【絵本】『水木しげるの妖怪えほん』
今年は『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる先生の生誕100周年。
ということで、今回はEテレでおなじみの『水木しげるの妖怪えほん』をご紹介します。
あらすじ
感想
Eテレの「てれび絵本」で放送された『水木しげるの妖怪えほん』。
2017年に放送されて以降、毎年のように再放送されている人気シリーズです。今年の夏も放送されましたね。
おどろおどろしい雰囲気の中登場するのは、怖いけれどどこか面白い妖怪達。佐野史郎さんの淡々としたナレーションも、水木しげるの世界観に見事にマッチしています。
息子は、2歳の頃このシリーズを見て水木しげる先生にハマりました。
私が持っている『妖怪画談』を夢中になって読むので『妖怪えほん』の本を買ってあげると、案の定どハマり。
本には、テレビで放送した内容がそのまま収録されています。
登場するのは、座敷童子やぬらりひょんなど有名な妖怪から、一反木綿や砂かけ婆などの鬼太郎ファミリー、ちょっとマイナーな妖怪までさまざま。
コロナで一躍時の人(?)となったアマビエも登場します。
ちなみに、息子の推し妖怪はキジムナーとすねこすり。可愛い系が好きみたい。
本を買ってからは、『妖怪えほん』の録画を見ながら出てきた妖怪を本でチェックする、を繰り返して楽しんでいます。
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さきほど私が持っている『妖怪画談』と書きましたが…
そう、実は私も妖怪好きなのです。
幼稚園児の頃『ゲゲゲの鬼太郎』にハマりました。父親が借りてきたVHSを見たのがきっかけです。
見たのは主に第3期ですが、古いシリーズも見ていました。
昔の鬼太郎ってトラウマレベルに怖い回がざらにあるんですよね。
私は、3期の「幽霊電車」と、ねずみ男が話しかけた子どもが砂になる回(たぶん2期の「釜鳴り」)が忘れられません…。
そんな私に、今度は母が水木しげる先生の『妖怪画談』『続・妖怪画談』を買ってくれました。
これ、幼児向けの本ではないんですよね。今改めて読むと、なぜこの本にした?って感じなのですが、たぶん母も読みたかったのでしょう。
おかげで、セーラームーンのような可愛いものも、妖怪のような“おどろおどろしい”ものも好きという、心の中に相反する気持ちが同居する幼児期を過ごしました。私を妖怪の沼へと引きずり込んでくれた私の世界を広げてくれた両親には感謝しています。
息子は、恐竜や特撮ヒーローのようなかっこいいものよりは、すみっコぐらしみたいな可愛いものが好き。でも、妖怪も好き。相反してますね。親子ですね。
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親子3代を沼らせてくれた水木しげる先生ですが、今年は生誕100周年ということで、テレビや展覧会などで特集が組まれています。
【テレビ番組】
水木しげる生誕100周年おもな関連番組と展覧会のお知らせ(NHK HPより)
【展覧会】
水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~
期間:2022月7月8日(金)~9月4日(日)
会場:東京シティビュー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー52階)
(この展覧会、関東近郊住みなら行きたかった…!)
妖怪好きの方、水木しげる先生がお好きの方は是非チェックしてみてくださいね!
書誌情報
『水木しげるの妖怪えほん』
作:水木 しげる・NHKエデュケーショナル
出版社:講談社
発行年:2019年