【詩】茅葺き民家
電車の窓から
茅葺きの家が見えると
目を凝らしてしまう
次に ここを通る時
会えるかどうか
わからないからだ
カメラを向けてばかりいたら
己の中に
映像を焼き付ける機能が
衰えて
最も大切なものを
焼き付けられなかった
それを悔いているから
目を見開いて
茅葺き屋根の家を
みつめている
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電車の窓から
茅葺きの家が見えると
目を凝らしてしまう
次に ここを通る時
会えるかどうか
わからないからだ
カメラを向けてばかりいたら
己の中に
映像を焼き付ける機能が
衰えて
最も大切なものを
焼き付けられなかった
それを悔いているから
目を見開いて
茅葺き屋根の家を
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