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アルトラローンピーク6と8の比較

アルトラローンピーク6を2年間で700kmほど歩き、だいぶくたびれてきたのでニューシューズを買った
ローンピーク6がとても気に入っているので、現行ローンピーク8にした
新旧のローンピークが手元に揃ったので、比較をしてみる
なお、この間にローンピーク7が存在するが、履いたことがないので無視する


ローンピーク6の使い道は、山歩きのほぼ全てに使っている
低山はもちろん、立山、劔テント泊2泊3日縦走、雲の平テント泊3拍4日周回もこれで
低山の雪山も歩いたこともある
防水シューズではないので、足がふやけてひどいことになったのでおすすめはしない
防水ソックスも持っていっていて、雨の日はそれで対処しているが、幸いにもそれが登場するほどの雨には遭遇していない


サイズ
どちらも、メンズ、27.5cm

重量
ローンピーク6 公式の新品重量300g、現状264g 
ここまで軽くなってしまった理由はソールブロックの摩耗のためだろう
ローンピーク8 303g 新品時

上面

左のローンピーク6が、あまりにもやれすぎていて、別の靴のようだが、基本コンセプトは変わっていない

ローンピークは指部分がとてもゆるい構造
8を初めて履いた時、6よりもゆるく感じた
しかし、すぐにゆるい違和感は無くなったので、新品時特有の感覚なんだろう
その他の履き心地も6と何ら変わりない

ソール

ローンピークのソールは、足跡をブロックデザインに取りいれていた
8はそれを継承してはいるが、足跡をそこまでこだわらないデザインになった

ブロックパターンは細かく鋭角的になり、増えている
よりグリップ感を得るためだろう

かかと外側は多くの人が減っていくもの
そこは小さなブロックのままではなく、大きなブロックに変更し対処している
親指も大きめブロックに変更されていて、減り対策をしていると思われる
ひょっとすると岩場用、クライミングゾーン的な意味合いなのかもしれない

アウトサイド

つま先、サイドの当皮がなくなっている
そのかわり柔らかい樹脂で整形されている
強度はそれで十分なのだろう

インサイド

防水シューズではないので、つま先、サイドの水抜きスリットから水を排出する構造だったが、無くなっている
8を使ってみて分かったのだが、布自体にかなりの浸水性がある
もうスリットは必要ない判断なのだろう
ちなみに草地の朝露で、8の方が靴下への浸水は多い気がする

フロント

当皮、スリットが無くなりスキリした8
6はフロントにせり上がったソールが糸で縫い付けてある
過去のローンピークにはここが剥がれてくる事例があったので縫い付けたと聞いたことがある
8で無くなっているということは、縫わなくても剥がれない構造になったからかもしれない

リア

靴を履くときの指通しが横から縦へ、指通しの軽量化も兼ねていると思われる
ゲイター用ベルクロは健在

インソール

全く同じ形状と思われる

インソールサイド

ローンピークで、なにげに重要だと思っているのがインソール
指部分のソールが厚いのだ
多くの靴のインソールは、指部分がほとんど厚みがない
みなさんは、長距離、比較的重たい装備であるくと、指裏、指の付け根裏が痛くなったことはないだろうか
俺も多くの靴で痛くなっていたのだが、ローンピークにしてから、痛くなったことは一度もない

6の内側

黒い内張りが見える

8の内側

内張りはあるのだが、通気性がアップしているように見える

6つま先拡大
6アウトサイド

指が曲がる部分に穴が空き始めた
当皮も糸が無くなりつつある
岩場を歩くとダメージが進行する気がする

6のソールの減り

ブロックがかなり減ってきている

6のかかと

かかとが傷みやすいとの声もあるが、俺の場合は何も問題がない

8のソールアップ

トレイルの爪、6と同じく、グリップになんの不安もない


6は穴が開いてソールが減っているが、まだ問題なく使える
軽い山歩きにはまだまた使う気でいる

靴は、合う合わないがあり、壊れてから買ったとしたら、その靴が合わなくて山歩きが台無しになったりする
まだ今の靴が生きている時に次の自分にあった靴が手元にあることはとても重要なことだと思う
俺にとってそれがローンピーク8

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