心の傷を癒すということ。

NHKでこんな題名のドラマをやっていた。

メンタルヘルス系のnoteをしている私にとって、とてつもなく興味深いドラマなので録画して視聴しました。

第1話の要約としては、主人公の安(あん→在日韓国人らしい)が医師を目指し、精神科医になるまでの話です。(要約短けっ笑)

ちなみに安は柄本佑が演じています。

感想

第1話はなかなか展開が早いので、面白いというか、これからすごく面白くなりそうなドラマという印象をうけました。はやく次回が見たい!そんな感じです。

特に印象に残った主人公のセリフは以下2つ。

「(友人が医者を目指すのをやめると言ったのを受けて)理由がたくさんあるのは、ないのと同じこと。理由がないから、理由をたくさん並べるんだ。」(※正確ではありません。訳:記憶に自信がありません。)
「僕はあきらめるのが早いです。(後に結婚する女性が私は反対にあきらめが悪いと言ったのを受けて)羨ましいです。それだけ大事にしてるってことです。」(※こちらも正確ではありません。)

なんだか、グサッっとくるものがありました。この2つのセリフは全く別の場面で話されたものですが、同じ主人公が言っています。

同じ主人公が言っているのに、なんだか矛盾を感じるセリフのような気がします。この矛盾が人間らしさなのかなと思ったり。

このセリフを言っているのが心を診る精神科医であることを考えるとさらに心に響くものがありますね。

ドラマについて

調べてみると、このドラマは「心の傷を癒すということ」という本が元になっていて、著者は精神科医の安克昌さんという方です。なにやら心的外傷後ストレス障害の治療に大きく貢献した人らしい。

安先生は自身の体験をこの本にまとめたのでしょうね。ノンフィクションってジャンルになるのでしょうか?

ドラマの中で、安は大学で永野先生という教授の授業を受けるのですが、この永野先生のモデルは精神科医:中井久夫先生らしい。

中井久夫先生は風景構成法を開発した人であり、、とにかくすごい人。

風景構成法はたしか、クライアントに風景を描いてもらってその絵をみてどんな心の状態かを把握する心理検査の一つだった気がします。(どっかの本でちらっと見ただけなので合っているのかはわかりません。)

なんか本で学んだ人がドラマでやってるのを見るとちょっと嬉しい。

まとめ

ドラマの感想のnoteでした。まだ一話しか見てませんが、特に対人支援の場で働いている人にとってはかなり面白い内容になっているのではないかと思います。

またNHKなのでCMなくストレスフリーで見れるのでオススメです。笑

参考

ドラマ「心の傷を癒すということ」土曜の9時から NHKG

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