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紙芝居「かぐやちゃんともったいないでんき」できました!!

はじめての紙芝居が完成しました~!!!!!

かぐやちゃんと もったいないでんき|健康・知識紙芝居|紙芝居 児童書 教育画劇 (kyouikugageki.co.jp)

紙芝居、ケース入りです✨

かぐやちゃんはかぐや姫に憧れる女の子。
夜の町が明るすぎて、光る竹をだれにも見つけてもらえず困っていると、かみなりちゃんが町中の「もったいない電気」を食べてたすけてくれました! 

SDGsの目標7は「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」
世界には電力を利用できない地域や国があります。電気が十分に使える日本の子どもたちにとって、どんなことができるのか、その心がけや、電気のむだづかいについて考えることのできる楽しい紙芝居です。

対象年齢 : 3・4歳〜 / 小学校低学年〜サイズ: 263mm×375mm画面数: 12画面ISBN: 978-4-7746-1573-8Cコード: 8793発売日: 2022年5月

教育画劇さんホームページより

なんと昨今話題の「SDGs(エスディジーズ)」をテーマにした幼稚園・保育園生向けのシリーズのひとつです!
小学校の「調べ学習」などで取り上げられることの多いSDGs、小学生向け書籍は充実してきていますが、幼保向け、さらに紙芝居は初めてなのではないでしょうか?


「もったいないよ〜!」やさしく楽しいSDGs紙芝居|健康・知識紙芝居|紙芝居 児童書 教育画劇 (kyouikugageki.co.jp)

ぎらぎらした電気に囲まれて、竹の光が目立たない!!どうするかぐやちゃん!?

私の担当は「目標7」の電気に関するテーマ。
そこに……
「プリンセスたちが人気だけれど、日本の平安時代のドレスも素敵なのにな。出てくるお話、もっとあったらいいのにな!」と長年思っていた「十二単(女房装束)」の女の子のお話と、
『枕草子いとめでたし!』の単行本の描き下ろし部分でご紹介した「竹取物語」のおもしろさ、いつかどこかで使いたい! と思っていたのを合わせ技にしちゃいました!
昔話のパロディも、子どもたちが小さい頃寝る前のお話でたくさんしてきたので、それもいつか活かせたら……、とアイディアストックしていました。

天の人の登場シーン、かっこいい!!そしてドアが全部バーンと開く演出も素晴らしいぞ!

『枕草子いとめでたし!』も好評発売中です!(たらればさんの素敵なレビーも見てね!)


絵はこやまこいこさんが描いてくださいました!!!  
短歌カードゲーム「57577」を遊んでくださったときのマンガに一目ぼれして、お願いしました!!

主人公の女の子をキュートに描いてくださるかたがいいな、というのと、空を飛んでいる場面があるので、浮遊感と夜空と、夜の街を素敵に描いてもらえたら……とぐるぐる探しているときに、この可愛い幽霊たちの絵が飛び込んできて!!
『枕草子いとめでたし!』のときも「古典文学」ページのイラストの方を探していたら、絵本のサイン会にフクチマミさんがいらしてくださって、「絵本の神様が素敵な人をつれてきてくれた~」と舞い踊りましたが、今回も「短歌の神様が素敵な人教えてくれた~」とひとしきり歌って踊りました。
もふもふな幽霊たちのこと、絵本作家のきたがわめぐみさん(「おもちちゃん」プレゼントに大好評!)が教えてくださったのも嬉しかったです。
『もぐの夜』を読んで、さらにとりこに!!
私の脳内にいたころのかぐやちゃんたちよりも、もっともっと素晴らしい絵を描いてくださいました!!

主な登場人物の3人です。かわいい~かわいい~、校正しててもずっとかわいい~ってつぶやき続けていました。つま先立ちのポーズ見るたびにメロメロ!!

昔……ちょうど20年前。ベトナムに旅行した時に、ハノイの街を夜に散歩をしました。
どこのおうちも一階の一部屋に明かりがついていて、窓を開けはなしていて、家族がみんな集まっていました。
ガイドのグエンさんが「電気が居間にしかないから、一つの部屋に集まってるんですよ」と教えてくれました。
バイクがぶんぶん走る街を歩きながら、実家のテレビが一台しかなかったときや、エアコンが一台だけついたときに、家族みんなでその部屋に集まって、わいわいおしゃべりしたのを思い出しました。
すぐにテレビもエアコンも複数台になって、またそれぞれ姉弟で別々の場所にいるようになってしまったけれど、なんだか楽しかったな……と。
電気が簡単に使える国に生まれて、子どもたちに出来ること。もったいない電気を消すこと。それだけじゃなく、もったいない電気を消した子どもたちにも、なにか嬉しいな、と思えるご褒美みたいなものがあればいいな、とこのお話を書きました。


中学高校と演劇部だったのですが、実は小学生にころ、三鷹中央図書館で紙芝居の読み聞かせを見て「私も紙芝居読む人になりたい!」と思い、「紙芝居を上手に読むために演劇部で練習しよう!」と選んだのがきっかけでした。
その後図書館司書の資格も取って、絵本も書いて、読み聞かせをさせていただくことも増えました。
でも、まだ一番初めの夢「紙芝居を読む」ことはできていません。
いつかみんなの前で『かぐやちゃんともったいないでんき』を読みたいです。

キャラクターもそれぞれ話し方の違う、演じて楽しい脚本を心がけました。
「絵本」ではなく「紙芝居」ですからね。
え、つぎどうなっちゃうの!?という引きもたっぷりと!!
たくさんの幼稚園や保育園で、先生たちにいっぱい読んでもらって、どきどきわくわくしてもらえますように!!!

どの画面も素晴らしい12画面です!


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