【図鑑】『ふしぎがわかるよ!図鑑』
「なんで?」
「どうして?」
「○○って何?」
「なぜなぜ期」真っ最中の息子。
思えば1歳の頃から、目に入ったもの、気になるものすべてに対して「あれ何?」という感じで指をさしていました。
そして、5歳になった今でも、彼の好奇心は留まるところを知りません。
質問に対して、5歳児にわかるように説明するのって意外と難しいんですよね。
そもそも質問の答えが分からない、なんてこともあります。
最近では「なんで?」と聞かれたら
「いい質問だね。なんでだと思う?」と質問返し。
すると「○○だからかなぁ?」と子どもなりに答えを出してきます。
それが間違いであっても、答えに至るまでの過程を聞くと、息子なりに思考を巡らせていることが分かります。感心感心。
質問や疑問を持つこと
自分で解決する力(考える/調べる/人に聞く)
って、生きる上でとても大事。
この繰り返しが、自立にもつながるんじゃないかな。
余裕がないときは「何?」「なんで?」攻撃を蔑ろにしたくなるときもありますが…
子どもの好奇心は成長のチャンスと捉え、これからも大事にしていきたいです。
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そんな好奇心旺盛な息子がハマったのが
『ふしぎがわかるよ!図鑑』。
この図鑑では、身の回りの素朴な疑問を
①せいかつ ②たべもの ③からだ
④しぜん ⑤いきもの ⑥のりもの
の6ジャンルに分け、Q&A形式で解説しています。
写真やイラストが豊富で、易しい文章で書かれているので、子ども一人で読んでも楽しめる内容になっています。
我が家は親子で読みましたが、一緒になって「へぇ~!」と驚いたり、読んでいるうちに新しい疑問が芽生えたりと、たくさんの学びがある図鑑でした。
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「やってみよう」のコーナーでは、身近なものを使った実験が紹介されています。
我が家でも「きりふきで虹を作る」「ペットボトルで夕焼けを作る」「こんにゃくを使って地震の仕組みを知る」を実践しました。
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図鑑に登場する質問は、身近なことに関するものばかりなのに、大人の私も知らないことがたくさんあって…。
分かりそうで分からない。
当たり前すぎて、かえって答えられない。
そう、まるで『チコちゃんに叱られる!』を見ているときと同じような気分になりました。
「ねぇ、岡村?○○ってなぁに?」
(え…分からん…。当たり前すぎて「なんで?」とか考えたことなかったよ…)
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
(ヒィィィィ…ごめんなさーい💦)
チコちゃんの怒声が聞こえてきそうです…。
前に『めくって学べる きかいのしくみ図鑑』をご紹介した記事でも書いたのですが、子どものおかげで、身近なものに目を向ける機会が増えたように思います。
子育ては自分育てでもあるんだなぁとつくづく実感。
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子どもの好奇心を伸ばし、大人にとっても目からウロコの『ふしぎがわかるよ!図鑑』。
好奇心旺盛なお子さんと一緒に楽しんでほしい一冊です♪
書誌情報
『学研の図鑑 for Kids ふしぎがわかるよ!図鑑』
監修:横山洋子
出版社:Gakken
発行年:2015年