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#3 正解はないのだ

GCDF第3回の記録。
この日はとっても不完全燃焼な日だった。

今回から隔回ごとに実技を学ぶ予定で、初めての本格的なカウンセリング実技。
トレーナーとは別に3名講師がゲストでいらして、クライアント役として対応をしてくれるとのこと。
早速メンバーが3チームに分けられ、午後までかけてブレイクアウトルームでどんどん実技練習を行う。
ゲスト講師は三者三様、反応や性格が違うタイプで対応される。
クライアント設定も毎度異なるため、何番目に実技をやろうが全く準備はできない。

それぞれの実技練習を終えるごとにゲスト講師がフィードバックをしてくれるのだが、結構辛口だった。
「突き放されたように感じた」「〜の言葉は嫌だった」「尋問みたいだった」…。
後から思い返せば、通過儀礼というか、このくらい極端に受け取るクライアントがいることを知っておいてねということだと思う。

実技練習を終えた後は、一つのお題に対してメンバーそれぞれがチャットで回答を返していくという、オンライン講座ならではのワーク。
相談に来たクライアントが発した第一声の内容に対して返す言葉を話し口調で文章にしてチャットで送るのだが、他メンバーの回答が見えてしまわないように事務局宛のみに送る。
それをゲスト講師が5点満点で評価をつけ、評価順に並べてフィードバックを受けるというものだ。

実技もワークも、フィードバックに傷つくなどは流石に全くなかったけれど、こちらとしては同じことをほんの少しだけ口調や言葉尻を変えただけなのに全く反応が異なることがなんとも解せなかった。
さらに、結局満点を取れた回答はなかったのだが、模範回答や講師にとってのベストアンサーが何だったのかというのは教えてもらえなかった。

その後メンバー同士での実技ロープレも行い講座は終了した。
なんだか他のメンバーみんなも解せないようだった。

後日復習として振り返ってみて思ったのは、クライアントにとってですら正解はないのだということ。
言われた内容に対してどう感じたか、を返すことはできるが、どう言われたらベストだったかというのは本人にも分からないのだ。
相手が違えばもちろん反応は異なるし、同じ相手であったとしても、その時の気持ち、状況によっては受け取り方が違う。
生きてる人を相手にするとは、そういうことなのだろうなと思った。

とはいえ、このまま試験を迎えるのは不安すぎるので、これからの講座で引き出しをたくさん増やしていきたいと思う。

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