読書の日記:2024年3月5日~3月8日
春の陽ざしのようで太陽の光は暖かいんだけど、意外に風は冷たくて。身を竦ませながらも、冴えた空気を肺に吸い込む。
3日ごとぐらいに「読書の日記」を更新していきたいなと思ってはいたんだけど、まぁ、タイミングもあるからね。あと…スヌーピーパズルに時間を割きすぎているのが、まぁ。
和田秀樹さんの『薬害交通事故』を一気に読む。
史上最悪の薬害といえば、今も行われているコロナワクチン接種のことで、その後遺症の実態が、やっと月刊誌「文藝春秋」で大きく記事になり、ネットニュースにも、主要メディアのいくつかにも取り上げられた。
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『薬害交通事故』を読むと、高齢者の交通事故の主因が、5種類以上の薬を服用することで引き起こしやすくなっている「せん妄(譫妄:せんもう)」という意識障害のせいだと分かる。
せん妄については、一般的に大病の手術をした後に起こしやすいとの記述があり、そういえば、祖母が重症の胆石の手術後に痛み止めを点滴されている間中、怖い夢をずっと見ていたと話してくれたことがあった。本人にとっては怖い夢でも、現実には祖母自身が叫び出したり、暴れ出したりしたこともあったらしい。
さすがに、大病の手術の後に運転することは無理にしても、多剤服用と呼ばれる、いくつかの病院や診療科にかかって、10種類以上の薬を飲んでいる高齢者など少なくはないらしく、診療科が細かく分かれている日本の医療事情では、多剤服用が問題になりつつも常態化しているらしい。
これは、コロナ騒ぎの時も感じたことだけれど、結局、「医原病」で身体の自由を奪われたり、障害が残ってしまったり、事故を起こしてしまったり、命を落としてしまう人が、驚くほど多いんじゃないだろうか。
本当なら必要のないワクチンを注射され、本当なら必要のない薬を飲まされて、本当なら多少の不便はあってもそれなりに健やかに過ごせる日々を壊されているんじゃないか。
そう思うと、本当に遣り切れない。そんな時に、ガンサバイバーの女性から、頭痛がツラくて脳外科で診てもらったら、緊急入院になった、との連絡があった。彼女は、主治医の言葉を疑うこともなく、コロナもインフルも打っていたから、再発する可能性は高いだろうなと予想してはいたけど、その予想は外れてほしかった。
青山南さんの『本は眺めたり触ったりが楽しい』は、特に読む気が無くてもスラスラと読めてしまう滑りの良い本。表紙だけでなく、本文にも洒脱なイラストが散りばめられていて、どう頑張っても気軽に読めてしまう。起きがけに、寝る前に、ちょっと読むのがちょうどいい。
川原繁人さんの『日本語の秘密』もちまちま読んでる。
この本は、なにより対談形式なのがよくて(大の対談好きなもので)今読んでいるのは、大御所声優の山寺さんのパート。わかってはいたけど、山寺さんの発声器としての動きの良さと柔軟性が音声学的に解説されていて面白かった。
はてさて、今夜はJRで帰省。2時間の汽車の旅には何を読もうかな。