インプットが『あなたを創る』
どうも、けいやんです。
先日知人の紹介で、「個人で本屋さんをやっている方が登壇するイベント」に参加してきました。
そのイベントは、とあるカフェで行われていて、そのカフェのマスターが気になった方をゲストとしてカフェにお招きして、マスターとトークをする、というもの。
A-Studioや、徹子の部屋とかに近い形態です笑
そのイベント自体は2時間程度だったのですが、そこで感じたことを書いてみます。
タイトルにもありますが、今回のテーマは『インプット』です。
ここでは、本屋さんの店主(30代男性)のことを『Nさん』と呼ばせてください。
彼は高校生の頃から読書にハマり、30代前半の今までずっと多くの本を読んできたと言っていました。小説、旅行記、エッセイ、哲学、図鑑、歴史、宗教、漫画などなど。ジャンルレスです。
なんなら高校生の頃から、小説を書くのが好きで、書くために本を読んでいたといいます。そして、現在は小説家としても活動しているのだとか。凄すぎる。。。
私なんて、高校生の頃は野球ばっかりで、毎日遅くまで練習して、学校では友人と好きな異性の話ばかりしているような、いたって健全な男子高校生でした笑。本を自主的に読み始めたのは20歳からだったので、まだ5年くらいです。まだまだ修行中。。。
すみません、話を戻しますね。
Nさんの話を聞いていて思ったことをいくつか挙げておきます。
語彙力が高い。とにかくインプットの量が段違い。「なんでも知っているのか!?」と感じるくらいにはすごかった。(そんなことはあり得ないのだが。。。)
話が上手い。全体感の話だけでなく、ちゃんとわかりやすいように具体例を挙げて説明してくれる。具体と抽象の行き来ができる人。
本当に読書が好きなんだな、考えを巡らせることが好きなんだな、と感じた。想いの熱量をひしひしと感じた。
落ち着きがあって、達観しているように感じた。読書経験を通じて、精神的余裕を手に入れているのだろうか。
自分の価値観や考え方をしっかりと確立していた。多くの意見や想いに触れて、自分がはっきり見えているのだと思う。
とにかく、マスターとの対談の様子を見て、私は圧倒されました。とても面白かった。
ストーリーが好き。本が好き。
思いを巡らせるのが好き。
そんな共通点があるだけで、憧れてしまうほどにNさんのことが眩しく見えました。
好きなものについて話をしている人を見るのは、面白いとは思いませんか?
いわゆる『オタクトーク』っていうやつです。早口になっちゃうやつです。
その中身がわかる人からすれば、とてつもない熱量で討論が行われるでしょう。共感祭りが始まるかもしれません。なんにせよ想いと言葉が交わされる空間が生まれます。
あまりにレベルが高すぎて、そのレベルまではついていけませんでしたが、「読書が好き」という共通項だけで、とても充実した時間を過ごすことができました。
つまり、何が言いたかったかというと、『インプットした情報で、その人が創られている』ということです。
少し失礼な言い方にはなりますが、人と話をしていて「この人薄っぺらいなぁ」と感じたことのある人はたくさんいると思います(厳しいことを言うと、そう感じたことがない人は、周りから薄っぺらい人と思われているかもしれません。あくまで可能性の話ですが)。
反対に魅力的に見える人は、「自分に近しい部分を持っていて、熟達している」ように思います。自分とは全く違う人のことを尊敬できること自体はとても素敵なことです。しかし、どこまでいっても人は、自分と似た部分を持っている人に好意を寄せる生き物なのではないでしょうか?
インプットの量が多いほど、多くの人と共通した部分を、その身に宿すことができます。だから、周りの人から魅力的に映るんだと思います。
また、人は自分が知っていること、考えていることしか行動に移せません。
自分の頭にないことは、そもそも実践すらできないのです。
経営者が書いた本には、「アウトプットに必要な分だけインプットすれば十分だ」といった考えが紹介されていることが多いです。
つまり、アウトプットすることを前提としてインプットをするということ。
仕事においては、その考えが最も正しいと思います。と同時に、私にはまだまだアウトプットが足りていないということも自覚しています(だからnoteを書いています笑)。
ただ、Nさんを見て確信したことがあります。それは、「自分の中で楽しむ分には、インプットだけでも十二分に価値がある」ということです。
ただし、他者に影響を与えるには会話や文章でのアウトプットが必要になってきます。仕事やビジネスの話になってきたら尚更アウトプット前提になってしまいますが。
個人で趣味として楽しむ分には、確実に人生を豊かにしてくれるのが『読書』です。
これはインプット全般のことに対して言えそうなことです。しかし、個人的には『質』の観点を加えてた時に読書に勝るインプット術は存在しないと思っています。
さらにもう一つ、感じたことがありました。それは「インプットだけならコンピューターやAIの方が優れているのだから、意味ないのでは?」という疑問です。
結論から申しますと、この疑問は速攻で払拭されました笑。
なぜなら、自分が経験してきたことや、それを通じて感じてきたことは、この世で唯一無二だからです。どんな経験も感情も宝物と言えると思います。
それを通じて育まれてきたあなた自身が、インプットすること自体に価値があるんです。解釈は人それぞれでいい。自分の中で楽しむのなら、誰にも迷惑はかけないんですし。
インプットがあなたを創るんです。これまでもそうだし、これからもきっとそうです。
それをアウトプット・行動に移した時、必ず外からリアクションが返ってきます。そこで得られる情報もインプットしましょう。そして、またアウトプットに繋げてください。そうすれば必ず、あなたの人生は今よりもっと色づいて、鮮やかに見えるはずです。
今回のイベントでのインプット、noteでのアウトプットを通して、もっともっと多くの物語に触れたい。作者の琴線に触れたい。そういった欲が生まれてきました。
今夜は読書が捗りそうです。
これからのあなたのインプットが、より良いものになりますように。
ではまた。
p.s.個人的にインプットに関するおすすめの本のリンクを貼っておきます。紹介文だけでも面白いので、ぜひクリックしてお確かめください。