリ

          京都大賞典(G2) [重賞最終見解]

          サウジアラビアRC(G3) [重賞最終見解]

          2024年10月05日(土) 東京11R サウジアラビアRC昨年の勝ち馬ゴンバデカーブースは、母の父がディープインパクト。 一昨年の勝ち馬ドルチェモアも、母の父がディープインパクト。 2021年の勝ち馬コマンドラインは、ディープインパクト産駒。 2020年の勝ち馬ステラヴェローチェは、母の父がディープインパクト。 直近4年のサウジアラビアRCは、父か母父ディープインパクトの血統馬が全勝と、基本的には主流のスピード、直線の伸びが問われるレース。 アルテヴェローチェは

          サウジアラビアRC(G3) [重賞最終見解]

          スプリンターズS(G1) [重賞最終見解]

          2024年09月29日(日) 中山11R スプリンターズS近年のスプリンターズSは、芝1600m以上の距離で勝利実績を持っていた馬が5連勝中。 また、父が非サンデー系血統馬も、過去5年で4勝、5人気以下から複勝圏内に好走した6頭中4頭も該当する特注系。 生粋のスプリンターというよりも、距離に融通の利く非主流血統馬が最も走りやすい傾向も。 オオバンブルマイは、芝1600m重賞の勝ち馬。 前走キーンランドS(札幌芝1200m・G3)3着からの臨戦過程。 過去5年のスプ

          スプリンターズS(G1) [重賞最終見解]

          シリウスS(G3) [重賞最終見解]

          2024年09月28日(土) 中京11R シリウスS従来の阪神ダ2000mから舞台を変えて、今年は中京ダ1900mで施行されるシリウスS。 2020~2022年のシリウスSも、中京ダ1900mで実施。 上記の期間で複勝圏内に好走した9頭中8頭は、左回りコース&上級条件のダート戦で勝利実績or左回りコースのダート重賞で3着以内の好走実績を持っていた馬。 また上記期間で、単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した6頭全馬は、父か母父がキングカメハメハ系、ゴールドアリュール系、

          シリウスS(G3) [重賞最終見解]